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2019年10月15日

りょー りょー

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TEANAWAY COUNTRY 100 〜レース編〜

どうも、りょーです!

装備編・トレーニング編と長々とご紹介してきました TEANAWAY COUNTRY100となりますが、今回が最後のレース編。

日本人参加者がまだいない未知のレース、どんな感じだったかレポートします。


日本から会場までのアクセス

これまで海外レースは単独で参加してきたので、現地までのアクセスや宿などの手配は自分で行ってきましたが(大概これまでは会場までのアクセスはバスで行けるところまで行ってあとはどれだけ遠くても歩くw)

      

今回はこのレースを紹介してくださった丹羽 望さんと参加。何から何まで丹羽さんに手配をしていただいて、移動は全てレンタカーと随分と甘えてしましたが、これからアメリカのレースに参加したい方や来年このレースに参加したい方もいらっしゃるかもしれないのでざっくり、費用・アクセスをまとめてみます。


大会のスケジュール

まず今回の日本からレースまでのスケジュール。👇こんな感じです

最短日数だと、金曜日に日本を出発し、金曜にアメリカ着。土曜・日曜に大会を走り、月曜にアメリカを出国、火曜に日本帰国という流れになるかと思います。

開催されるのはワシントン州なので通常ルートだとシアトルにあるシアトル・タコマ国際空港から車で向かうのが最短ルートです。

空港からだと車でだいたい2時間ほどで前日受付を行っている会場にいけます。

ちなみにスタート会場はこの街からさらに山の方へ入っていったところにあり、泊まっていた宿から車で40分ほど。思っていたよりだいぶ遠くスタート時間ギリギリの到着になってしまいました。


受付会場のあるRoslynという小さな町


レースの参加者は100人ほどと少ないので受付はこちらのお二人のみ


ゆる〜い感じで参加者もまったりしてます


気になる費用

 大会エントリー費、宿泊費、航空券、レンタカーの費用がこちら👇


ざっくりその他の諸費用で20万円くらいはかかってくるかと思います。(うーん、やっぱりかかりますね〜)


レース内容

レースの内容の前に装備はこんな感じです

いつもどうりザックではなく、ウェストバッグスタイル。今回はストックを使う気満々だったので、ハンドボトルは使わずウェストに750mlのボトル一本と予備で浄水フィルターを着けた空のフラスクをウェストバッグに。

シューズはずっと気になっていてお店に入荷したばかりだったTOPO ATHLETIC の「TERRAVENTURE2.0」

補給食はほぼ「SPURT」と「恵根餅」1個。

結局レース中はドロップバッグに入れておいた「SPURT」とエイドの食事だけで切り抜けました。

アメリカのレースといえば、エイドが多くサポートやペーサー制度もあるためザックは背負わず裸にハンドボトルという人が印象的なのですが、今回のレースはザックを背負ってないのは自分と丹羽さんの日本人のみw

ほかの選手はみんなザックを背負ってしかもポールを利用している人が多かったです。

これはこのレースがアメリカの中では比較的累積標高があることと、一部エイド間が長いパートがあるからかと思います。


スタート→第1エイド

スタート前の会場。まだ夜は明けておらず、あたりは真っ暗闇 

レースは早朝5時にスタートですが、我々は4時50分頃とギリギリに到着💦

今回丹羽さんのサポートをされるシアトル在住の藤岡さんご夫妻がすでに会場に来られていて、初めましてのご挨拶をしていたらあっという間にレーススタート。

なんだかわからないままとりあえず走り始める

とりあえずはライトは使わず、夜明けまでの1時間ほど集団に紛れて他の選手のライトの明かりを利用。


夜が明けてコースはこんな感じです。第1エイドまでは10.4km、ひたすらつづら折りの林道を登っていきます。結構ひたすらですw


日本でもアメリカでも明け方の山は気持ちいですねー


意外と第1エイドまで長いなーと思ってたら、ちょうどエイドが見えてきて一安心。

第1エイドの<Sasse Ridge
このエイドは水だけもらって早々に出発


第2エイド→第3エイド


第1エイドまでの区間はひたすら林道ののぼりでしたが、ここからはトレイルと林道のミックス、降りパートもありやっとトレランぽくなってきます。

トレイル自体はゴロっとした石が多かったり、普段バイク系が走っているのかシングルトラックの中央部が細くえぐれているところが多く、特に下りは足の置き場に気を使わないといけず、傾斜が緩いわりにテクニカルです。

