何をして、そしてどうなった?UTMF2019
気づけばUTMFを走ってからもう半月、ちょっと時間の経過の早さに愕然としますね(汗)
先日UTMFの暫定リザルトが各カテゴリごとに発表されましたが、参加された皆さん今年のUTMFはいかがでしたか?
今年は雨そして雪での中断と予期せぬ展開となり、不完全燃焼で終わってしまった方も多いと思いますが、自然の中で遊んでいる以上こればっかりはどうしようもないのがトレイルランニング。
そして大事なのは、UTMFに向けて努力をしてきたその過程だと思います。
選手一人一人、生活環境が違って練習できる時間もそれぞれ違う中で各々が工夫して己の目標に対して練習をしてきていると思います。
ということで今回は昨年11月末にエントリーが決まってからUTMFまでの間に行ってきた自分の練習に関して書いてみようと思います。
1. 目標設定
まず練習する上で必要になってくるのが、目標の設定。
これがないと練習自体も漠然としてしまいますし、モチベーションも維持しにくいですよね
今回自分は昨年のUTMFのリザルトから他のレースでタイムが近い選手を探し、また高めに目標を設定するためにその選手のタイムから1時間短縮した時間を目標としました。
ちなみに具体的な目標タイムは28時間台(できれば前半)でのゴール!
正直これまで100mileレースでは納得のいく走りができたことがなく(大抵途中で睡魔に襲われ思いっきりペースダウンすることが多い)、自分にとってはなかなか高めの目標タイム設定です。
2.練習プラン
なかなか日々走る時間が作れない中で、この目標タイムとこれまでの100mileレースの結果からテーマとしたのが、擬似100mileの環境で練習すること。
キーワードは「疲労」・「睡魔」・「ソロ」
そして、この3つのキーワードから行ってきたのが深夜のロング走。
以下、月一ペースで行ってきた深夜のロング走です。
12月・・・日光140km
なんだかんだ一発目のこの練習が一番ハードでした(笑)
仕事終了後、深夜0時にお店をスタート。ひたすら国道4号を北上、制限時間は帰りの終電の時間。
結果ゴールの日光駅には制限時間内に到着できず、日光市内の今市駅で終了〜
仕事中のグループランも合わせると約150km
1月・・・勝田マラソン応援帰宅ラン
いつもお世話になっているご夫婦の勝田マラソン完走の応援に行き、そのまま帰宅ラン。
深夜になると街中でも気温がー3℃となり装備のテストにはよかったですが、結局調子が悪く取手駅で終了。
応援ランと合わせて約85km。
2月・・・Ultra Gear Market50km
まず、結果からいうと今回のUTMFは25時間40分ほど(正確な記録は残っていないため不明)でA8二十曲峠で雪のため自主終了(中断の発表前に)となりました。
では、練習の効果がなく惨敗だったのか?
個人的にはタイムこそ及ばなかったものの、全体を通して非常にうまく走りをコントロールできていた実感があります。
スタートからA8まで大きく崩れることなく200位前半をキープし、後半に向けてまだペースを上げられる若干の余裕が残っている状況でした。
また、自分にとって100mieレースでの鬼門となる睡魔も、これまでの練習で深夜に走ることを体に慣れさせていたことで何度か厳しい時間帯はありましたがA6忍野での15分の仮眠のみで切り抜けることができました。
これまでの100mileレースでは確実に2時間以上睡眠に費やしてしまっていたので、これは今後につながる大きな収穫となりました。
4.今後の改善
今回のUTMFでの目標に対して圧倒的に足りなかったのが日々のトレーニングと体重の管理。
この2点はイコールでもあるのですが、普段からの継続的な走りこみができていなかった(コンスタントに走れていたのは週一回のグループランくらい) ことで体重の増加に歯止めがかからず、人生でもっとも体重が重い状態(ベストから8kgも重い、)でUTMFに臨む形となってしまいました。
次のターゲットとなる9月に参加予定の100mileレースに向けての改善としては、減量とスピード練。
そして今回少なかったトレイルでの練習。
ということでここから9月までは月一で50km以内のショートレースを利用してスピードの向上をはかりながら、山へのアクセスがし易いエリアへ引っ越すことでトレイルでの練習機会を増やし、それに伴って無理なく体重を絞っていこうと思います。
まずは、来週の経ケ岳バーティカルで刺激を入れ6月の奥久慈で自己ベストを更新したいと思っています。
皆さんもそれぞれの練習スタイルがあると思いますが、楽しみながら目標に向けて頑張っていきましょう!!