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2020年6月16日

ケロズ ケロズ

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有機物に触ることと走ること #Tip of the iceberg Newspaper 29

相変わらずご無沙汰しております。カナダはバンクーバーからケロズです。コロナが落ち着いてきて、少しづつレストランなどが営業を始め、さらに気温が上がってきているせいか、どこもかしこもランナーとサイクリストで溢れているバンクーバーです。

近頃はこの電動系の乗り物?も流行っている様子。

私が働くアウトドアのお店も2ヶ月ぶりに営業再開し、現在週に2日だけ働いています。それ以外の時間は、「英語学ぶ」「走る・もしくは何らかの運動」「畑」の3つに情熱を注ぐ日々。コロナがあってから人生について色々考え、今は学ぶ時間にシフトしよう!と決めて、4月からカレッジで英語を学び直しています。

コットンウッドという木から舞い降りてきた種。

コロナで全授業がオンラインに切り替わったので、家にいる時間が極端に増えたこの数ヶ月。最初は新しいことをやるっていうテンションで家にいる時間がどうとか気にならなかったんだけど、ここ数週間モロに「Stay home (for 勉強)」がメンタルに直結して、憂鬱な日々が続いています。気楽にやればいいじゃん、とも思う一方、来年ユコン州のアートの学校に行こうと考えていて、その準備ということもあるし、自分にできる全てを注ぎ込みたいのです。

2ヶ月ぶりに友人の大好きなわんちゃんを抱っこしたケロズ。

テストに何度も落ちて、先生からはついに「次の2つの試験に合格しないと落第でっせ」という通達が来てめちゃめちゃ落ち込み、かと言って気晴らしに行きたいカフェたちは未だに閉まってるし、そもそも全然山に行けてないし、、と色んな要素が絡んで憂鬱な日々が続いていたんですが、それを助けてくれているのが、「有機物を触ること」です。

野菜の成長を毎日観察していると色んな発見がある。

これはコロナが始まった当初にも強く感じて、さらに今その時以上にその恩恵を受けているように感じます。

春から畑を借りて野菜やお花を育てていて、毎日土をいじったり、新芽たちの成長を見届けていると、その悶々とした気持ちがスーッと消えていく。畑の命と自分の命がリンクしているような感覚が芽生え、雨が降っても「畑のみんなが喜んでるはずっ❤️」と嬉しくなる。畑もランニングと同じで、1日休むと変な感じがするし、身体が土に触れたがっているのが感覚的にわかってきます。

カオス感マックス・私とルイスのオーガニックガーデン!

前のブログ(4月)では走るのをお休みしていると言ったものの、今また再開して、ペースも距離も何にも決めないで気ままに走っています。家にいてパソコンやスマホと向き合う時間が長くなった分、よりいっそうランニングや野に出ていく必要性を感じています。

これもコットンウッドの種。野に出ると色んなものが目に飛び込んでくる。

コロナ以来、今まで以上にこれからどんな風に生きて行こうかなぁと考えていて、社会の中に何とか自分を組み込もうとする自分と、スピリチュアルな声にもっと耳を傾けたい自分のせめぎ合いみたいなのがあるなぁとも。以前バンクーバー島に行った時に「今日は鯨が見れる気がする」と信じて待ってたら本当に野生の鯨が現れて、別の日に今度は「シャチに会える気がする」と思ったらまた本当にシャチの家族が現れた。ニュージーを旅した時も、虹の出る瞬間や方角が直感的にわかるようになったりとか、なんかそういう力に気づく自分を忘れないようにしたいなぁとより強く感じるのです。

最近お母さんと電話していた時にもまた気づきがあって、私が小学生の時に校長先生が「カマキリのお母さんが、雪が降り積もるギリギリのラインに卵を産みつけて死んでゆく」という話をしてくれて、大感動してそれに関する作文を書いた経験を思い出し、当時の驚きと感動が蘇った。カマキリ母の直感にも感動したし、それでその年の積雪量が予想できる、ということにも驚いた。

穴あけパンチ並の見事な食べ方。

何が言いたいかというと、家の中で過ごしていると、そういう無意識的に感じとれる自然の力や「生き物たちが生きている」という感覚が当たり前だけど感じにくくて、私はやっぱりそういう時間が少なくなると、幸せを感じにくくなるなぁという気がしています。

だから走ることも有機物に触れることと似ている気がする。今はレースに出たりとかそんなレベルに自分を全然持っていっていないけど、風を感じたり、地面の衝撃を受け止めたり、鳥のさえずりを聞いたり、無意識の中の世界に飛び込んでいく扉みたいなのがランニングなのかなぁと最近考えています。やっぱり走るとスッキリするし、よく眠れるし、思いっきり泣いたあとみたいな心地よさがある。

アウトドア業界はコロナ時、つまりみんなの命を守ることを最優先で考えた時には「エッセンシャル」ではなかったかもしれないけれど(私は速攻仕事を失ったし、、、)、自分の人生にとっては、なくてはならない「エッセンシャル」だと気づきました。アウトドアスポーツだけじゃなく、音楽やアートもそうで、これらがなかったら、隔離生活ほんまに寂しいものになってたと思います。そんな自分にとってのエッセンシャルとは?に気づくいい機会にもなりました。

ランニングよ、土よ!雨よ!ありがとう!と大声で叫びたい(笑)。

畑で取れたもりもり野菜たち。これが私の身体になってゆく〜♪

ここまでランニングを長く続けてる理由って感覚的なことだから一言で表せないけど、生きてる、って感じれることなのかもしれないなぁ。

PROFILE

ケロズ

ケロズ | Shizuka Yoshimura

ランボー地球支部として世界を探索、いろんな人の心に窓を作ることをテーマに記事を書いています。過去4年間はカナダ2年、ニュージーランド1年、インド・ネパール半年、その後少し日本を経由して、現在はカナダの永住権を取得、バンクーバーで生活しています。今後さらに北上、極寒の地でアートとアウトドアの境目をユニークに生き抜くために少しずつ準備中。走ることが好きで、ロード、トレイル、夢の中、どこでも走ります。昼寝と動物が好きです。2014年裸で走るレース「Bare Buns Run」バンクーバー大会女子優勝。また現在幻冬舎が運営するウェブサイト、幻冬舎+(プラス)にて、「北極かえるのコモンロー日誌」も連載中。

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