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2024年11月13日

内坂庸夫

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「大爆音&ノイキャン」

走るときに「外部の音も聞こえるから安全」という理由で、つまり不完全な音響システムゆえにランナーに人気な骨伝導イヤフォン。最近の寒い朝ランも楽曲つきならモチベーションになります。いいよね。

この前、友達が言うんです、山の帰りに川っぷちをジョグしながら。

ウチサカさん、「ショックス」を持ってますよね(ハイ、持ってます)。この前、ショックスを聞きながら、耳穴に小指を突っ込んでポリポリしてたんですよ。そしたら、そのとたん、えええ! ってくらいの重低音なんです。なので小指で両耳をふさいでみたら、もうすごいのなんの。ドルビーサラウンド、IMAX、大爆音です、ためしてみてください。

へえ、家に帰ってやってみましたよ。耳に小指を突っ込むのはカンタンです。そしたら、ほんとに腰抜かしました。だったら両耳を「耳栓」で塞いだらどうよ、で、やってみました。はい、もう土下座レベル。そもそも耳栓ですから、それだけでノイキャンもついてきますし。

耳穴にフタをすることで、耳の中の密閉された空洞がコツデンをさらに共鳴させるんじゃないかな? 3000円クラスの中華コツデンでも「BOS・」なみに響き渡ります。

ハイレゾだの、オープンエアだの、ノイキャンだの、なーんにもいらない。飛行機に乗るとタダでくれる耳栓だけでいいんです。もう笑っちゃいます。

そうそう、耳栓をあんまり奥まで突っ込んじゃダメ、だって耳穴という音響空間が狭くなっちゃうから。耳栓は軽めに、ちょっとだけ突っ込む、音のトンネルを長く、が重低音、ドルビーサラウンド、IMAXにつながります。

屋内で、できれば自宅でお楽しみください、外の音はまったく聞こえませんから。出歩くなんて、ましてや走るなんてとんでもありません。

家でちんまりネトフリやアマプラ鑑賞にどうぞ。あ、隣の彼女から話かけられてもまーったく聞こえないからご注意。

*重低音、ドルビーサラウンド、IMAX、大爆音などの表現はウチサカの耳がそう言うております。あなたの耳には違うように聞こえるかもしれません。

 

内坂庸夫

PROFILE

内坂庸夫 | Tsuneo Uchisaka

「ヴァン ヂャケット」宣伝部に強引に入社し、コピーライティングの天啓を授かる。「スキーライフ」「メイドインUSA」「ポパイ」「オリーブ」そして「ターザン」と、常にその時代の先っぽで「若者文化」を作り出し、次はなんだろうと、鼻をくんくん利かせている編集者。
 2004年に石川弘樹に誘われ生涯初のトレイルラニングを体験(ひどいものだった)、翌年から「ターザン」にトレイルラニングを定例連載させる。09年に鏑木毅の取材とサポートでUTMBを初体験、ミイラ取りがミイラになって12年吹雪のCCCに出場(案の定ひどい目に遭う)そして完走。(死にそうになったにもかかわらず)ウルトラってなんておもしろいんだろうと、13年、UTMBの表彰台に立ちたい、自身の夢をかなえようと読者代表「チームターザン」を結成する。
 「ターザン」創刊以来、数多くの運動選手、コーチ、医者、科学者から最新最良な運動科学を学び、自らの体験をあわせ、超長距離走のトレーニングとそのマネージメント、代謝機能改善、エネルギー・水分補給、高所山岳気象装備、サポート心理学などを研究分析する。ときどき、初心者のために「100マイルなんてカンタンだ(ちょっとウソ)」講習会を開催してる。

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