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2019年2月27日

マツイ マツイ

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鎌倉でトレイルランニングをしてみた

トレイルランナーにとって、鎌倉でトレイルランニングと聞くと
「うらやましい」もしくは「走って大丈夫なの?」のどちらかの答えが返ってくると思います。

ちなみに私は「走って大丈夫なの?」と思っていた方。

そんな私が鎌倉でトレイルランニングをしました!という話です。

 

結論から言うと、鎌倉でトレイルランニングは「できます」。

新聞や雑誌で騒がれたように、確かに一時、心無いトレイルランナーの行いにより、鎌倉のハイキングコースは、ランニング禁止にした方がいいのではないか?という動きがあったことは事実です。

しかしながら、鎌倉のトレイルランニングを愛する多くのランナーの啓蒙活動により、鎌倉でのトレイルランニングを禁止にするという条例は現在(2019年2月時点)はありません。

ただし、多くの地域が抱えているように、心無いランナーの行いによって、走れなくなる危機があるのも事実です。

これは、鎌倉だけで起きている問題ではなく、今は何も問題になっていない地域であったとしても、一度トラブルや事故などが起こると、たちまちに「トレラン排除」の動きが起こらないとも言いかねません。

鎌倉で起きたトレイルランナーとハイカーさんの問題は、今後いつ、どこの山で起きても仕方ないような、問題とも言えます。

鎌倉でのトレイルランニングを愛する方々が、独自で鎌倉を走るルールを発表しています。
マップも配布しているようです。

鎌倉トレイル協議会:https://www.facebook.com/kamakura.trail
『鎌倉はこうはしろう。』動画:https://www.youtube.com/watch?v=SLqLNJKJojY&feature=youtu.be

『鎌倉はこうはしろう。』資料:http://www.orienteering.or.jp/event/2015/150111kamakura.pdf

この動画と、マップでルールがわからないような人は、トレイルランナーじゃないと判断してもいいんじゃないの?とすら思いますが、このルールはあくまでも独自ルールであり、拘束力がないという点、また1番の問題は結局「相手がどう思うか?」の世界というところでしょうか?
ルールを守ってない人が、トレイルランナーっぽい姿をしていたら「トレイルランナー」と思われてしまうということです。

だったら、何したって意味ないじゃん!とは思わずに、やっぱり1人1人が、思いやりと配慮をもってトレイルを走ることが必要になります。
なので、鎌倉を走ろうと思ったら、まずは上の動画をしっかり見てから走りましょう。

 

今回「鎌倉は走っても大丈夫なの?」と思っていた私が、鎌倉を走るきっかけになったのは、
最近トレランを始めた友人2人から「冬でも走れるトレイルを教えてほしい」と言われたことから。

私が住んでいる山梨では、里山と呼ばれるような山であっても、通常1月~3月初旬まで雪が残り、初心者の方がトレイルランニングを楽しむことは難しい山が多いです。
なので、今回「冬でも走れるトレラン」と言われた際に、昔走った「鎌倉」を思い出しました。

でも、私が以前走ったころは、トレイルランナーとハイカーの問題は起きていなかったころ、果たして今はどのぐらいの問題が起きているのだろう?と、鎌倉のトレイルに詳しい方何名かに「どこを走ったらいいか?」「実際走ってもいいのか?」を確認し、当日は鎌倉在住で、普段「鎌倉グループラン」のアテンド役をしていただいている、山田洋兄さんにガイドをお願いした上で走ってきました。

私が走ったコースは
衣張山から天園を経由し十王岩までの役12㎞のコース。
平日の10時半に走り始め14時頃には終了の約2時間のトレイルランでした。

 

鎌倉トレイルの入り口にいらっしゃった愛らしい石仏。道祖神かな?

 

とにかく楽しく走れたコースですが「楽しかった」という想い出なら誰でも伝えられると思うので、鎌倉トレラン問題と合わせて、今回はブログを書かせていただきます。

 

1)走り始めに「天園はトレラン禁止よ!」というお姉さまに会った

走り始めて間もなく。
まだ衣張山に向かう途中の住宅街で、1人のお姉さまに遭遇。お互いにこやかに挨拶し、通り過ぎようとしたとき

「トレランの方?」と聞かれ「そうです」と素直に返事をすると

「天園はトレラン禁止だから。条例で決まってるから。」と、突然強い口調で言われる。

こう見えて私、一応トレランの協会の理事やってる者で・・・とは言いませんが、トレラン禁止条例は鎌倉にはありませんよと伝えると

「いや、もう禁止になるから行っちゃだめよ」と、さらに強い口調になる。

ここで、会話に矛盾点ありますね。とか、条例で禁止になっていないことは、行政にも確認済みです。とか言っても平和解決はないので「ありがとうございます、気を付けます」と言って通り過ぎる。