第2エイドまでの距離はわりかし長くて15kmほど。まだまだ元気で周りの選手とちょっと話したりしながら、抜きつ抜かれつ3−4人のグループで走っていましたが、自分だけボトルの水が尽きてしまい、浄水器を使って沢から水を補給。

補給している間にみんないなくなってしまい、後ろからも何人かに抜かれてしまう始末。慌てて走りはじめると、数百 メートルでエイドが…


第2エイドの<Gallagher Head Lake>
前半のエイドのせいか食料は少なめ




第3エイド→第4エイド

100マイルのコース上に100人ほどしかいないのでばらけるのは当たり前なのですが、このあたりからわりかし一人走が増えてきます。

森のなかのシングルトラックを走っていきます。このパートは9kmほどとそんなに長くなく、気持ちのよいトレイルが続き、スピードに乗って降りを走っていたらお腹が刺激されたのかトイレ問題が発生!

冷や汗をかきながらスピードを緩めるも我慢の限界が…

とりあえず茂みに飛び込みロングトレイルを歩いていた頃のように大自然と一体化して問題を解決😏

スッキリして再びトレイルを降って行くとトレイルヘッドの駐車場が、そしてトイレが…

先ほどの水分補給に引き続き、もう少し進んでいたらパターン。

今日はそういう日だと自分に言い聞かせ、そろそろエイドだろと思いながら進むと予想どりエイド到着。

第3エイドの<Van Epps Pass
エイドを通過してから写真を撮り忘れたことに気づき慌ててパシャり

ここのエイドも割と食料あっさりめ、アメリカのエイドはもうっちょっと食べるものがあるイメージだったのですが、ちょっと空腹感がきつくなりここで「SPURT」を投入。がっつりコーラも補給して出発。


第3エイド→第4エイド

ここまで34kmほど。いつもよりやや早めに疲れが出はじめる。


標高も上がり始め、トレイルも石&岩が多くなってくる。早くもややバテ気味でストックを使いながらのぼりは何も考えず淡々と進み、走れるパートは走ってなんとか進む。

ごまかしごまかし走っていると、前から選手が走ってくる?

なんだろうと思っていたら次のエイドで折り返すコースになっていたようで「もうちょっとでエイドだよ」の一言で復活!

離されていた選手ともだいぶ距離を縮められていたようで気持ちも楽になり、第4エイド到着。

第4エイドの<Iron Peak>
エイドスタッフもみんなテンショ高くて最高!!


このエイドはドロップバッグ&サポートクルーOKゾーン

食べ物も比較的あり、がっつり補給していると親切なスタッフが預けていたドロップバッグ(ちなみにドロップバッグに入れていたのは「SPURT」2個だけw ) を持ってきてくれました。補給食も補充していざ出発!


