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2019年3月29日

クワバラ

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トレイルランニングのルール&マナーリンク集(再掲)

(本ブログは、2014年6月27日に公開した記事に若干の修正を加えて再掲載したものです。)

日本のトレイルランニングのフィールドは山がメイン。ランナー専用に解放されたトラックとは異なるし、ロードや市街地を走るのとも異なります。

どの場所を走るのも他者に対する配慮は欠かせませんが、それとは別に山には山のルールや常識があります。また、ルール以前に山は山、状況次第では危険も様々あります。山に入る際にはこれらのことを知っていることは前提条件。ただ、山文化に触れずにロードランニングからトレイルランニングに入った場合、ここのルールにあまり触れずに山に入ってしまうかもしれません。

ここでは、トレイルランニングで山に入る際の心得をまとめた記事のリンクを集めました。トレイルランニングをこれから挑戦していきたい方や、山でのルールに自信の無い初心者の方は是非リンク先を読んだり、その先の知識をご自身で習得して下さい。既に山での知識がある方も、初心者の方へのシェア等にこのページをご活用頂ければ幸いです。

 

1. TRAIL RUNNING10 RULE & MANNERS(MMA)

10 RULE&MANNERS

「特定非営利活動法人 四国スポーツ環境リレーション」が四国のトレイルランナーに向けて自主制作した「TRAIL RUNNNING 10 RULE&MANNER」という冊子があります。イラストを中心に、とてもわかりやすくベーシックな山でのルールとマナーが描かれているこの冊子の内容を、全国のトレイルランナー向けにMOUNTAIN MARTIAL ARTSがWEBで公開しています。

 

2. トレイルランニングを末長く楽しむために(M-nop)

https://www.m-nop.com/trailrunning/attention/

上記の10 RULE&MANNERSから、「自然の中のリスク」「必要装備」「備えるべき知識・スキル」の3つのカテゴリを更に掘り下げた内容となっています。こちらを公開しているM-nopはMap, Navigation and Orienteering Promotionの略。オリエンテーリングの元日本代表選手、アウトドア関係者らが、アウトドア活動に欠かせない地図・ナヴィゲーション技術の普及、アウトドアの安全のために設立したNPO法人です。以下はリンク先からの重要部分の引用です。

トレイルランニングは、その土地で生活する方々をはじめ、登山やハイキングを楽しむ方ともフィールドを共有するものです。そんな多くの他者への配慮は絶対に忘れてはいけないマナーです。
競技者が気付かない所で、他者へ不快感を与えているかもしれません。トレイルを走るという事自体が競技者以外からすると、危なく見えるものなのです。
「自分は分かっている」と思い込まず、もう一度確認して思い返してみてください。

 

3. 山の基礎知識「落石について」(Run boys! Run girls!)

山の基礎知識「落石について」(再掲)

 

4. 落石の掛け声(山ノート)

https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=47

3、4は落石について。なぜかトレイルランニングのマナーで語られることが少ないのですが、とても重要な話です。トレイルランニングのみならず山に入る際は、自分が落石を引き起こすリスク、また自然発生か人為的か問わず落石にあうリスクがあります。落石はとても危険なので、発生した場合は速やかに周知する必要があります。知っている人には常識ですが、初心者の方は知らないことも多い知識だと思います。落石のリスクや対応について知らない方や自信の無い方に是非読んで欲しいです。

 

5. 女のけもの道〜第2回 トレイルランニングのマナーについて考えてみた (トレラン王国)

https://web.archive.org/web/20160520035555/http://www.trailrunning-ohkoku.jp:80/angels/2014/06/2.html
(リンク切れにつき、キャッシュのURLです)

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トレラン王国のサイト(現在はサービス終了)では、経験豊富な女性トレイルランナー達がトレイルランニングについて座談会形式で話し合う企画の中で、マナーについて話し合う回を設けています。トレイルランナー目線で自戒も含めかなり突っ込んだ内容となっており、だからこそ改めてマナーについて考えるきっかけを与えてくれるとても良い記事です。こちらはある程度経験のあるランナーにとっても読み応えがあります。編集長による編集後記まで是非読んで頂きたいです。以下に編集後記の一部を抜粋しておきます。これが山に入る際の心得の一番の核心部分であると思います。

もしあなたが「トレイルランニングは登山とまったく別な物」と考えているとしたらそれは間違い。トレイルランはマウンテンスポーツのひとつのスタイルではありますが、登山道を共有する、頂きを目指す、山小屋を利用するという点で、あなたは立派な「登山者」なのです。行動するペースや恰好や経験がやや異なるだけ。

ここ数年で競技人口が飛躍的に増加しているトレイルランニング。ある調べでは2009~2012年の間に3倍に増加したとも言われています。ただし、それに伴いトレイルランナーのルールやマナー問題について耳にする機会も増えてきました。

個人的には、自分の回りのランナーさんでマナーが悪い方や、山で他者へのリスペクトを欠く方にはあったことが無いですが、人口の爆発的増加に伴って、ルールやマナーを知らないままフィールドに飛び出していくランナーの方が増えているのも事実であるかなと思います。

ただ、ルール&マナー問題に関してはまず一番大きな要因として、初心者の方がルールやマナーを”知らない”ということが考えられます。先輩ランナーがルールを知らない後輩ランナーを断罪するのではなく、知らない人には知っている人が知らせてあげるという、良い連鎖を作り続けていくことが大切かなと思い、こういったリンク集を作成しました(今後もこのリンク集はアップデート予定です。シェアすべきと思う情報やサイトをご存知の方は info(a)rb-rg.jp までご紹介頂ければ、上記リンクに追加させていただくこともあるかもしれません)。

これからトレイルランニングを始める方、また山のルールやマナーを知らない初心者の方は、「山には知るべきルールやマナーがある」と言うことを知りましょう。

また、既に経験豊かで山のルールやマナーについても知識がある方は、更に知識や経験を深め、無理の無い範囲で周囲にシェアしていきましょう。

恣意的な報道や、それらによって生まれる”山に入る当事者以外のトレイルランナーに対する偏見”というのがあることは個人的にも感じています。ただ、以前別ポストでも投稿しましたが、回りが何を言おうと我々にできることは”知る”ことと、自分なりの”行動”をすることだけだったりします。自分たちが気持ちよく山を走るために、それぞれのランナーの方が身の回りから小さくても良い流れを作っていければと思います。

PROFILE

クワバラ | Kei Kuwabara

Run boys! Run girls! 店主。体重が増減しがち。その分ダイエット得意がち。2020年に何かの大会で10位以内に入るプロジェクト」通称「にな10」を立ち上げるもコロナ禍やなんやかんやで頓挫。UTMF、UTMBや、Pine to Palm(Oregon / 100mile)、OMM (UK)などを完走しています。

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