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2014年4月14日

クワバラ

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レース備忘録「2014ハセツネ30K」

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ハセツネ30に参戦してきました。備忘録として書いておきます。タイムは3:48:52 男子200位(1573人中)。来年以降サブ4狙う人の参考になれば。
写真はレース前、心折れ部の太一君と一緒に。(Photo by Tetsu Saito)
◆ここまでのコンディション
昨年8月のUTMBで気管支炎からリタイア。9月の信越はコンディションが戻りペーサーをしたものの、その後また状態が悪くなり、レースは全てキャンセル。11、12、1月はグループランで週10kmジョグる程度。この間体重が10kg以上増えましたw UTMFを控え2月からラン&ダイエット開始。2月頭は沖縄国頭トレイルで久々のレース完走も、その後のチーム100マイルBチーム練では坂練でビリ。トレイルは最初の2kmでリタイアと散々な状態。鏑木さんに「痩せた方がいいですよ。」とチクリ。2月は走行距離150kmくらい。3月に入り店が忙しくなりまた走る機会減少。ダイエットだけは順調に進み2ヶ月で10kg減に成功。UTMFに向けてもそろそろヤバいとなり3月後半から遅い走り込みを開始。ダイエット効果で身体はかなり軽くなったが、急激に体重を落としたため、足の筋肉も落ちていた。自分の持ち味の上りで力が入らない。焦って筋トレ等で筋肉強化。今週のトレーニングは火曜日ジョグ10km、水曜日park練(筋トレ+トレッドミル)、木曜MMA坂練(坂トレ+平地20km)、金曜parkパーソナルトレ(筋トレ)、土曜UTMF試走(本栖湖周回15km)でハセツネ30本番。
◆レース展開
1.スタート〜入山峠(第1関門)
目標はサブ4。スタート位置は4時間の集団より前3時間の集団の後方に位置。スタートダッシュは意識しすぎず、心拍数LTちょい上の160台中〜後半で走ると言うイメージ。が、レースがスタートしたら足が激重。連日の練習でかなり乳酸がたまっていてスピードが出ないw 更には心拍も170台に入ったりしていきなり危険信号w とりあえず心拍抑えることに集中して走る。スタートダッシュをかけるランナーにどんどん抜かされていく。「あぁ、今日ダメかも」と思うw ただ、体感では5:30/kmかそれ以下かと思っていたペースも上りが始まる2.8kmくらいまで平均4:55/km。平坦部分で4:30/kmくらいで走っていた様です。
ロードが上り基調になってくるあたりから歩くランナーが出始める。ロードのゆる上りは得意なのでこの辺からトルク重視の走りでゆっくりながら少しずつ前を抜いていく。林道の砂利道に入り斜度がキツくなるが走りは止めず。最初っから乳酸がたまっているけれど、ゆっくり走っている分にはあまりキツくない。スピードが出ない分”粘り”をテーマに設定。この辺からは走っている人と歩いている人半々位。そこそこ前を抜いたけれどここまで心拍は常時170台、自分的にはこの心拍だと割と後が心配w
林道が終わった木段から渋滞スタート。自分的にはここまでそこそこ息をあげたのでむしろ渋滞はありがたい。RODのタケさんと一緒になりしばし話ながら進む。15~20人前にはチームメイトの小松さんの姿も。小松さんは昨年3:40の走力。目安になる。いい位置につけていたのか、渋滞は10分くらいで抜ける。58~9分くらいで入山峠に。
10014564_605886812834119_1519576233795426112_n– 刈寄林道の上りをのんびり走っていく(Photo by Takashi Ohbayashi)
2.入山峠〜篠窪峠仮設登山口(第2関門)
ここからはロードの下り。さっきまで見えていた小松さんは既に見えない。ロードの下りは苦手ではないのだけど、みんなスピードが早くあまり順位があがらない。途中スリーピークスコースディレクターの小山田キャップを抜く。この後に備えて足を温存している様。自分は脚力に余裕が無く行けるところまで行くしかないので、下りの重力のお世話になりつつ先に進む。
森久保分岐を右に曲がると下り基調から転じて上り基調に。しばらく進むと小松さんを捉える。若干調子が悪そう。「UTMFもあるし無理しないで下さいね。」と声をかけてパス。しばらく進んで上りの斜度がキツくなったので歩きつつ補給をしていたら小松さんに抜き返された。これは俺も気抜けないなと思い、再び上りのロードを走り始める。結果、第2関門まで小松さんと二人パックで止まることなくロードの上りは全部走り通せた。追いついてきた小山田キャップと3人で第2関門到着。途中道ばたで順位を数えてくれている人がいてその人によるとこの時点で250位くらい。
10152430_605887439500723_1833221233140266597_n– 小山田キャップ(Photo by Takashi Ohbayashi)
3.篠窪峠仮設登山口〜入山峠(第3関門)〜ゴール
ここまで足は割と使ってきてずっと乳酸たまっている感じだが、意外とまだ行ける。醍醐丸の上りも何人かパスしつつ進む。15Kポストを過ぎて一点下り基調。ここで小山田、小松両名は一気に先に行ってしまった。自分は足が軽くないのでマイペースで進む。ただ、足が重い割に下りは力を抜いてそこそこうまく下れた。
市道分岐から峰見通りへ。ハセツネ本番でも苦しむアップダウンの連続を本番とは逆に進む。何個上り返すんだよーというくらいしつこいアップダウン。入山峠手前の登り返しでは足が攣る寸前。そう言えば電解質とか漢方とか攣り系に効くものを持っていなかった。筋肉を使う位置を慎重にしつつなんとか攣らないで先に進む。市道分岐までは割と良いペースだったが、峰見通りの後半では少しペースが落ちつつ、入山峠に到着。
ここからゴールまでは下り基調で走りやすい。ここまでのタイム的にはトラブルがなければサブ4はいけるなと言う感じ。峰見通りで足は終わったと思ったが、走れる下りだとまた動き出す。今熊神社で階段を上るところは少し辛いものの後はゴールまで駆け下りるだけ。この辺からハイカーさんがちらほらいたが、抜く際に声をかけて挨拶するとみなさん「頑張って!」と気持ちよく応援してくれた。発電所のロードで一瞬足が止まりかかるも、折角なんで3:50をきりたいと思い頑張る。結果3:48:52 200位。第2関門手前から50人抜いてのゴール。ここまでのトレーニング量や脚力を考えると十分すぎる出来。ただし昨年の同タイムの順位は100位くらい。参加人数の増加とレースの高速化の影響でしょう。
13823804935_dfb3d2b1f2_h– 最後は笑顔でゴール(Photo by Koichi Iwasa/Dogs or Caravan
◆総評
スタート時から足が重く、そこで”粘り”をテーマにしたことが逆に良かった。渋滞回避についてだけど、極端なスタートダッシュで心拍上げると後々絶対キツくなるので、それより上りの林道をゆっくり頑張って前を抜いた方が良いと思った。上り下りの得意不得意もあるけど、サブ4するなら、刈寄の林道をゆっくりでも走って上れるかと、第2関門までのロードの上りを走って上れるかがポイントだと個人的には思う。逆にこういう区間に耐えれる筋持久力がないと、どっちにしろその後の峰見通りがきついはず。個人的には高心拍で回し続けてもばてなかったこと、疲労を抱えたまま走りきれたことは自信に繋がった。ダイエットで始めた低糖質の食生活が、長距離走る上で生きてる感覚がある。次でるとしたらサブ3.5目指したいけど、スピードと強さ両方必要だと思った。
◆ペース
0:00 >> スタート
↓ 0:58
0:58 >> 入山峠(第1関門)
↓ 0:19
1:17 >>森久保分岐
↓ 0:34
1:51 >> 篠窪峠仮設登山口(第2関門)
↓ 0:13
2:04 >> 15Kポスト
↓ 0:24
2:28 >> 市道分岐
↓ 0:42
3:10 >> 入山峠(第3関門)
↓ 0:18
3:28 >> 今熊山
↓ 0:20
3:48 >> ゴール