第4エイド→第5エイド

復活したのもつかの間、このたりから日差しがきつくなり気温も上がってきて頭がクラクラし始める。

この大会の全体のコースレイアウト的に1000mの登って1000m降るの繰り返しなのですが、ここのパートはわりかしそれがはっきりしていてのぼりで抜かれ下りで抜き返すを繰り返してたら、ちょっと足を使いすぎたようでこの区間は10kmほどだったものの第5エイドについた頃にはフラフラに。

このエイドは写真を撮る余裕もなく、というか今振り帰ってもこのエイドの記憶がない…


第5エイド→第6エイド

第4エイドから第6エイドまでの記憶が曖昧ですが…

確かな記憶は第5エイドから第6エイドの区間はレース中で一番長めの16kmだということ。

時刻は昼過ぎから夕方の間あたり、やっぱり暑さがひどい。

今回時計の設定をバッテリーの関係でGPS取得を1分間隔にしていたせいで、この辺りを走っている頃には距離が大幅に狂っており、次のエイドまで残り何キロなのかわからないまま、ただただ頭の中を無にして前に進む

だいぶ年配の男性と同じようなペースでは走ってましたが、このおじさんがなんだかんだ強い。

第6エイドの付近は自分が一番苦手とするフラットな林道が数キロあるのですが、ここで完全においていかれる。

ちょっと心が折れつつフラットな林道を時折歩きながら第6エイドに到着

身体はやられているものの、想定タイムより意外と早い到着&順位も思っていたより悪くない

第6エイドの<Miller Peak

72km地点の第6エイドはレース中のメインエイド、ドロップバッグOK、クルーOK、そしてペーサーもここからOK

自分もここでナイトランに向けて、装備を変更。ドロップバッグをピックして着替えをしつつ長めに休憩。エイドスタッフと話をしていると次のエイドまではフラットで走り易いとのこと。「フラットか〜」と心の中で思いつつ、レース前から気になっていた夕方からの天気を聞くとやはり雷雨の予報とのこと…。

テーブルに貼られた10位までのタイム。なんと丹羽さんは一位!


第6エイド→第7エイド

次のエイドまではわずか8km、エイドスタッフに言われたように前半はフラットなトレイルが続くがペースが上がらない。

まだ周りは明るいものの睡魔も次第に感じ始め、暗くなって気温が下がってから寝ると体が冷えてかたくなるので、早めに人目のつかないポイントをさがし、15分程仮眠。

目を覚まし、少しリフレッシュ。ペースを上げながら、寝ている間に抜かれた人たちを追い抜いていく。

フラットパートは終わり、のぼり基調に。日も暮れて、あたりは真っ暗になり始めたので、今回は初めて使うUltrAspireのLumen600を1灯、ヘッドライトは無しで試してみる。かなり広範囲に光が届いて1灯でも十分な明るさ。(遠くの方は照らせないのでヘッドライトとの併用がベター)雨も降り始めるが小雨なのでレインを着ずに進む。

ちょうど最高地点まで登ると、何人か休憩している選手たちが。その中によくみると見覚えのある顔が?

去年参加した40kmのレースで3位争いをした選手がナッツをぽりぽりしながら、休憩をしている。

こちらは昨年走ったBellingham mountain marathonでの写真

不思議なもので40kmのレースでも100マイルでもペースは同じなんだなと、偶然の再会で嬉しくなる。

ここから次のエイドまではひたすら下り、右側が切れた崖のようなトレイルをひたすら下っていく。下りだけは好調でぐんぐん下っていくも、またトイレ問題が…

今回はエイドが近いとわかっていたので我慢してエイドまでひたすら走る。

第7エイドの<Iron Creek> やっと半分の50マイル地点
ここもみんなテンション高め

さあ、トイレと思ってエイドのスタッフにトイレを訪ねると「好きなところでやってきな〜」とのこと…

「またか…」と思いつつも、我慢はできないので再び大自然と一体化。

スッキリしたところで、エイドで補給。正直この辺りで空腹が限界、「米が食べたいー、カツ丼が食べたい!」と思うもあるわけもなく、トルティーヤを作ってくれるとのことでアボガド&チーズをリクエスト。二つ作って頂き一本はその場で食べ、もう一本は行動食に。


