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2026年5月31日

ばんり

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奥信濃2023タイムを振り返る

スタッフばんりです。5月末と「直前」もいいところですが、ご来店のお客様の中でも「奥信濃100」出場される予定の方も増えてきたこのタイミングで「僕の2023年タイム」を振り返ってご参考にしていただけたら、ということで3年前の奥信濃100を振り返ります笑

僕の結果は《19:53:32》で完走。制限時間は21時間です。

「完走目標」「20時間前後」の方だけに参考になる情報ですのでお気をつけください!

タイム

2023年2026年距離関門2023通過タイム時刻区間タイム
STARTSTART0km0:00:005:00:00
A1どんぐりの森A1どんぐりの森13km1:57:00(およそ)6:57:001:57:00
27km地点A2会場エイド27km11:004:49:469:49:462:52:46
A2糠塚32km5:46:2410:46:240:56:38
(新)A3WA38km15:308:00:00(およそ)13:00:002:13:36
A3カヤの平A4カヤの平48km16:309:26:1714:26:171:26:17
A4カヤの平A5カヤの平58km18:3012:30:2817:30:283:04:11
A5糠塚A6糠千72km20:3014:25:3119:25:311:55:03
A6ケヤキの森A7ケヤキの森84km22:3016:39:3321:39:332:14:02
A7糠塚A8糠千95km0:3019:02:340:02:342:23:01
FINISHFINISH100km2:0019:53:320:53:320:50:58
計測のなかったA1と2026で新設のA3WAは2023年の走行ログからおおよその時間を出しました。

2023年の奥信濃は僕にとって初の100kmレース。最長距離更新の大会でした。その前まではFTRみなのの50kmが最長。フルマラソンもまだ出たことがないくらいの頃でした。(確か)

オフィシャルコースマップはこちら

2023年と2026年とでは、27km地点がデポバッグのみ使えたのがエイド化して「A2会場エイド」に変化、A2,A5,A7と3回立ち寄っていた糠塚(ぬかづか)が「糠千(ぬかせん)」に名前が変わり、1回目はスルーしてA2からA3WAまで区間が伸びています。

START~A1どんぐりの森

▶︎区間距離13km ▶︎経過1:57:00(計測なかった?のでログからおよそで算出)

いきなりゲレンデを登り、またゲートをくぐりに降って、トレイルの入り口で少し渋滞してから、細いシングルトラックへ。僕は数分程度の待機でトレイルには進めて、その後はトレイルが細く抜けないのでひたすら前のランナーについていく流れ。ペース自体は僕にはちょうど良かったですが、あまり早いペースのランナーの間に入ってしまうとスタート直後の高揚とアドレナリンのおかげで走れてしまうかもですが、消耗はしてしまいそうな。

エイドにつくとトイレ待ちの列がぎっしり。僕は幸いタイミングではなかったのでスルーして水の補給だけ。ただこの後しっかり高社山に急登で隊列が続きペースが遅く抜くのも簡単じゃないので、しばらくトイレ行けなくなるのが心配な方は時間がかかってもA1で立ち寄っておくのをお勧めします。

A1どんぐりの森~27km地点(現A2会場エイド)

▶︎区間距離14km ▶︎区間タイム2:52:46

高社山の登り区間はボリュームゾーンだと、まだ隊列が続きひたすら前の人についていく流れ。山頂まではざっくり4kmで600mを登るので平均で約15%の急な登り。

まだ元気

上りに入る前に横移動区間がありペースが上がりつつも、山頂通過後は急なゲレンデの降りがあったりで下りが苦手な方はあまりペースが上がらないかもしれません。(が、まだ序盤なので落ち着いて◎)