◆装備
○ヘッドギア:サロモンヘッドバンド
└ 髪の毛をまとめるのに重宝。汗抜けも良く使い勝手よし
○インナー:ONYONE
└ 疎水性の高いポリプロピレンのインナー。大量に汗をかいたけど肌は最後まで快適
○Tシャツ:鳥羽T(Arc’teryx Phase SL SS)
└ こちらもポリプロピレンを含むTシャツ。インナーとの組み合わせでストレス一切無し
○アームウォーマー:Finetrack アクティブスキンアームウォーマー
└ 気温が高く最初から最後まで下げたままだったw
○パンツ:Fintrack アクティブスキンショーツ
└ 特にストレス無し
○ショーツ:Patagonia Strider Pro 5
└ 走りやすさと収納力のバランスよし
○ソックス:DryMax Lite Trailrunning
└ 晴れててもDrymax 特に問題無し
○シューズ:inov8 Trailroc245(2014)
└ 個人的に50マイルまでのトレイルだったら一番良く履くシューズ
└ 2014から補強のパターンが変わりより足の指が今まで以上に動かしやすくなった
└ ソールは薄いがグリップが強力で、ハセツネのコースにはとても合っていると思う
○ザック:ULTIMATEDIRECTION SJ ULTRA VEST
└ AK RACE VESTで良かったんだけど、見当たらなかったのでSJで出走w
└ 背中の上で背負えるのでレース中のストレスは一切無し
○ボトル:Raidlight Bottle Raidx2
└ 750mlのストロー付きボトル
└ 最初は少し揺れが気になったが、内容量が減ると落ち着く
└ 止まって給水することが少ないハセツネ30の様なレースでは
└ 最小限のアクションで給水できるのがよい
※ONYONEのインナー以外Run boys! Run girls!で取扱ありますw ONYONEのインナーも近日取り扱い開始予定。
◆補給
ジェル3本(メダリストジェル、CRIF SHOTx2)VESPA HYPERx3(レース前1 中2)
麦茶1.5ℓ
◆その他
新宿を5:38に出る中央線で出発し、7:00に武蔵五日市に着いたが、会場までの歩き、受付、着替え、トイレ、荷物預け等してスタートまでちょうどいい時間配分だった。もう少し後についていたら受付やトイレも混んでいたのでバタバタしたはず。この辺りにも定員増の影響があったと思われる。
今回初めてのハセツネ30だったが、STUDIO KEG NETさん製作のハセツネ30K攻略マップが役に立った。コースの各ポイントの詳細説明から、ペースシュミレーションまでA4四つ折りサイズにぎっちり詰め込まれています。更には攻略動画へのリンクも掲載!Run boys! Run girls!で仕入れた20部も告知無しで完売。今後もハセツネ本番の攻略マップ、次年度の30K攻略マップと取扱予定。
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PROFILE

クワバラ | Kei Kuwabara

Run boys! Run girls! 店主。体重が増減しがち。その分ダイエット得意がち。2020年に何かの大会で10位以内に入るプロジェクト」通称「にな10」を立ち上げるもコロナ禍やなんやかんやで頓挫。UTMF、UTMBや、Pine to Palm(Oregon / 100mile)、OMM (UK)などを完走しています。

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