第7エイド→第8エイド

この区間はドロップバッグのあった第6エイドに別ルートで戻るコース設定。さっきは8kmでしたが戻りは16km。

雨の中さっき快調に下ってきた坂を登っていく、時刻は19時ころだったかこの辺りから恐れていた雷が反対側の山脈で光始める。

このパートは森の中はなく木々のないトレイルをひたすら登っていく。こっちに雷がきたら隠れるとこはないなと思いながら進んでいく。

アメリカのトレイルは急な斜面がないぶん、ひたすらつづら折の斜面が続くので登っても登ってもピークが見えず精神的にきつい。

3時間ほど進んで稜線を走っているとだんだんと雷雲が近づいてきている(雷が近づいているのか、自分が近づいているのか…)

さすがアメリカ雷のスケールもすごく、反対側に見える広大な稜線に何本もの稲妻が落ちている。流石にこれはやばいなと、ちょっと恐怖感を覚え始め、どこに力が残っていたのか後半はハイペースで走ってやっと第8エイドへ。


第6・第8エイドは同じ<Miller Peak>96km地点

明らかに16km以上はあったこの区間最後はダッシュで降りてきたので、体力的にもこっから先またきついなーと思っていると、出迎えてくれたスタッフが「レースは雷でキャンセルになった」と。

稜線を走っていた時に見ていた雷の状況からするとそうだろうなと思いつつ、これ以上進めない残念さと、空腹と疲労で終わったことの安堵感と複雑な気持ちで今回のレースは96kmで終了。UTMFに引き続き今回も途中終了😔

ただUTMFと違って大変なのはここから…

暖をとりながら、ひたすら待つ

基本的に大会側でバスなどを用意していないアメリカのレース、中止になったこの段階で深夜11時か12時頃。とりあえずレンタカーの停めてあるスタート会場に戻らなけらば。

大会のスタッフの人が戻りのあしのある他の選手に声をかけてくれて、雨の中待つこと1時間。他の選手のサポートクルーの車に同乗させていただいてスタート会場へ。

トレイルを走っていると土地勘もないぶん自分がどの辺を走っているのかさっぱりでしたが、結局会場まで高速も使って1時間。かなり離れたところまで来ていたんだなと車の中で実感しつつ、爆睡。

目がさめると無事にスタート会場に。

先に戻っていた丹羽さんとサポートをされていた藤岡さんとすぐに合流もでき一安心したのもつかの間、さてこれからどうするか問題が…

以前として時間は深夜、中止になることなど頭になかったので宿はとってない。次の日の分はとってあるので車の中で泥だらけで汗まみれのまま、明日の昼過ぎまで待機するか悩んでいると。ありがたいことに藤岡さんご夫妻がご自宅に泊めてくださるとのことで、そのまま丹羽さんが運転してくださる車で移動。

みんな寝てないので、途中休憩を挟みながら車で3時間? 朝方に無事に藤岡さんのご自宅に到着することができました。今回は本当にお世話になった藤岡さんご夫妻と丹羽さんに感謝するばかりです。本当にありがとうございました。

予期せぬ大会中止で終わった今回のレースですが、トラブルも含めて楽しめるのも海外レースの良さ、ぜひ興味がありましたら皆さんも来年参加してみたください!

自分はリベンジするか悩み中ですw

そういえば今更ですが、このレースのディレクターはBrian Morrisonという自分のすごい好きなムービーの主人公の方でした(帰ってきてから藤岡さんのブログを読んで知りましたw)

このムービーは本当におすすめなのでよかったら観てみてください🙋‍♂️


ではではまた次回のブログで!

PROFILE

りょー

りょー | Ryo Hirano

走るのも歩くのも、装備は軽く、距離は長いのが好きなランナー兼ハイカー。日本の山はもちろん、特にアメリカを中心としたトレイルレース、ロングトレイル好き。
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主な参加大会:ハセツネ、山中温泉トレイル、ONTAKE100km、信越五岳100k、Speedgoat50km(US)、Pine to Palm100(US)など
ロングトレイル:Jhon Muir Trail(US)、Te Araroa Trail(NZ)など

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