実際のところ「トレラン禁止」という条例はなく、代わりに先に記載した「鎌倉トレイル協議会」さんが作成した「歩く人に出会ったら歩く人になろう。」というルールがあるのみ。

ただ、実際「トレイルランニング」をあまり好意的に思っていない方がいるんだなということに触れた瞬間でした。

 

2)平日の里山&ハイキングコースなのに、まぁまぁ人いるね

これが1番驚いたかもしれない。
山梨の甲府駅の近くの山は、ほとんど人がいず「武田の杜トレイル」だって、全然会わない。
人に会わな過ぎて逆に怖いなーとか思うぐらい。
だからって大声で歌とか歌ってるとうっかりトレイルランナーに会うから要注意(笑)

でも、ほんと甲府で山走ってると「何か(動物とか幽霊とか変質者とか)出てきたらどうしよう」って思って怖くなるぐらい誰にも会わないのに、この日も10組近いハイキンググループや単独ハイカーさんに出会った。
(実際甲府の山で何か変なものに会ったことは無いけど、1人の時はちょっぴりドキドキする)

 

3)ハイカーさんはみんな好意的

これも驚いたこと。
すれ違うハイカーさん(5人組ぐらいが多かったかな)。みんなトレランスタイルの私たちに好意的。
挨拶すれば普通に返してくれるし「がんばってね」なんて言ってくれる方も多かった。
嫌な顔されたのは、トレイルに入る前の住宅地で会ったお姉さまのみで、その後すれ違った方は全員好意的だった。

 

さて、好意的な人もいるけれど、結局ハイカーさんが多い山を、トレイルランナーが走らなくてもいいんじゃないか?問題がブログを読んでいる方の頭の中に疑問で浮かんだと思います。はい、私もそうです。これまで山梨という山に囲まれた(恵まれた)場所に住んでいた為そう思っていたのですが、今回こうやって実際鎌倉トレイルを走らせてもらって事により、大きく印象が変わりました。
それは、「安全・安心なトレイルだな」ということ。

いや、もちろん山だからきちんとした装備、準備が必要なのは当たり前。
でも、例えば普段走ってる山梨の里山だと、登山口は民家に近いけど、一度入ったらどんどん民家から離れていき、人もいない、里から離れた場所をひたすら走ることが多いです。
コースさへ覚えてしまえば、快適に走れるのですが、それでも私のように女性が1人で走るのは少々不安になるような場所が多いのも事実。
それに引き換え、鎌倉は街と山が近く、1度トレイルに入っても、民家がすぐ見えたり、トレイルの途中に突然住宅街が出てきたり、公園やコンビニも近く、何かあってもすぐに街に帰れる安心感は大きいと思いました。
また、難易度も低く、危険と思われる個所が少ないこと、それでいて登りも下りもしっかりあることで、初心者からベテランさんまで十分楽しめるトレイルと言えるのではないでしょうか?
まぁあとは地理的要因で、都内から比較的近い山でトレイルランニングをできるという利点もあるとは思いますが。

でもやっぱり、マナーやルールは守らなきゃねって深く思った1日でした。

私が走ったのは2月の平日で、たぶんもっともハイカーさんがいない時期だったと思います。
これから、桜、新緑、紫陽花と、鎌倉トレイルはきっと多くの方でにぎわうと思いますので、もし計画されている方がいたら、お互いが気持ちよく過ごせるように、思いやりを持った行動をとって、トレイルランニングを楽しんでください。

 

十王岩からの景色は最高でした。

 

今回の装備

ベースレイヤー:C3fit / エアーベントスポーツブラ
ベースレイヤー:OMM / Trail Tee Long sleeve
アウターレイヤー:Answer4 / Wind Shell
パンツ:Houdini / Swift Pants
ザック:The North Face
シューズ:salomon / SENSE PRO 3
キャップ:山と道 / メリノウールキャップ
サングラス:Answer4
行動食:トレイルバター ダークチョコレート&コーヒー

 

PROFILE

マツイ

マツイ | Yumi Matsui

Run boys! Run girls!山梨在住スタッフとして、主にオンライン業務を担当。練習嫌いの為、レース順位も体重も変動が多く、最近は自分自身の体調管理の為、年に1度100km以上のレースに出る事を目標にしている。最近は自分自身が出場するより、サポーターとして関わることが多いが、これまでハセツネ70k、ONTAKE100、STY、八ヶ岳スーパートレイル100km、ASO Round Trail100、分水嶺トレイルなど完走。スリーピークス八ヶ岳トレイルの言い出しぺとして、現在も事務局長として活動中。