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2019年12月24日

ミズコッシー ミズコッシー

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考え方次第で日々是好日。「定点観測ラン」のススメ

2019年も気がつけばあと約1週間。
月並みな言葉ですが、ほんとうに一年が早いですね。

振り返れば今年はレースも含めて色んなところで走ってきました。
京都マラソンから始まり、富士山の麓、八ヶ岳、アルプス、東北の山々、北海道ニセコ、そしてアメリカ。

どこか旅先へ行って走ったことは非日常感が強いので思い出に残りやすいですが、実は回数で言えば日常的なルーティンランが一番多いもの。
それは多くの人も同様かと思います。

日々”つなぎ”のランとしてそれほど注目を浴びなければ、特にアピールもしないルーティンラン。

今回はそんな日常のランが、目を向ける視点をちょっと変えれば特別なものになる、『定点観測ラン』について話してみたいと思います。


なぜ「定点観測」なのか


僕の好きな映画の一つに『Smoke』という映画があります。

スモーク』(Smoke)は、1995年公開のアメリカ、日本、ドイツ合作映画。製作会社はミラマックスで、監督はウェイン・ワン。原作である『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』を書き下ろしたアメリカの作家、ポール・オースターは映画化に際し脚本も担当。主演はハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハート。第45回ベルリン国際映画祭審査員特別賞受賞作品。

<wikipedia>


この映画は舞台となるニューヨーク・ブルックリンの街角にあるタバコ屋を中心に、様々な人間模様が交錯しながらストーリーが展開していくというお話。

物語の中でタバコ屋の主人オーギーが毎日決まった時間、決まった場所で写真を撮るのですが、この写真が実に良い。

同じ場所でも、天候や季節の違い、通りかかった人々の顔ぶれ、動作の違い、皆同じように見えて、ひとつひとつ違う。


僕は毎日とまではいかないけど、多い時には週に3-4回は走るルーティンコースがあります。

ふと この映画を思い出したのと、とある曲(※後述)からのインスピレーションを受け、昨年末ぐらいからちょっと日々のランニングコースを記録してみようと思い、定点観測をしていくようになりました。


定点観測のコツ

①撮影ポイントを作る

自分のルーティンコースで記録する撮影ポイントを探しましょう。
なんでもイイと思います。
山や川、海、池、公園など自然があれば四季が楽しめるし、自分や動物、車や電車が映っててもいいと思うし、建物や工事現場でも経過や経年変化を楽しめます。

あとで見返した時には必ず変化がありますよ。


僕の定点観測撮影ポイント

参考までに、僕の撮影ポイントをいくつかご紹介します。
ポイントごとに、イチョウ、ハス、桜など四季を感じさせてくれる植物が異なるので、一年を通して楽しんでいます。

東京大学

家から約3kmほどの距離にある東京大学。
小学校、中学校の頃はよく自転車でここの開放されているグラウンドにサッカーしに遊びに来ていました。当時はとても遠く感じた距離ですが、今は走れば20分もあれば着くのが成長を感じさせます。
撮影ポイントは安田講堂。
ここの銀杏並木が有名で、秋が深まるごとに葉の変化を楽しめる。
また、受験の季節に現れる合格発表ボードも見どころです。


不忍池

東大を抜けてたどり着く上野恩賜公園内の不忍池(しのばずのいけ)。
ここは蓮の花が有名で、夏の最盛期には綺麗なピンクの花が咲き誇ります。
逆に枯れたあとの池はちょっと寂しくて、わび・さびを感じさせてくれる場所です。


上野公園

お花見で有名な上野公園。桜の咲く時期は走るのが困難なほどに混雑します。


その他

必ず毎回撮影しているわけではないが、お気に入りポイントとしてたまに撮影する場所。根津神社や谷中霊園、東大内にある三四郎池、映画『天気の子』で一躍聖地となった田端駅の南口など。

