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2020年6月17日

ゆっきー ゆっきー

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日々の練習での地図読み


海外への渡航がまだ見通せない状況が続いているため、海外で計画していたレースを一旦ストップし、この夏は国内トレイルを楽しむことに専念しようと思っています。具体的には、海外へチャレンジする前からおこなっていた、全国各地のトレイルを巡る旅です。

人気があるトレイルはもちろん好きですが、地元の人だけしか行かないトレイルにもよく足を運びます。過去には、地元福岡の太宰府天満宮〜英彦山や、仙台在住の頃には蔵王〜山寺を縦走したりと、トレイルを歩く際は地図は欠かせない存在となってます。

今年は人との接触頻度を減らすことや、怪我や事故のリスクを減らすことが求められているため、本格的な登山を行わず低山で人混みが少なくエスケープが容易であるという条件で、今は全国各地の地図を読み漁っています。
 

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私はどちらかといえば地図読みは得意な方だと思っています。地図読みが出来るようになるまでには、山での実践に加えて日常生活においても地図を読むということを意識して、これまでトレーニングを重ねてきました。

今回は私なりの地図読みのトレーニング方法と、海外レースにおける地図読みの重要性についてお話したいと思います。

 

地図読みのきっかけは部活動

地図読みは、もう20年以上も続けています。学生時代の部活動で、試合に負けると罰として学校まで走って帰らされてたことがきっかけです。当時はスマホが無かった時代ですから、学校までの帰路が分からなくなると、途中コンビニに立ち寄りMAPPLEなどで都度を確認するということを重ねた結果、地図読みができるようになりました。


今現在でも、地図は日常において必須アイテムとなっています。例えば、ランニングで地図読みをするときは、以下を必ず取り入れています。

①原則同じコースを走らない
②練習前後コースをイメージ・レビューする
③スマホや地図を持って走らない


①について、お気に入りのコースはなく、毎回走るルートを必ず変えること、また知らない道を一部に取り入れて走るようにしています。

②について、イメージするポイントは、お店、学校、警察署、公園、交差点の名称、バス停、河川などをランドマークにすることです。例えば、「セブンイレブン過ぎて200m先の交差点を左に曲がり、600m先の警察署の交差点を右に曲がる・・・」といった感じで、当日のルートをランドマークをもとに頭の中にイメージして走ります。今でもルートを間違えることがあるので、必ず走り終わったあとのレビューは欠かせません。

③について、冒頭スマホが無い時代から走っていたので地図を持たない癖が付いていますが、まずはスマホを持って走るだけでもだいぶ違うと思います。

また、ランニング以外でも仕事で取引先への訪問や車でドライブをする際も、同じく事前にルートを記憶しスマホやカーナビは使わないようにしています。
 

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最初は意識してランドマークをインプットするためとても頭が疲れますが、継続するうちに無意識で周辺の建物などをインプットされるようになります。

これは登山においても大いに役立ちます。山では景色が大きく変化しないため役立たないと思われがちですが、単調なトレイルにおいても特徴的な岩・木・植物や周辺の景色(稜線・送電線など)が無意識に頭の中に記憶され、たとえルートを逸脱しても、自分が辿ってきたルートをきちんと判別できるようになります。

私も登山で何度かロストした経験がありますが、このスキルおかげで事故を未然に防げたことが何度かありました。

 

海外での地図読みの重要性

海外レースで地図読みがとても役立ったと感じたことがありました。国内と海外レースの違いの1つとして、コース上でのスタッフの配置が挙げられます。

国内および海外でもUTWTなどメジャーなレースでは、ランナーの安全確保などを目的としてスタッフがコース上に配置されますが、海外レースの多くはコース上に人が配置されることがなく、正しくルートを進むためにはマーキングが唯一の頼りとなります。

しかしながら、マーキングの設置に関して以下のようなことがあり、マーキングだけを頼ると色々とトラブルに遭遇することがあります。

 

マーキングの統一性がない

レース前のブリーフィングでマーキングに関する説明がありますが、実際コースを走ると違った設置になっていることがあります。

特に顕著だったレースが、ドイツとオーストリアの国境をまたぐレースでした。ドイツではほぼ100m等間隔での設置でしたが、一方のオーストリアでは100〜500mと間隔が不規則で、この先のマーキングが見当たらずルートが正しいのか不安となり、何度もコースを引き返すということがありました。

 

マーキングが旗

マーキングといえばテープと思い浮かべると思いますが、海外だとテープではなく旗を利用することもあります。旗は地面やケルンなどに突き刺してあるだけなので、強風になると旗が飛ばされてたり、牧草地帯だと牛・羊・ヤギが旗を間違って食べてしまったり、踏み倒してルートが分からなくなったり、といったことがありました。

 

様々なマーキングが混在

これは香港だけに見られる特徴で、様々なレースのマーキングが混在することがあります。特に反射板を頼りに進む夜間において、他の大会のマーキングを拾いロストしたことがありました。

混在する理由として、10月〜翌年3月はレースが集中する時期で、主要トレイルであるウィルソントレイルなどでほぼ毎週レースが開催されるためです。出場レースの前日もしくは前週に開催されたレースのマーキングが撤去されずにそのまま残されていたということがよくあります。
 

マーキングが旗だと見ての通り
手で簡単に取り外しができる

 

以上を踏まえて今ではレース中に必ず地図を持参し、万一マーキングが無くなっても地図読みでカバー出来るようにしています。
 

海外では大会側が地図を準備してくれることが多い

 

海外では、日本で経験できない景色や絶景を思い出として写真に残すことも楽しみの一つだと思いますが、私の中では写真に残すことに加え、自分の脳に景色や絶景を記憶するのも楽しみの一つです。

PROFILE

ゆっきー

ゆっきー | Yukihisa Nakamura

海外のトレイルレース延べ2000km
本格的に海外を走り始めて4年、年500kmのペースで世界の魅力的なトレイルを駆け巡っています。
山本来の魅力を肌で感じることが好きで、有名な大会よりかはニッチでテクニカルなコースを選びがちです。
Swisspeaks 360km(Walker's Haute route)、UTMR 170km(Tour Monte Rosa)など完走。
2020年も日本で知られていない世界各国の魅力的な山・トレイルに出逢うこと。

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