急すぎて怖いところもあります

2023年はこの高社山ループを終えスタート地点に戻ってきたところではエイドがなく、代わりにドロップバッグをおくことが出来たので、僕はスタート時27km分だけ補給食を持って、この27km地点であとの70km分の補給食&持参したペットボトルから水をフラスクに追加しました。2026年はここがA2会場エイドにもなりドロップバッグも使用可能なので水はエイドで汲み、補給食はドロップバッグから追加ということが可能みたいですね。

スタート直後に登ったゲレンデに帰ってきて、降るとエイド

27km地点(現A2会場エイド)~A2糠塚(※2026年はスルー)

▶︎区間距離5km ▶︎区間タイム56:38

27km地点・糠塚エイドともに計測地点がINなのかOUTなのか不明なので大体これくらいということで。

どちらかといえば走れる区間で、この頃には隊列もばらけ始め、ペースの近いランナーと淡々と進んだ印象。ただ途中、エイドに着く直前は日陰のない直射日光ロードゾーンの緩やかな登りがあって、結構歩いた記憶があります。

暑かった区間

A2糠塚~(現A3WA)~A3カヤの平(現A4)

▶︎区間距離16km ▶︎区間タイム3:39:53

※現A2会場エイド~A3WA区間は11km 区間タイム3:10:14

エイドを出てからまもなく林道に入り、緩やかな登りの木陰ゾーンが続きます。元気なら走りたい斜度ですが、僕は走れず早歩きしました。

沢沿いということもあり暑さは和らぎ、心地よいくらい。

そして本題の「本沢川」沿いの(当時はまだあまり踏まれていない)泥っぽく緩いサーフェスの細い1本道をひたすら登ります。ここも約7km(現A3WAの先の約40km地点。高標山付近のルート上で最高地点1700mまで)で1100m登ります。平均斜度は約15%(一般的なトレッドミルの一番きつい斜度ですね笑)。

もちろん15%一辺倒なこともなく、緩かったり手を使わないといけないほど急だったりを繰り返します。(今年はどれくらいトレイルが歩きやすく成長しているんでしょうか?)

途中、河原のようになっているポイントではいわゆる「ドボン」で全身で涼をとっているランナーも複数。気楽に休みながら行くのが正解ですね。水温はというと何℃かわかりませんがとりあえず「キンキン」です。

ここが僕にとっては「子供時代のアスレチック広場」みたいな印象で、遊びに夢中でふと気づいたら体力が切れて一気にトーンダウンした感じ。登るのに夢中で水分補給もカロリー補給も少しおざなりになってしまい、「全然補給してなかったわ」と後半で気付いてから急いで水を飲み出して(飲みすぎて)本沢川トレイルをちょうど登り切ったところで水切れを起こしました。そこからさらに10km進まないと次のA3カヤの平エイドにはつかないんですけどね笑

ただそこまで緊急事態にならなかったのは、標高が上がりある程度涼しく、かなり走りやすいサーフェスで気を使わなくて良くなったこと、補給も怠っていたために力が出ずペースも上がらず発汗量が抑えられたことなどがあると思います。

加えて、最高地点を過ぎて下り基調に変わった林道区間で膝も痛くなってきて、そもそも走れなくなってきました笑 いわゆるランナーズニーで、膝の外側がだんだんキリキリ。

走りたいけど走れないもどかしさ

ちょうど本沢川沿いトレイルを登り切ったところでウォーターエイド(現A3WA)がある2026年の皆さん羨ましい。僕がちょうど水切れ起をこした地点!ここで水が切れていなかったらもう少し走れたかな。。。

というわけで膝を庇いながら、だいぶスローペースでA3カヤの平に到着。

やっと辿り着いた

A3カヤの平~A4カヤの平(現:A4~A5)

▶︎区間距離10km ▶︎区間タイム3:04:11

そんなこんなのダメージ(脱水、エネルギー切れ、膝痛い)で、この10kmループはまともに走れず3時間かかりました。本当は「ブナの原生林」ゾーンで爽やかに走って景色を楽しみたかったんです。きつくてほとんど覚えておりません。とにかく体が重くて走れず、この辺りから50kmのボリュームゾーンの選手に抜かれ始めます。(早い選手には本沢川沿いで抜かれ始めています)

クラブメンバーの助け!

