<HOUDINI>から、意外にもブランド初となるバックパックが登場しました。
その名も『Bag It』
北欧スウェーデンから届けられる極上の着心地、確かな機能性、そして機能ウェアながら美しい色彩と洗練されたデザインで、アウトドアシーンの中でも唯一無二の存在感を放つブランド、<HOUDINI(フーディニ)>。
そんなブランドが生み出したBAGは、やはり機能性を備えながらも美しい色彩と限りなくシンプルなルックスで仕上げられたミニマリズム溢れる逸品なんです。
防水性、伸縮性に優れた高機能素材
メインの生地は軽量で防水性と耐久性に優れ、雪山にも対応するスノーシェルに使われている生地「Bedrock Stretch 3L Hardshell™」を使用しており、防水性が高いだけでなく、伸縮性に優れているのが特徴です。
しなやかで肌触りが良く、想像以上にストレッチが効くので荷物をたくさん入れてもつっぱり感はありません。
適度な20リットルの容量は街でも旅でも山でも
メインの開口部はロールトップで、荷室の容量は約20L。
巻き加減により容量を調整することができるため、荷物が少ないときはコンパクトに、多いときは最大まで広げて使用することが可能です。
ロールトップで開けるのがめんどくさいなぁと思う人もいるかもしれませんが、トップを巻かずにサイドバックルだけ留めておくことで、少しひらけばそのまま中身にアクセスし易くなります。
内側にはパソコンなどを分けるための大きなスリーブと、小物用の小さなポケットを2つ配したシンプル構造。
大きなスリーブは16インチほどのノートパソコンでもA4のファイルでも余裕で入るサイズ。ただし緩衝材は入っていないので、パソコンはケースに入れた方が良さそうです。
チェストストラップやウェストベルトはないのであまりランには向いていませんが、通勤通学などのデイリーユースから旅行などのサブバッグ、登山のアタックザックとして幅広い用途に適しています。
Simple is Best. ミニマルなデザイン
無駄なデザインや装飾はなく、表面にリフレクタープリントのブランドロゴのみ。
メインのボディカラーに合わせてそれぞれストラップとパイピング、ロゴの配色が異なります。
「True Black」はその全てが黒で統一されているので、よりシンプルでちょっとフォーマルなシーンでも使いたい人にオススメです。
ちなみにSTAFFキーはHOUDINIらしい柔らかな色味の「Parachute White」、僕は一般的には正直売れにくいフェイバリットカラーのバーガンディ「Optical Red」をチョイス。
正直、どのカラーも捨てがたいです。
環境配慮から生まれたプロダクト
HOUDINIは環境配慮に関する意識も高く、マイクロプラスチックを使用した製品を使用していないだけでなく、ウェアを土に埋めれば2年ほどで自然に戻る素材を採用するなど、自然環境に負荷を与える製品の生産は行わず、持続可能な製品販売を行っているブランドです。
この「Bag It」に採用した生地は、ウェアの生産過程で余ってしまったものをリユースしており、資源の有効活用、ローコストを実現しているだけでなく、使い古したら再度リサイクルが可能という、優しい存在。
商品名に潜むブランドのアイデンティティ
ちなみに商品名の『Bag It』
シンプルで響きの良い商品名なのでちょっと気になって調べてみました。
そこで見つけたのが、こちらのアメリカの映画。
タイトルはその名も『Bag It』。
ビニール袋やその他のプラスチック製品が、人体、地球の生態系、海洋環境など自然環境へ悪影響を及ぼす事を紹介した2010年公開のアメリカのドキュメンタリー映画。
そしてこれまでも紹介したように、<HOUDINI>は自然環境に負荷を与えない、循環するものづくりを目指しているブランド。
これは偶然の一致ではない気がしますよね。
『Bag It』を使って、無駄なプラスチックやビニール袋を無くそう。
それが商品名に込めた、「自然」「環境」を大切にする<HOUDINI>からのメッセージなのではないでしょうか。
(※)商品名と映画の関連付けは個人の見解です。