7/19~21の3連休で分水嶺トレイルに参加してきましたのでレポートです。今回は第1回。分水嶺トレイルの説明や、参加のいきさつ、装備の紹介等。
—
◆分水嶺トレイルとは
以下オフィシャルサイトより引用
分水嶺トレイルとは今年(2014)で4年目を迎え た縦走形態のトレイルレース。
奥多摩から4つの百名山(雲取・甲武信・金峰・ 瑞牆)と4つの分水嶺(多摩川・荒川・富士川・ 千曲川)を3日以内で踏破し、清里の獅子岩ま でたどり着く、、登山道95%の大変タフな縦走レースです。
参考数字
信越五岳 距離110km 累積標高差4700m
UTMF 距離160km 累積標高差
8000~8500m
分水嶺トレイルA 距離84km 累積標高差
8000m(カシミール)
分水嶺トレイルB 距離115km
累積標高差11140m(カシミール)
秩父・甲斐・奥多摩国立公園の中で、自分の荷物は自分で担ぎ、山のマナーを守りながら、単に競い合うだけでなく自然を満喫し健脚縦走を楽しむ大会です。 「いつかはトランスジャパンアルプスレースに出てみたい、その為の練習ができないかな?」という方、向けの大会になっています。
http://bunsuirei7.blog.fc2.com/blog-entry-14.html
こんな大会です。トレイルランニングの大会ではなく、縦走大会です。今年から青梅永山〜獅子岩まで115km 11140mD+のBコース(Aコース完走者のみがエントリー可)が新設されています。
—
◆参加までのいきさつ
トレイルランニングのショップをやる以上、継続的にレース以外での山の経験を積んでいく必要があると思っていました。昨年の春からmoonlight gearのメンバーと一緒にファストパッキングというスタイルで、ラン+縦走をスタート。夏には白馬岳〜祖母谷温泉〜阿曽原温泉〜仙人谷温泉〜池の平小屋〜黒部ダム(レポート未完w)という中々手応えのあるルートを2泊3日で回ることができました。そんな折、お客さんから分水嶺トレイルのことを聞き参加したいなと思っていたところ、参加希望の友人から声がかかり5名でチームエントリー。僕らのエントリーしたAコースは定員60名に対し今年は180名の応募があったそう。エントリーは「分水嶺」トレイルの実行委員の書類選考。過去の山行歴等もしっかり見られます。結果として審査を通過することができました。5人分の山行歴をあわるとかなり濃厚なものだったので、その点評価されたのではないかと思います。(ちなみにおんたけ100Kにもエントリーしてたんですが、日にちが同じだったためキャンセル。)
◆装備
<収納系>
○ザック:OMM / Classic25
— ある程度の重さを持った際の背負いやすさ・走りやすさが軽量ザックの中で一番高い
○ボトルポケット:OMM / H2OMM
— ザックのフロントに装着するボトルポケット
○サコッシュ:Zpacks
— マップ他、取り出しが頻繁に行うものを胸元に。防水性の高いハイブリッドキューベン製
○ザックカバー:45リットルゴミ袋
— 雨対策はザック内にゴミ袋を入れ、その中にドライサックを
○ドライサック(防水袋):Scrubba
— 携帯できる洗濯機スクラバ、栓が壊れた古いモデルをダクトテープで塞ぎドライサックに
-パッキングしたところ。割とコンパクトに収まっています。
<シェルター>
○シェルター:Heritage / Stock Shelter
— 行程的に数時間の仮眠が想定されたので、最も軽く設営が簡単なモデルをチョイス
-居住性は高くないけど、設営撤収が素早くでき緊急避難や仮眠メインの使い方には適しているストックシェルター
<寝具系>
○寝袋:OMM / Mountain Raid 1.0
— 380gという超軽量&小型の化繊シュラフ。10~8℃対応
○エマージェンシービビィ:AMK ヒートシートエマージェンシービビィ
— 化繊シュラフと組み合わせることで意図的に蒸れを発生させて保温できる。100g
○マット:KLYMIT / INERTIA X-LITE
— 173gの超軽量エアーマット。腰までのハーフサイズ