ただエイドの付近で私的サポートを受けることができ、ループ終わりのタイミングではクラブメンバーが白湯を出してくれたりしょっぱいスープを出してくれたり、BASE BREADくれたりしてかなり助かりました!

この辺で時刻が17時半くらいだった&走れる林道が始まるポイントだったので、まだ明るかったですがエイド出る前にヘッドライトを装着。ただ結局は点灯させずに割と林道の下の方まで降り切って、最後に谷間で暗くて点灯させたような気がします。(装着しなくてよかったかな笑)

A4カヤの平(現A5)~A5糠塚(現A6糠千)

▶︎区間距離14km ▶︎区間タイム1:55:03

「ほぼ全て林道のくだり」99%が降りと言って差し支えないこの区間。キロ6分のジョグで進んでも1時間半くらいのはずですが、かなり時間がかかっています。理由はシンプルで「膝痛い」でした。

ずーっとこれ

もう今となっては右か左かも忘れてしまいましたが、この時はとにかく腸脛靱帯の先の膝頭の外が痛かった!歩くのも躊躇うところですが、本当は全部走りたい林道区間。全部歩いたら関門に間に合わないかもしれない。でも走りたくない。そんなこんな思っているところ、ふとポッドキャスト「Chicken on Tuesday」の秘技「テン・トゥエンティ」が頭をよぎり、それを降りに使えないかと。

そもそも「テン・トゥエンティ」は登りで10歩歩いて20歩走ることで休みを入れつつコンスタントにいいペースで登り続ける技(というやつだったはず)で、膝が痛い降りで僕は「GPSウォッチ見ながら、700m走って300m歩くことで休みを入れながら降り続ける」に変換しました。

ちょっと休むと回復する膝の具合がぴったりでした。700mは我慢ですけど。

「全部歩くとキロ10~11分ペースになってしまうけど、一部走るならなんとかキロ8~9分ペースで維持できる」という感じ。

キロあたり1~2分しか変わらないように見えるけど、それが14km繰り返されるので合計で15~20分くらいの差になる。それだけ前に進めれば関門をなんとか気にしないくらいで走れるかもしれない。とメンタル的にも少し余裕が。

ただ、痛みは痛みとしてそこにあるので、淡々と続く林道と変わらない景色がかなり痛みを意識させましたが、「この700m+300mをあと◯回繰り返せば終わる」と何度も心に言いつけてなんとか耐え切りました。

林道が終わるあたりで1回とエイドにもう少し近づいたところで1回渡渉があります。そのうち1回は(今も変わってなければ)濡れることは絶対に避けられないタイプの渡渉です。諦めてジャバジャバ進みましょう。そしてもし替えのソックスを持参していると、残り30kmも足のトラブルを回避できるかもしれません。(糠千エイドで履き替えるのが◎)

A5糠塚(現A6糠千)~A6ケヤキの森(現A7)

▶︎区間距離12km ▶︎区間タイム2:14:02

エイドでTENGU BALMを塗り直して食べ過ぎないようにしっかり食べ、水を汲み出発。引き続き膝は痛くて走れず「700m走る+300m歩く」作戦を続行。

この時はノースフェイスのSummit Vective Pro初代でした。

1400m前後の標高から延々続く林道で600mほどの里山に降りてきて思ったのは「暑い」でした。標高が低く湿度が高く、森に覆われて風もない。そして再びの林道。

数時間先行する前の選手と林道の轍をすれ違いで片側ずつ使いながら、ひたすらに1列で林道。練習ならほとんど走れているだろう緩やかな斜度をひたすらに。

エイドが近づき、住宅街に出る頃にはフラットも走れない(走りたくない)くらいの体力レベルと心。すぐ近くを共にする他のランナーも歩きがちでなんとなく雰囲気に飲まれてもいる。

