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2020年3月16日

りょー

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ハンドボトルのすゝめ



どうもハンドボトラーのりょーです。

みなさんハンドボトルは使ってますか?

いや、むしろ知ってますか?

ここ数ヶ月お店でUTMF装備相談会を開いていたこともあり、UTMFへ向けての装備をご紹介する機会があったのですが、その中でハンドボトルを紹介するも、みなさんキョトン。
ま〜響かないw

お客さんどころかランボースタッフ内でも、何がいいのかわからないと半ば変人扱いを受けておりますw


今回はそんなハンドボトルの復権に向けてハンドボトルの良いところをご紹介したいと思います!


①とりあえずかっこいい

もうこれにつきるのですが、

自分がトレランを始めたのがかれこれ8~9年前ほど、この当時トレラン会のスーパースターはヨーロッパはキリアン、アメリカはトニー・クルピチカ。

自分は完全にアメリカのトレイルランニングカルチャーに魅了されてトレランを始めたくちなので、今でもそうですがトニーやジョー・グラント、ハル・コナー、ティモシーなどアメリカのランナーが憧れ

Photo: Matt Trappe

上の写真は2013年のSPEEDGOAT50Kの写真、ハンドボトル界のスター勢揃い!!痺れる!!

トニーに至っては、腰にシンプルハイドレーションのみとハンドボトルですら無いw

いやー、いつみてもテンションが上がる写真ですね〜

この写真とSky High Mountain Worksの北野さんのSPEEDGOAT参戦ブログに感化され、この2年後の2015年に自身初の海外レースとなるSPEEDGOAT50Kを走りに行きました。



UDのハンドボトルとLONEPEAKで走ってジャスト100位でゴールw
タイムは散々でしたが途中ジェン・シェルトンと一緒に走れたりとても貴重な経験でした。



こちらは2015年のSPEEDGOATの動画 <Vo2maxProductionsより>


②ザックを背負わずに走れる爽快感

トレイルの装備はありがたいことにとても軽量でコンパクトなので、水さえ手に持ってしまえば、意外とウェストパックに収めることができてしまいます。

もちろん状況に応じて持っていく装備は変わるので、その都度判断してザックにするのかウェストパックにするのかは考えますが、ミニマムですむ時はハンドボトル+ウェストパック(ウェストパックも状況によって色々使ってますが)で走っています。

やっぱり自分にとってのトレイルランニングはミニマムでシンプルなアメリカのスタイルなので、近所の山を走る際などはシューズ も足裏から地面の感触を感じらる薄底のシューズ にハンドボトルとウェストパックというのが好きなくみあわせです。


上の写真は2016年のハセツネ。この年は湿度と気温が高く熱中症や水切れでリタイアする選手が多かったですが、ザックを背負わずハンドボトルと大型のウェストパックにすることで暑さに対応でき自己最高位の男子 77位でゴール。

ウェストに700mlのボトル、手には650mlのボトルを二本という組み合わせ。
流石にゴールする頃には腕がパンパンでしたが自身にとっては会心のハンドボトルレースとなりました。


③飲みやすい、補給しやすい

昨年のUTMF。ザックは背負っているものの水分は両手ハンドボトル。

フロンドボトル式のザックももちろん飲みやすいのですが、スピードが出てる際や心拍が上がっている時は顔を下に向けてボトルに顔を寄せる動作は呼吸が乱れて飲みにくく感じる時もあります。

一方でハンドボトルは腕を振っていればちょいちょい視界に入りこんでくるのでこまめな給水ができますし、飲みたいタイミングで腕を高めにあげれば頭を下げることなく自然な動作でさっと飲めるので給水のストレスは一番無いかと思います。

また特にレースだとエイドで補給する場面が出てきますが、ハンドボトルならエイドが見えた段階で蓋を開けてエイドについたとところで補給して、そのまま走りながらキャプを締めてとあっという間に補給ができます。


特にサイクルボトルは口が大きいのでおすすめ、水分以外にも一昨年の山中温泉トレイルの際はエイドのそうめんをボトルに入れて途中の行動食にしたりしていました。


④転倒の際などに手を守ってくれる

ボトルを持ってると手が使えなくて怖そーという声もよく聞きますが、むしろ逆。

転んだ際や木にぶつかりそうで手をつく際など、ハンドボトルを持っているとボトルがクッションになってくれるので安心。

特にソフトフラスクの場合は、ほぼ肉球

ボトルが壊れることはあっても手は大丈夫!


そのほかにも上半身のトレーニングになったり、腕振りの意識付けになったりまだまだ良い点があるのですが、ちょっと話を変えてお次はこちら👇


ハンドボトルコレクション

⑴ GREAT COSSY MOUNTAIN/MAD DOG Bottle Holder

GREAT COSSY MOUNTAINのボトルホルダー、自分はサイクルボトルを使用することが多いので普段使うのはほとんどこのボトルホルダー

ランボーでも人気アイテムで入荷するとすぐ売り切れてしまいます。


⑵ BOTTLE BAND

シリコン製のボトルホルダー、伸縮するのでペットボトルからサイクルボトルまで幅広く使用できます。

こちらはランボー未展開アイテム。


⑶ SALOMON/Sense Hydro S-LAB Set

ソフトフラスクを手に持つためのグローブタイプのハンドホルダー。

革新的なアイテムを生み出すサロモン、これを見た時は衝撃を覚えました。

ちなみにこちらは廃盤品。


⑷ SALOMON / HANDHELD

今年発売となったサロモンのハンドボトル。

ソフトフラスクに取り外し可能なストラップがついたシンプルな構造ながら、吸い口の部分はロック機能がついたモデルで何より¥2,600+(税)と普通のソフトフラスクと価格が変わらないのが驚き。

ランボーでも絶賛販売中。

⑸ NATHAN / ExoDraw Soft Flask 2.0 + BeFree + Ultimate Direction ハンドボトルストラップ

工夫次第で簡単にハンドボトルにできるExoDraw Soft Flask 2.0。
夏場のレースなどでは浄水フィルターBeFreeを取り付けてコース上の沢などから水分補給。
取り付けているストラップはUDのハードボトル用のストラップをちょっと加工して使用。




最後に

今回は「軽装備のすゝめ」という訳ではなく「ハンドボトルのすゝめ」。
状況に合わせて装備を考えながらハンドボトルを楽しんでいただければと思います。

またレースに出る際に両手ハンドボトル(特に500ml以上のボトル)で走るとレース中にまあまあの割合で「なんで両手にボトルを持ってるんだろう」と後悔することになるので、ハンドボトルは片手がおすすめです🙋‍♂️

ではまた次回!

PROFILE

りょー | Ryo Hirano

走るのも歩くのも、装備は軽く、距離は長いのが好きなランナー兼ハイカー。日本の山はもちろん、特にアメリカを中心としたトレイルレース、ロングトレイル好き。
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主な参加大会:ハセツネ、山中温泉トレイル、ONTAKE100km、信越五岳100k、Speedgoat50km(US)、Pine to Palm100(US)など
ロングトレイル:Jhon Muir Trail(US)、Te Araroa Trail(NZ)など

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