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2025年8月4日

クワバラ

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夏場に本格的な山岳エリアに行かれるトレイルランナーの方へ

桑原です。暑いですねー。暑いと低山は走ってられないので、2,000m超える本格的な山岳エリアに行く方も結構いるのではないかと思います。北アルプスなんて特に人気ですよね。今日はそんなトレイルランナーの皆様に向けてブログを書いています。

今日、Run boys! Run girls! スタッフでありトレイルランナーズ協会の理事でもある松井から「北アルプスの山小屋の方から、多くの登山者がトレイルランナーに不安の声をあげているという話を聞いた。ランナーズ協会でも改めてトレイルランナーに注意喚起を促したいと思っている」という旨のことを伝えられました。

具体的には

  • 走ってすれ違い、追い越しをする
  • トレイルランナーが走る際の落石などが不安

などの声が上がっているとのこと。

また、軽装で山を登っていることに対する不安視も多くあるようです。軽装に”見える”登山については僕もファストパッキングなどで安全性をしっかり考えた上で、行程、装備などを色々工夫して装備を切り詰めていた経験もありますのでひとえに全てを否定はしませんが、もしすぐ下山できる低山と同じマインド&装備で北アルプスに行っていたとしたらそれはとても危険なことです。すぐに考えと装備を改めて欲しいです。

そんな方には、過去に軽装で北アルプスに登ったトレイルランナーが急激な天候の変化に対応できず、駆け込んだ山小屋の方に苦言を呈された以下のブログを読んで欲しいです(過去のブログにつきアーカイブサイトから拾いましたので、再生まで時間がかかるかもしれません)。

大天井ヒュッテ スタッフブログ「トレラン登山者に一言」

※翌日のブログにはこんなテキストがありました

追伸

昨日のブログのトレランの方から事務所にファックスが入りました。

無事下山出来た報告と、お礼と謝罪の言葉、反省の気持ちを今後に生かします。といったような内容です。

無事に下山出来たことが何よりです。更に今回の事を素直に反省され今後の活動に生かしてくれれば嬉しいです。是非次回はちゃんとした装備で来て下さい、待ってますよ。

街が近いエリアや大会など割と安全な中でしかトレランをしたことがなく、登山の知識・装備が足りないまま、仲間に連れられて北アルプスなどにいきなり行ってしまうトレイルランナーは結構いるのではないかと思います。

そういう方には、まず

自分の装備、経験、知識、動向する仲間は行こうとしているエリアに見合っているか?

それを考えて、調べて欲しいです。

参考までにいくつか”簡単な”登山の心得のリンクを貼っておきます。

北アルプス山小屋友好会「登山者の皆様へ~ 登山の心構え ~」(pdf)
https://kita-alps.yamagoya.gr.jp/wp/wp-content/themes/kita-alps/img/index/attitude2022.pdf

山と渓谷オンライン「初めての登山」
https://www.yamakei-online.com/beginners/

それから、トレイルランナーの方って、落石について無頓着な方が多い印象がありますので、過去に落石について書いた記事のリンクも貼っておきます。

そういった諸々をクリアした上で本格的な山岳エリア行かれる際は、追い越しやすれ違いの際はゆっくり歩いてすれ違うなど、周囲に対する配慮を絶対に忘れずにしてください。これは低山であろうと同じことなんですが、本格的な山岳エリアではぶつかったりすることのリスクがより高いですから、そのことを十分認識してください。

本格的な山岳エリアに行こうとしている方以外でもトレラン以外に山の経験を積んでこられていない方は、この機会にご自身の知識、経験、装備、配慮などに関して改めて見つめ直していただけると良いと思います。

一方で、体力や機動力に優れたトレイルランナーが登山者の役に立って感謝されたというような話も耳にしています。山に行くもの同士が互いに助け合い尊敬できるような関係を作っていきたいですね!

PROFILE

クワバラ | Kei Kuwabara

Run boys! Run girls! 店主。体重が増減しがち。その分ダイエット得意がち。2020年に何かの大会で10位以内に入るプロジェクト」通称「にな10」を立ち上げるもコロナ禍やなんやかんやで頓挫。UTMF、UTMBや、Pine to Palm(Oregon / 100mile)、OMM (UK)などを完走しています。

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