そうしてようやく辿り着いたA6はAnswer4・LDAのメンバーがエイド担当。

居酒屋モヒカン

A6ケヤキの森(現A7)~A7糠塚(現A8糠千)

▶︎区間距離11km ▶︎区間タイム2:23:01

顔を知ってくれているエイドスタッフに励まされ、そばだったかうどんだったかを一杯食べ、トイレに行く。最終的には大きな声援で追い出される。

元気なさすぎて無口でした笑

もう全然走れない。笑

走らなきゃと思って走り出すと、すぐ歩きたくなる。でもそれが休憩として効いたのか膝の痛みが少し減っている。登り返しは他のランナーより早く登れる。元々登りの早歩きは得意だった。

この辺りからはもう気合だけ。補給を最低限忘れないようにしながらも、疲れた足も股ずれも、靴擦れも意識の外。

再び林道のくだり始めに辿り着いた時、制限時間をチェックし少し余裕があることを確認。「この降りだけは全歩きして膝を温存して、最後の糠塚からゴールまでの5kmは全部走ろうかな」と思い始める。

A7糠塚(現A8糠千)~FINISH

▶︎区間距離5km ▶︎区間タイム50:58

ちょうどタイミングよくマーシャル業務を務めているクラブメンバーと同時に出発。「最後全部走ります」と宣言したのかどうか覚えてないですが、励ますようにペースを合わせて走ってくれてとても嬉しかった。

少しの登り返しは歩いたものの、スキー場の麓までの並行移動は全て走り、歩いているランナーを何人も追い抜かせてもらいました。(そんなに走れるならもっと前から走ればいいのにって思うかもしれませんが、本当に走れなかったんですよ不思議ですよね)

そしてこの奥信濃のゴールの醍醐味でもある、最後のゲレンデ一気登り。笑

流石に走れないよと思いましたが、後ろからランナーが走ってきてるよって誰かが教えてくれて(順位競ってるわけじゃないんですけど)なんだか走らないと!と思って走りました。こんなに疲れてるので走れるの不思議ですよね。

そして登り切ったゴールゲート前には多くの応援の方が待ち構えていて「花道」状態。深夜の1時なんですけど。

ありがたく通らせていただいて、ゴールゲートへ。

次走るなら

・A2会場エイドまでは焦らず流れに身を任せる。細い道で追い越しても疲れるだけ。結局登りで詰まる。

・本沢川沿いのトレイルに入る時は水をしっかり持って行く(A2で1~1.5L持つ)。区間距離は11kmだけど3時間程度かかる。想像以上に疲れる&登るのに夢中で補給を怠るので注意

・下りの林道は全部走りたい(鍛える)

・渡渉後用に替えのソックスを持参していたら、塹壕足も防げた。(足裏が少しシワシワになった)

・ブヨにめっちゃ刺されるので対策(肌を覆いたいけど暑さ対策とトレードオフ)特にカヤの平。サポートの人も。

というわけで

出場の皆さん頑張ってください。2023年の僕の記録でした。後半は気合です◎特に70km以降は!トラブルに見舞われた時、どう振る舞うのか。100km以上は足が速いだけでは完走できない距離感だと思います。

とはいえ最後は気持ちです!笑

ばんり

ちなみに信越五岳2023のタイムのブログはこちら

PROFILE

ばんり | Banri Uehara

2018年にハイキングの延長でトレランを始める。元々ランボーのお客さん。TOMOさんのPodcast"100miles100times"を聞いて育つ。高尾に通いすぎて高尾で働き始めたり、ギア好きが高じてショップで働き始めたり。現在の目標はロングレースを走れる身体の丈夫さを身につけて、山をもっと自由に走って歩いて、立ち止まって景色を見渡して過ごせるようになること。

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