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2020年5月10日

マツイ

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さぁ、お洗濯しよう!

外出自粛生活が長くなると、長い時間過ごす部屋の環境を整えたくなりますよね。

かく言う私も、座布団、フロアマット、収納ボックスをネットで購入。

目下のところ、購入から14年経ち、あちこちガタがきている「冷蔵庫」をなだめすかしながら、そろそろなのか?と悩んでいる日々です。

山に行けなくなったな、街を走るのも不便だな。

生鮮食料品はスーパーやコンビニを利用するけど、ビールや洗濯洗剤、コンタクトレンズ・・・ネットで買えるものなら限界までネットで購入という生活を日々送り、これまでの生活と変わったなぁと実感することが多い。

ネット購入って、コロナ自粛前は送料が気になり必要最低限にしてきたけれど、自分の移動時間やそこへ行くための交通費を考えれば「意外とお得じゃん」なんて思ったりして。

なににせよ、自宅まで運んでもらえるというありがたさ。

そんな、これまでの生活と変化が多くなった今、変わらずやっている事ってありませんか?

そう。

お洗濯

どんな時代がこようとも、我々が裸で生活していない限り、必ずやってくるのが「洗濯」です。

普段の衣類は、洗濯洗剤と柔軟剤をセットし「スタート」ボタンをポチッと押し、洗濯完了の合図が鳴ったら、しわを伸ばし、干して完了だと思いますが、ランニングや登山で使うアクティブウェア(機能性ウェア)の洗濯方法は同じではありません。

まず、柔軟剤を使ってはいけません。

柔軟剤って、普段の衣類なら、柔らかな着心地と、素敵な香りで和ませてくれますが、機能性ウェアには不要どころか「悪」。
防水、撥水、吸水、速乾・・・そのウェアの高機能な部分をコーティングしてしまい、性能を落としてしまうのです。

それに「アウトドアウェアや用品って家で洗濯できるんですか?」という疑問をお持ちの方も多いのですが、むしろ「洗ってください」。

泥だらけや、汚れたまま、風を通しただけで保管するのではなく、衣類も、ザックも、しっかり洗ってあげた方が、ずっと長持ちします。

その際に大事なことは、洗い方と洗剤の種類です。

洗濯洗剤は主に「中性」「弱酸性」「弱アルカリ性」に分かれます。

アルカリ性も酸性も強弱があり、強いものほど皮膚細胞を壊したり、物質を分解したりする力が強いので、汚れが落ちやすいのですが、取り扱いが危険になります。より中性に近いものを弱アルカリ性、弱酸性といいます。

ちなみに、我々の皮膚は、皮脂膜に覆われており、この皮脂膜は「弱酸性」に保たれています。本来、皮脂汚れは「アルカリ性」のものでなければ落ちにくかった為、ボディーソープはアルカリ性のものが多かったのですが、皮膚への負担が大きく、洗浄後の保湿が必須でした。現在は、弱酸性でも洗浄力が落ちないものが生産できるようになったため、肌に優しく、それでいて洗浄力が高い「弱酸性のボディソープ」が主流になりました。

洗濯洗剤の話に戻ります。

中性の代表は、エマール等の「おしゃれ着洗い」の洗剤

弱酸性は洗濯洗剤では少ないですがアタックNEOなど。

弱アルカリ性ではアリエールやトップなど、ご自宅にある洗濯洗剤の多くがこの弱アルカリ性のものが多いと思います。

この中で、アウトドアウェアを洗うなら

「中性」もしくは「弱アルカリ性」のものがおすすめです。

どちらも、素材を傷めることなく、しっかり洗浄してくれます。

その中でも「中性」の方が生地を傷めず洗浄が出来ますが、泥汚れが落ちにくいのが難点。なので、汚れが激しい場合は「弱アルカリ性」の洗剤がおすすめです。

ただし、市販の中性・弱アルカリ性洗剤には、より汚れが落ちたように見えるよう「蛍光漂白剤」が配合されていたり、柔軟剤を使わなくてもいい香りがするよう、柔軟剤が配合されていたりするものも多いのです。

