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2024年2月13日

内坂庸夫

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みんな知ってるよね。

ちょっと前。トレランイベントを取材してたのさ、前をゆく男子の靴ひもがほどけちゃって、「ヒモほどけてるよーっ」って教えてあげたのさ。彼、すぐに立ち止まって結び直したんだけど、あれれ、蝶結びが「甘い」んだなあ。

彼は「きつい蝶結び」を知りませんでした。みんは知ってるよね、左右それぞれどっちか同士(*)を左右同時に、ぎゅーって引っぱればいい。かなりきつく結べる、そう簡単にはほどけません。

おまけ。ダブル蝶結び。靴ひもが長くて、結んだあとでも「輪っか」が余って、何かに引っかけそうだったら、いちど「きつい蝶結び」をしたあとに、長く余った「輪っか」ごと、もういちど蝶結びすればいい。1回目は「きつく」、2回目の「輪っか」ごと、はそれほどきつくなくて大丈夫。

(*)慣れないうちは、2本どっちが「締まるひも」がわかんないから、とりあえず、どっちか選んで引っぱってみる、もしゆるんじゃったら、そっちじゃないってこと。あはは。

 

内坂庸夫

PROFILE

内坂庸夫 | Tsuneo Uchisaka

「ヴァン ヂャケット」宣伝部に強引に入社し、コピーライティングの天啓を授かる。「スキーライフ」「メイドインUSA」「ポパイ」「オリーブ」そして「ターザン」と、常にその時代の先っぽで「若者文化」を作り出し、次はなんだろうと、鼻をくんくん利かせている編集者。
 2004年に石川弘樹に誘われ生涯初のトレイルラニングを体験(ひどいものだった)、翌年から「ターザン」にトレイルラニングを定例連載させる。09年に鏑木毅の取材とサポートでUTMBを初体験、ミイラ取りがミイラになって12年吹雪のCCCに出場(案の定ひどい目に遭う)そして完走。(死にそうになったにもかかわらず)ウルトラってなんておもしろいんだろうと、13年、UTMBの表彰台に立ちたい、自身の夢をかなえようと読者代表「チームターザン」を結成する。
 「ターザン」創刊以来、数多くの運動選手、コーチ、医者、科学者から最新最良な運動科学を学び、自らの体験をあわせ、超長距離走のトレーニングとそのマネージメント、代謝機能改善、エネルギー・水分補給、高所山岳気象装備、サポート心理学などを研究分析する。ときどき、初心者のために「100マイルなんてカンタンだ(ちょっとウソ)」講習会を開催してる。

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