働く人の声に耳を傾けて
新型コロナウイルス感染症拡大防止の為「STAY HOME」や「マスク生活」などが当たり前になってきたなと思う反面、いまだに「コロナなんて関係ないぜ」と思っている人もいるなーって思いますよね。
皆さんはどっちでしょうか?
GO TOキャンペーンのドタバタがあったり、東京を中心とした感染者数が増えてきている事もあり、私たちの大好きな登山でも「大丈夫かな?行っていいのかな?」と心配になりますよね。
ランボー山梨在住スタッフであるマツイには
「山梨の山どうなの?行っていいの?」
という質問がよく来るのですが、2020年の登山にはこれまで以上に調査が必要です。
さて、その前に、観光客について、田舎の観光地はどう思っているのか?という話。
この答えは、観光業者は来てほしい、それ以外の人は出来るだけ来ないで欲しいと思っている状況です。(当たり前な話でごめんなさい)
ただ、県外者が普通に遊びに来ることに「少し怖いな」という思いがあるのは事実で、車の県外ナンバーをついつい見つけてしまうのは、そういった心理が少なからず働いているからだと思います。
でも、これ、なんでだと思います?
特に感染者が多い東京都に住んでいる皆さんも、田舎に住んでいる私も「新しい生活様式」にのっとって、うがい手洗いの徹底やマスク着用、密にならないように対策していますよね?
未知のウィルスに対する不安の高まりが「都会の人怖い」になっているのだとしたら、それってあまり良くない事ですよね。
でも、緊急事態宣言中でも、来県していた観光客や、帰省者がおり、そこからの感染が1件でも起これば「新しい生活様式」を守っていないのではないか?という疑いになってしまうのです。
さて、話は戻ります。
今年の山はちょっと特殊です。
とにかく休んでいる山小屋が多い。
そして、閉鎖している登山道も多い。
有名なところだと、富士山、南アルプスの白根三山がそれにあたります。
また、登山道や山小屋は開いていても、宿泊者数を減らしていたり、売店業務を休んでいたり、これまの営業状況と変更している山小屋がとても多いのです。
また、閉鎖になっている登山道が多いせいか、開いている人気の山に人が集中してしまう傾向も。
ただ、これまで自粛生活を長く過ごしていた方々にとって、せめて週末に息抜きの登山ぐらいしたっていいじゃんって思いますよね?
その通りだと思います。
でも、山は密じゃないと言う人も居ますが、山頂や山小屋は密だと言う人もいる・・・
うーーーん、今年の登山はどうしたら?と思っていたところ、こんなサイトを見つけました。
Team KOI
URL : https://note.com/teamkoi
これは、山仕事を生業としている方々がコロナ禍に作り出したチーム。
チームの名前には由来があるのだが、KOIという音はいろんな日本語にかけられると、後付けながら気づいた。そのなかのひとつは「来い」。ちょっと荒っぽい言葉であるが、「山に来てね」「このチームにもぜひ来てね」という意味も兼ねている。独りよがりになりたくない。山を、登山を愛する皆さんと繋がっていきたいと思っています。
team KOI https://note.com/teamkoi
山が大好きなのは勿論、そこで働いているからこそ、感染予防もしたいし、でも遊びに来てほしい。
みんなの山だからこそ、みんなで楽しみましょうという提案をしてくれているサイトです。
そのteam KOIが作成したポスターがとても分かりやすいのでぜひ紹介させてください。
あそこに行ってはダメ、アレをしたらダメ、これはダメって言われたことがこれまで多すぎて、正直うんざりしていた時に、このポスターを見ました。
感染者が怖い。都会の人は心配だ。
そんなことをいつまでも不安視するのではなく、今から遊びに行く場所には、必ずそこで生活している人、働いている人がいて、その人達の声に耳を傾けてあげる、その人たちの生活を心配して行動してあげると思えば、ちょっと億劫になってきていた「新しい生活様式」も、やっぱり必要なことだなって感じますよね?
このポスターすごい当たり前の事しか書いていないのですが、その当たり前のことを見直してみるってすごい大切で温かいなと思いました。
これは、山だけではく、身近なお店にも同じことが言えると思います。
間もなく梅雨明け、そして連休、夏休みがやってきます。
せっかくのお休みを思いっきり楽しめるよう「働く人々の声に耳を傾けて」楽しんでいけたらなと思います。
ちなみに私は、山に囲まれたエリアに住んでいるので、今年はメジャーな山への登山は控えて、身近な里山や身近な自然を堪能しています。
意外と知らないこと多く、日々発見ばかりですよ。