ランニングで登山する

 

ヤングです。この間RBRGスタッフでお昼を食べに行ったのですが、行った先のお店でキョンキョンの歌が流れていたらしいです。(僕は分からないですがw)

マ「名曲が流れてるよー、キョンキョンだよ、キョンキョン!ヤング知ってる?」

ヤ「分からないですー、深キョンですか?」

とトンチンカンな解答をしたわけです。

僕ら世代で言ったらAKBとかの立ち位置になるんですかね?(僕は前にバイトでアイドルの握手会のハガしとかやったことあります)

おい、何の話だよって感じですが

そんなゴリゴリのジェネレーションギャップがあっても一緒に走ったり、楽しめるトレイルランニングみたいなスポーツって中々ないですよね!

でも、そんなギャップが埋まらない部分もあるのです....。

 

僕は大学で山岳部に所属しているのですが、大学四年間を通して年々山を走っている人たちは増えたな~という印象があります。

のスポーツと比べても気軽にできるようなものではないのに、なんでこんなに増えたのかな~と思っていたわけですが、そこには意外と必然性があったようです。

山を走る行為は「登山」と「ランニング」の融合だと思っています。

とあるデータによると登山は日本の人口の約10%以上が経験をする国民的なもので(こんなにいるとは思わなかったです。)

マラソン、ジョギングといったランニングの括りについても人口の約12%以上が経験をするそうです。それだけ大きな母胎があれば、競技人口が増える事も納得ですよね。

そしてさらに、山を走る行為が世間に知られるようになったのはごくごく最近の話ですが、鏑木毅さんの「激走モンブラン」や日本アルプスを縦断する「TJAR」などメディアに取り上げられることが多くなり、世間の人たちの目に留まりやすくなったという点もあると思います。

 

そんなわけで、仲間が増えてうれしいなーと思っていたのですが、ここに来てギャップですね…。

日本には古くから山岳信仰文化があり、山は修行・信仰の対象、神聖なものであるという背景があります。比叡山の千日回峰行や栃木の男体山の女人禁制(現在は解禁)など

さらに、新興スポーツであるがゆえに世間からは厳しい評価を受けることもあります。

カルチャーギャップですねー

そんな山ヤ界隈(走っている人たちも含めて)では、お互いを受け入れられず、あーでもない、こーでもないと色々な議論が繰り広げられているわけです。

 

そんな時代の中で「俺が正しい」そう言わんばかりの鋭い切り口と独特な感性から語られる強烈な個を具現化したような本「ランニング登山」のご紹介です。

「ランニング登山」著:下嶋渓 執筆協力:松本大 写真:藤巻翔、室伏那儀

初版発行は1986年(僕が生まれる10年も前ですね)、そんなに前から時代を先取りしたかのように、山を走っている人たちがいたことに驚いたわけですが...

今回は初版本にスカイランナーの松本大さんが加筆する形で復刊し、より現代のランニング登山へとバージョンアップしています。

初版本著者の下嶋渓氏は1999年にマッターホルンでの滑落事故により亡くなられていますが、その魂のこもった一冊が現代に帰ってきました。

僕自身今は登山界所属なので、「あー、わかるなー」という部分と「いや、言い過ぎじゃない」と思う部分の両方がありました。山ヤ界隈でお互いの考えを知ることが出来る面白い本だと思いました。

丁度季節も深まり秋らしくなってきましたね。

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋...

現代のトレイルランニング、スカイランニング、ランニング登山を紐解いていく上ではこれ以上ない一冊となっています。深まる夜のお供にいかがでしょうか?(ヤ)