Tip of the ice berg News Paper#6 ドリームズカムトゥルー。裸で優勝。


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人間は誰でも力を出せる場所、タイミング、状況というものがあると思います。寒さに強い人、蚊が同じ部屋にいても眠れる人、イライラした上司を横目に誰よりもうまくコピーをとれる人……。その観点からいうと、私は「裸のときに速い人」ということになるようです。

私はいくつか夢を持っているのですが、そのうちの一つに「裸で海を泳ぎたい」というのがありました。その夢が先日8月10日(日)「裸で走る」という形と共に叶いました。ネイキッドのランニングイベント「Bare Buns Run 5K」に参加してきました!27歳、趣味ランニング、今一番欲しいものサバイバルナイフ。一体自分がどこに行ってしまうのかますますわからなくなっている今日この頃でしたが、このイベントでますますどこへ行くのかわからなくなった私です。この大会はバンクーバーのダウンタウンからバスで1時間弱のネイキッドビーチ、Wreck Beachで開催されました。

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この「縄文時代まで走って行こうぜ」感(?)のあるビジュアル、かなり好きです。

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エントリーは当日エントリーのみ、参加料は25$で記録計測あり(しかも手動ではなく、チップ計測!)、参加賞には写真上部のめっちゃ素敵なタンクトップがもらえます。今年の参加者はおよそ100人。ルールはとくにありませんが、写真撮影は禁止です(もちろん自分だけを撮るのはよし)。みんなリラックスしに来ているのでそれを妨害することのないように、とのことです。

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(地元新聞社からお写真拝借)

みんな裸でウォーミングアップ。自然と人間の身体というのは本当に美しいものです。しかし日本人吉村、今までネイキッド経験はもちろんなく、全てを脱ぐのにかなり躊躇しました。しかし「ええいっっ!!!」と思って脱いでみて一秒後「なんて気持ち良いだろう……」。最高です。

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テイクオフするのに時間がかかり、あっという間にスタート時刻。スタートラインへ小走りする吉村。しかしここである重大なことに気がついたのです。 IMG_2606 非常に単純なことですが、同様に一番大事なことでもあります。吉村の胸は決して大きくはありませんが、決して小さくもありません。「どうしたらいいんだろう……。胸を持って走る?それとも痛みに耐える?」急に弱気になった吉村の目に美しいお姉さんが映り、即刻質問を投げかけました。

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吉村(胸掴み中)「あのぅ……胸はどうしますか?掴んで走りますか?それとも……」

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一瞬でした。よっしゃー決めた。掴もう(笑)。ということで胸を掴んでついにスタート〜!!!! 10106533
コースは周回コースで3周します。この線をたどっていきます。

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砂浜なのでなかなか走りにくいところもありますが何度もネイキッドランナーたちとすれ違うので楽しいです。みんな笑顔で応援してくれます。おかげさまで吉村も快調に飛ばしました。おなかやお尻、普段日の当たらない場所にサンシャインや風が当たるのはこんなに気持ち良いものか、、と感動して鳥肌が立ちました。かなり自分の世界に酔っていたのか1周が終わる頃には胸を掴んでいた手が離れ、普通に走っていました。しかも痛さが気にならない。人間本当に不思議です(笑)。
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途中突然おなかが痛くなり、ペースを激減させながらもゴール、女子の部で優勝しました(記録は27分)!写真は男子優勝ランナーと共に。ちなみに女性は全体の30%くらいの割合でした。

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ゴール後はオレンジや水で水分補給、そのまま表彰式です。年代別表彰がめちゃくちゃいっぱいあって、ほとんどのランナーがなにがしかの賞をもらいました。私も年代別一位、さらに女子の優勝ということでメダルと賞状、さらにランニングショップでの150$のお買い物券をゲットしました!やった〜!!(大会で色々もらいすぎ。)

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ゴール後はそのまま裸で泳ぎまくりました。ビキニと裸の間にはこんな差があるのか、、、と。服を脱ぎ捨てると心の何かも同時に解放されるようなそんな心地よさとリラックスがありました。それ以来、若干部屋で裸気味の吉村ですが、元気です。みなさんもバンクーバーに来る際はぜひWreck Beachで裸ラン!それでは日本のみなさんごきげんよう! 次回は初挑戦の距離となったSquamish50kのレポートです。高校2年生以来ぶりに怪我をしましたがなんとか完走しましたのでお楽しみに。

keroz(ケロズ)

ランナー、1987年、新潟県生まれ。

本名吉村静。
京都造形芸術大学卒業後、
2010年、(株)アールビーズ入社。
マラソン大会の運営に携わり、
ランニング専門誌「ランナーズ」元編集者。
幼少期からとにかく走ることが好きで
国内外多くのレースに参加している。
フルマラソンの自己ベストは3時間39分56秒(2014年名古屋ウィメンズ)。

2014年4月から1年間カナダへ渡航し、
マラソン大会のボランティアをしたりと
ランニングカルチャーに触れてくる予定。

足が速いだけでは勝てないマラソンなど、
今のオリンピック種目にはない新しいスポーツを作り、
その競技だけで行う「ケロリンピック」開催に向けて日々活動中。

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