根津神社


谷中霊園


東大の三四郎池


田端駅南口


②撮る位置を決める

撮影ポイントが決まったなら、今度はそれを撮影する位置。
目印になりやすい地面や建造物などを決めましょう。

不忍池ならこの柵の手前のビス
上野公園なら切り替えられたタイルの真ん中


また、スマホカメラのグリッド機能を使えば、撮影ポイントをより正確に捉える事が出来ます。
線に合わせて対象物を置いたり、平行位置をキープできます。


③記録する

習慣化するためにも、日記のように記録するのをお勧めします。
僕の場合はランニングSNSアプリ「STRAVA」にラン日記として、写真を一言コメントやその日の気分の1曲と共に掲載しています。


定点観測ランのメリット

ここまで一年間記録してきた中で、僕は以下のようなメリットを感じました。


自分のバロメーターとなる

気候の条件差はあれど、同じコースを走ることでマイルストーン(指標)を日々の自分の中に置くことができます。

体調はどうか、体重の増減はどうか、何を食べたか食べていないか、昨晩飲みすぎたのか、連日走りすぎなのか。

走りながら現在の自分の状態を確かめられることが魅力の一つです。


思考がクリアになる

パソコンやスマホの画面に向かっている時よりも、走っている時の方がアイデアや考えがまとまることってありませんか?

同じコースを走ることでコースメイクをする必要がなくなるということは、その分余計なことを考える必要がなくなります。

ちょっと煮詰まった時などにおすすめです。


その土地が好きになる

そこが生まれ育った土地の場合もあれば、引っ越して定住した土地の場合もある。

日々走って記録する中でその街への愛情が増し、仮に離れることがあったとしてもまた訪れた際に懐かしい気持ちになれる。

ランニングを通じてそんな場所が出来たなら幸せですよね。


自然や四季を感じれる

春になれば桜が咲くし、
夏になればハスの花が咲くし、
秋になれば紅葉するし、
冬になれば木々は枯れる。

暑い日があれば寒い日もあるし、
晴れた日があれば雨や雪が降る日もある。

普段はそれほど意識しない植物の成長、四季の変化、天候。

そんな当たり前の景色を、ランニングと写真を通じて感じることで、ちょっとだけこの世界が素晴らしく見えてきます。


まとめ

定点観測の記録を通して一年間を振り返ると、その時々での自分の調子や気分が分かるから面白い。

僕の場合、夏は写真が多いけど冬は写真が少ない。
それはランニングの頻度にも比例しています。

夏は日の出が早いからちゃんと起きれて走ったなぁとか

この時期は身体絞っててノースリーブでも恥ずかしくない格好だったなぁとか

冬は逆に全然起きれなくて走る頻度すくなかったなぁとか

おかげで随分と肥えちゃったなぁとか

7月「ONTAKE100k」で失敗した後は心入れ替えてよく練習したなぁとか

10月11月は大きなレースが終わった反動で走らなかったなぁとか

ラジオ体操 懐かしいなぁとか

目をつけていたハスの花や桜の蕾が咲いた時は嬉しかったなぁとか

スタッフのキーちゃんに偶然会って面白かったなぁとかw

嫌なことあった次の日に走ったら気が晴れたなぁとか



そんなどれもが、振り返れば大切な瞬間
今につながる大切な一瞬一瞬になっています

日々是好日 。


生きてるって実感を味わうその瞬間
ほんの一瞬、その一瞬を求めて

来年も、これからもずっと、「定点観測ラン」継続していこうと思います。

みなさんも是非 試して見てくださいね。



インスピレーション源

最後に、上で紹介した映画『Smoke』と共にこのブログを書くインスピレーションとなった曲をここでご紹介します。

<EVISBEATS feat.田我流>で、『ゆれる』と『夢の続き』。

特に解説もしないし、押し付けがましくするつもりはありませんが、聴いていただければなんとなく僕が言いたいことが伝わるのではないかと思います。

ではでは。

PROFILE

ミズコッシー

ミズコッシー | Masato Mizukoshi

愛称「ミズコッシー」またの名を「トレイルバタ男」。CAPが好き。夏が好き。ビールが好き。くすんだ色が好き。レースはロング派、後半型。得意技は“覚醒”、たまに“ロスト”。主なレース記録はTrans Lantau100k(2018)、信越五岳100mile(2018) 、MOAB240mile(2019)など。

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