○マット:OMM / DUO MAT
— 通常時はザックの背面に収納されパッドとして使用。135g
-収納時はペットボトル大になる超軽量マット。KLYMIT INERTIA X-LITE
<機動系>
○シューズ:inov8 / Roclite 312GTX
— 9mmドロップで個人的にはトレッキングシューズ扱いw
○トレッキングポール:Black Diamond / Ultra Distance
— 通常時からツエルトの設営時まで幅広く使用。カーボン製
-旧モデルですが、個人的には古今東西の防水トレランシューズの中で一番好きなデザインのRoclite312
<飲食系>
○クッカー:EVERNEW Titanium Ultra-Light Cooker1
○バーナー:SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター
— これまでアルコールストーブかネイチャーストーブしか使ったこと無かったのだけど、今回は山行の特性上、対候製の高さとスピードを考えて初めてのガスバーナー投入。普通の人と順番が逆ですw
○ガス:SOTO / SOD-710T
○食器:SEA TO SUMMIT / X-CUP
— フラットに折り畳めるのでクッカーにしまいやすい
○スポーク:MSR
○ボトル:Seychelle / SURVIVAL PLUS
— 浄水ボトル。フロントポケットに入れてメインのボトルに
○ボトル:Platypus / PLATY 2ℓ BOTTLE
— 予備用
○食事:アルファ米、ラーメン、スープ等4食分
○行動食:メダリスト、クリフバー、vespa、炎熱サプリ等
-今回はアルコールストーブ(左)はお休み
<ウェア>
○Tシャツ:NB
— よくある化繊Tシャツw ロゴがかわいいです
○Tシャツ:Arc’teryx / Verox crew SS
— ハイク・ファストパックに重宝する通気性抜群のTシャツ。着心地がよく乾きも早いです。
○ウインドシェル:Mountain Hardwear / Ghost Whisperer Hooded Jacket
— フルジップ、フード付きで60gの超軽量ウインドシェル、とても重宝します
○パンツ:Patagonia / Strider pro-5
— レースで重宝する5ポケットランパン
○パンツ:山と道 / 5ポケットショーツ
— 天気がよければこれ1着で行きたいところだったが
○キャップ:Patagonia / Duckbill Cap
○ソックス:DRYMAX x2 スマートウール ハイクミディアムクルー(就寝用)
○インナー:ONYONE / ブレステックPP N/Sアンダー
— ポリプロピレンで疎水性の高いノースリーブインナー
○インナー:Arc’teryx / Phase SL Boxer Shorts
—個人的にレース等でも愛用する快適性最高の下着
○インナー:Finetrack / スキンメッシュ L/S、タイツ、ボクサー
— 防寒用&就寝用
○防寒具:Arc’teryx / Phase SV Zip neck LS
○防寒具:Finetrack / ドラウトセンサーパンツ
○防寒具:OMM / ROTOR SMOCK
— 220gの軽量化繊インサレーション
○雨具:OMM / Aether Smock
— eVent 3レイヤーで190gの超軽量。通気性が高いので夏場でも快適
○雨具:OMM / Kamleika Pants
— 4ウェイストレッチのレインパンツ、防寒具もかねて
○雨具:OMM / Kamleika Shorts
— カムレイカのストレッチ素材を使ったレインショーツ
-スタート時の装備。しょっぱい顔してるのは気にしないでくださいw
5人のチーム参加で、脚力にもばらつきがありそうだし、目標ゴールタイムが44時間ということで、走り少なめの行程を想定。睡眠は仮眠程度ということで、設営撤収が楽なストックシェルター、火気もスピード重視でガスバーナー。装備全体の重量ははかっていません。レースを通した装備の評価については後のポストで。
次回はレーススタートからのレポートです。