「あてもない時間」を走ることで意図的に作り出そう
皆さんお元気ですか?カナダはバンクーバーからケロズです!相変わらずご無沙汰してますが、なんとかサバイブ、元気にしています。
去年のパンデミックが始まって以来、生活がガラッと変わりました。会社を解雇され、時間がめっちゃできたのでコミュニティ・ガーデンで野菜を育て始め、英語を学びにカレッジに行き、その他の時間は写真を撮ったり、走ったり。英語は移民のためのプログラムで授業料は政府がサポートしてくれていてほんまに助かる。やりたいことが変わってきた分、生活のルーティーンも変わり、現在は週に2日働きながら上記のことに情熱を注ぐ日々。週2日勤務だからたくさん贅沢はできないけれど、野菜は自分で作ってるし、生き方を見直すいい機会になっています。
英語の授業は月曜日から木曜日の週4日、毎日2時間程度Zoomを介して受講している。パソコンを見つめる時間が莫大に増え、ストレスが溜まって夜眠れなくなったりする時期も増えた。人生今まで不眠症に悩まされたことがなかっただけにショックだったし、パンデミック前は毎日フィジカルに行動してたんだなぁ、と思い知った。
さらにさらにメンタルの疲れ。日本にそもそも帰れないし、友達にも会えないし、レストランはお持ち帰りだけだし(今現在のバンクーバー)、心がだんだんめげてくる。さらに家にいる時間が長いとSNS見ちゃうし、あてもなくネットサーフィンしたり、この「自分が見たいもの」にアクセスできる環境がいつも整ってるってことが急にしんどくなる。そういえば前に、IT先進国のエストニアの田舎をエストニアの友人と旅した際に、友人が「やっっっとネットが届かない場所にきた!やっとね!」と嬉しそうに言っていた。エストニアは行政のサービスをオンラインで利用できたり、フリーWifiがどこでもあったりで、端から見ていると「進んでるなぁ」と思うけど、私の友人は「いつでもどこでもアクセスできるのもどうかと思うよ」と言っていて、その感覚に似ている。
このごちゃごちゃの頭とモヤモヤの身体どうにかしたい!ってなった時に思ったのが「図書館行きたい」と「走りたい」だった。図書館て色んな本がずらっと並んでて、自分が読みたいものも探せるけど、思いもよらなかったトピック、タイトルの本に出会える楽しさがある。
そして次にランニング。走ることってやっぱり万能薬だなぁと思う。精神的にも身体的にもうまく整えてくれるなぁと感じる。今はレースの予定もないし、距離もタイムも目的地も決めずに着の身着のままただただ走る。疲れたら歩くし、走りたくない時は音楽を聞きながらゆっくり30分程度散歩する。これだけでかなりすっきりするし、頭の疲れがごっそり取れる。
なんか自分の頭の中の検索履歴を消去する作業みたいにも最近感じる。とにかくこの「あてもない時間」が自分のメンタルヘルスにとってはとっても大事だと気づいたのです。一人で何も考えない時間。家でも一人になれるんだけど、やっぱり外に出ていくとその消去作業がさらにはかどる。そもそも春だし外の方が気持ちがいいし!
読者の皆さんもコロナで思わぬ予定変更があったり、自宅勤務で目がしばしばになったり、いろんな疲れがあるはず。こんな時だからこそ、自分をちゃんとメンテする習慣を身につけるのも悪くないと思います。ランニングがきっとそれを助けてくれるはず。さぁ外へ走りに出かけましょう!
~ケロズからプチお知らせ~
今週4月17日(土)に、京都は亀岡市で開催中の「かめおか霧の芸術祭」でトークショーに参加します!カナダでの暮らし、ガーデニング、走ることなどを質問を受け付けながらお話ししていきます。対談相手は私の大学時代の恩師であり、陶芸家であり、芸術祭総合ディレクターの松井利夫先生。予約が必要ですが、もし海外で暮らすことやガーデニング、アートなどなど興味があればぜひ視聴していただきたいです!詳細は以下のリンクから確認できます。よろしくお願いします~!https://kiribuewisdom2021.peatix.com/view?fbclid=IwAR0pYbEsBLKwqKxnRjfGvx1NCa20r1BA43oWHBusoaAQvNtAOE1X2BZTK-4