高機能ウェアの機能を落とさず、洗濯する為には、汚れだけを落とし、不要なコーティングをしない事が重要になってきます。

じゃあ、どんな洗剤がいいの?どれにしたらいいの?と洗剤裏面の「成分表示」を見比べ迷ってしまいますよね。

そんな「機能性ウェア」をケアする為の専用洗剤を生み出したのが、トレイルランナーならベースレイヤー(アンダーウェア)でおなじみ「ファイントラック」です。

ファイントラックからは、現在3つのホームケア洗濯洗剤が発売されています。

1.オールウォッシュ

これは、弱アルカリ性で、余計な漂白剤や蛍光剤・柔軟剤は無配合。
綿、麻、合成繊維(ポリエステルやナイロン等)についた汚れをしっかり落としてくれます。ゴアテックスやNeo shell等、レインウェアは勿論、フリースやベースレイヤー、Tシャツまで洗浄可能です。

(※ダウンやウール(メリノウール)の洗浄はできません。中性洗剤を使用してください。)

トレラン時に雨で跳ね上がった泥や、転んだ際にベッタリとついた土汚れは、洗って濡れている時には綺麗になったと思っても、乾いたらまた汚れが浮き上がってきて「あれ?落ちてないの?」とガッカリした経験がある方も多いのでは?
オールウォッシュなら、しっかりと泥汚れを落とし、生地への負担も最小限に届けてくれます。

2.ウォーターリペル

これは、レインウェア等の撥水加工が落ちてきたな。と思ってきたら使うアイテムです。

撥水機能は、何度も着用したり、洗濯を繰り返したりしていると、徐々に低下してきます。

防水スプレーをしたり、アイロン等で熱を当ててあげると、回復するのですが、防水スプレーのあの匂いが少し苦手だったり、アイロン当てて溶けちゃったらどうしよう・・・なんて不安になり、ケアを怠ってしまっている方もいるのでは?

このウォーターリペルなら簡単。

洗面器やバケツにウォーターリペルを入れ、水で希釈し、その中に撥水加工が落ちてしまったウェアを入れて1時間浸しておくだけ。

その後は軽く絞って干せば完了です。

簡単ですよね?

3.ベースリカバー

「吸水性」が落ちてしまったウェアを、簡単に復活できるアイテムです。

ベースレイヤー(アンダーウェア)は、汗を即座に吸い上げてくれないと、体が冷えてしまったり、ベタベタして気持ちわるいですよね?

でも、使用回数や洗濯頻度等により、吸水性は徐々に低下してしまいます。

その吸水力を復活させてくれる洗剤です。

ちなみに、これ1本でTシャツ8枚分。

こちらも、洗濯機へ入れて洗うタイプではなく、浸して干すだけ。

とっても簡単。それなのに、吸水性がしっかり戻り、着心地も復活したような気がします。

ウォータリペアとベースリカバーは、洗濯機に入れて普段洗うような手順で使うことが出来ません。
理由は、その方法だと均等に溶液が浸み込まない(浸透しない)からです。

でも、洗濯機で洗濯するような使い方はNGですという意味なので、「つけおき」という機能がある場合は、それを使用するのが便利です。

というのも、小さなバケツや、洗面器で1着づつケアするって、結構面倒じゃないですか?どうせなら、いっぺんに済ませてしまいたいですよね?

なので私は、浴槽をつかったり、洗濯機の「つけおき」機能を利用して、機能性ウェアをケアする日を半年に1度程度設けています。

さぁ、遠出が出来ない今だからこそ、今お持ちのお気に入りのウェアを洗濯して、ケアしませんか?

しっかりケアしてあげれば、機能性が復活するだけでなく、ウェアの寿命も長くなりますよ。

PROFILE

マツイ | Yumi Matsui

Run boys! Run girls!山梨在住スタッフとして、主にオンライン業務を担当。練習嫌いの為、レース順位も体重も変動が多く、最近は自分自身の体調管理の為、年に1度100km以上のレースに出る事を目標にしている。最近は自分自身が出場するより、サポーターとして関わることが多いが、これまでハセツネ70k、ONTAKE100、STY、八ヶ岳スーパートレイル100km、ASO Round Trail100、分水嶺トレイルなど完走。スリーピークス八ヶ岳トレイルの言い出しぺとして、現在も事務局長として活動中。

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