UTMF/STY 本栖湖試走記
4/12(土)にUTMF/STYコースの後半、本栖湖周回トレイルを試走してきました。ここのコースは過去2回のレースに使われていないことと終盤の疲労がたまった状態ではきついという前評判もあり、一度見ておくべきだなと思いUTMF/STYに参加する仲間達と一緒に試走してきました。その簡単なレポートです。
詳細図、UTMF16/STY8:本栖湖とあわせて読んで下さい。
http://www.ultratrailmtfuji.com/images/racers/course/pdf/2014/16.pdf
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1.竜ヶ岳下〜A10本栖湖
竜ヶ岳をおりて、2012・2013年のエイドである青少年スポーツセンター方面へは向かわず、湖畔のロードを西側へ進む。ロードは積雪・倒木・落石等あり。当日までに融雪は進むと思いますが、数カ所走りにくい箇所あり。エイドまではフラットなロードを3km。
– ロードは4/12時点でこんな感じ。結構荒れている。
– 倒木と積雪で道が塞がれている箇所も。(レースまでには走りやすくなると思いますが。)
– 地図から判断するに、浩庵テント村の看板のある開けたスペースがA10本栖湖エイド。
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2.A10本栖湖〜中ノ倉山
エイドを出てロードを少しだけ進むとキャンプ場あり。この裏手からトレイルに入る。最初のピーク中ノ倉山までは1.5kmで300m強上る中々の斜度。150mくらい登ると佛峠と中之倉峠の分岐の看板。ここでちょっとだけフラットになりまたすぐ残り150mの急斜度へ。上りきったところが最初のピーク中ノ倉山(1247m)。
– このキャンプ場の裏からトレイルに入る。
– トーテムポールの間を抜けて。
– つづら折れのトレイルへ。足下がドライですべりやすい。小さな石も落としやすいので注意。
– 右側が崩落しているロープ場あり。特に多くの人が通った後の後半は要注意。
– 分岐の看板まで来ると上りは後半分。
– 残りの上りの方が斜度はキツい。上りきったところが中ノ倉山
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3.中ノ倉山〜パノラマ台
ピークから150mほど下ると、細かなアップダウンはあるもののそんなに辛くない尾根を1.5kmほど進む。ただ、土がドライであまり踏み固まっていないので少しすべる箇所があり。いずれにせよUTMFの人はレース後半、体力も集中力も切れてくるので慎重に進むのが良いかと。途中千円札の富士山の展望台脇を抜けるが、時間帯や体力等を考えるとここの景色を楽しめる人はそう多くないと思う。というか展望台はコースから少しそれたところにあるので、わざわざ行ける人は余裕のある人ですねw そうこうしているうちにパノラマ台の上りへ。1kmで200m上る。つかれた足には中々キツいはず。分岐の看板が出てきたら上りは終わり。パノラマ台はすぐそこ。
– 一部岩場あり。
– レース中はきづきにくい位置に展望台への分岐あり。
– 展望台からは千円札に描かれている富士山が眺められる。
– 写真からは伝わりづらいがパノラマ台への上りも斜度はキツい。
– 分岐の看板まで来たら上りは終わり。
– すぐにパノラマ台到着。
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4.パノラマ台〜東海自然歩道
パノラマ台からは一気に下り!と思って油断してはいけません。100mくらい勢いよく下った後に烏帽子岳へ50mほど登り返します。烏帽子岳からはつづら折りを300mほど一気に駆け下ります。ここもそれなりの斜度なので足が動いてるうちは良いけど、踏ん張り聞かなくなってくると辛いかも。下り終わるとフラットな東海自然歩道に合流。本番はこの東海自然歩道を城山方面に向かうが、今回の試走は本栖ロッジ方面に抜けて終了。
– 烏帽子岳を下ると東海自然歩道と合流。
– ここからロードに出るまで東海自然歩道のフラットで本当に気持ちの良いトレイルが続く。
走行動距離15km 約3時間
キャンプ場のトレイルヘッドから烏帽子岳下りたところまで 約8km 獲得標高約750m 約2時間(展望台とパノラマ台で休憩20分)
終盤のつかれた身体だと、本栖エイド〜東海自然歩道の合流まで2時間半〜3時間と言ったところでしょうか。
本栖湖周回だけいくのであれば景色も良く適度に上りがいもあるトレイル。UTMFの後半に通ると斜度のキツさに若干心が折れそうになるかも。天子山地が終わったと安心せずに、本栖は天子の最後っ屁くらいに思っていた方が良いでしょう。
– Ambitの高度データ。高度を細かく合わせていないので標高の誤差あるが(パノラマ台は実際は1,296mではなく1,328m)距離と高度の参考にしてください。