夏の手袋
トレイルラニングで何をやっちゃいけないって、いちばんのダメは転ぶことでしょう。すべての災いは転ぶことから始まります、そもそも「痛いし」。打撲だけで済めばいいけど、手のひらや膝を擦りむいたり(つまりは出血します)はそこそこあたり前、ときに捻挫、運が悪きゃ骨折します。転んだ先が岩壁や崖だったら、とんでもないことになります、走るどころか動けなくなります。
あなたは「そんなあ、山で転んだことなんかないよ」と言うかも知れません、でも達人でもレジェンドでも転びます(誰も言わないけど)。山を走る以上、あなたが転ばないわけがないんです。そして、残念だけど経年とともに転ぶ回数は増えていくんです(誰も言わないけど)。
転倒経験の豊富なウチサカは、せめて手のひらだけでも守りたい。そんなことから(ぺらぺらの安っちい)手袋をしています。夏に手袋、はあ? かもしれないけど、擦り傷防止だけじゃなくて、夏は特に顔の汗ふきにいいんです。夏は汗が目に入って走りにくいことしょっちゅう、なので手袋したまま、おでこや目のまわりをグイ、100%綿ですから100%汗を吸ってくれます、完璧です。
でね。1週間前までは完璧だと思っていました。けれど、ベストのポケットからスマートフォンを出したり、シャッターを押したり、ボールペンを取り出してメモを書いたり、時計のボタンを押したり、ジオグラフィカをスクロールしたり、ポールを折り畳んだり伸したり・・・いちいち手袋をはずさなきゃいけません。面倒だなあ。
そうか、指先(だけ)が使えればいいんじゃん。昨日、ためしに親指とひとさし指、中指の先っぽをほんの少し切り落としました。すると指先が使えてなんと素晴らしい操作性、上記のすべて手袋したままOKです。
要約。擦り傷防止と汗ふきに綿のぺらぺら手袋をどうぞ、指先を切り落とすと(ほんの少しでOK)まるで手袋をしていない素手の操作性になります。
作業手袋の世界一は「おたふく」。なのでウチサカは「おたふく手袋 縫製手袋 [綿100% マチ無し 袖口ノーマル] WW-947 L (10双組)」を愛用しています。男子はLサイズがいいと思うな、さっき調べたらアマゾンで10組764円、左右(はないんだけど)ひと組76円ちょいってこと。