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2021年5月12日

アサイセンセー

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そんなこともあったよね 暑いレース編

レースが中止ばかりで季節感のないコロナ禍2年目です。夏の暑さを感じる日には暑熱馴化をしましょう!ということは一年前に書いておりましたので、今回は熱い暑いレースのお話です。

70kmぐらいの新規レース開催は8月 直前までコースが発表にならなかったけど70km以上あるし高低差きつくない!?当時その地域ではトレランレースがほぼなかったので初トレランが70kmという選手もいました。地元のレース確かに出たいですよね。

その土地に飛行機で降り立ったタイミングで暑い!現地入っても暑い!これはやっぱりヤバいよね。直前の天気予報でも晴天予報でしたので急遽主催社には小さいプール(子ども用)を用意して頂き、各エイドに大量の氷と共に用意しました。緊急時にはアイスバスとして体温を下げるためです。

子どもが入らない子ども用プール(アイスバス用)

結果としては重篤な熱中症事例はありませんでしたが、脱水と暑さでコース上動けなくなる選手多数でした。誘導スタッフに水が欲しいとお願いする選手や沢の水を飲みだす選手もいたそうです。関門となる場所でもプールは水浴び用となり、沢が近い場所では沢に浸かって体温を下げてから進むようにアナウンスしました。沢がある度に浸かって身体を冷やしてフィニッシュまで進んだ選手も多くいました。スポーツとは言いにくいサバイバル感です。

主催者がコースを繋いでレースとして開催していても安全という保障はなく、自分自身でどんなリスクがあるのか判断しないといけないという事例となりました。救護担当としてもコース下見をする際は暑い時期のレースでは入れる場所に沢があるかも確認するようになりました。レース以外の機会で夏山に行く方も多いと思います。今一度熱中症対策見直して夏を楽しんで下さい。

かぶり水も少しでも体温低下に効果あり

PROFILE

アサイセンセー | Takayuki Asai

Polar Bear Trainer’s Team 代表
山に入るアスレティックトレーナーチーム白くま隊
トレランレースでは救護やケアブースを担当 安全に元気に走るために必要なセルフレスキューやケガの予防に必要なコンディショニングメソッド 専門性が高いスタッフが代筆として登場するかも
トレラン業界に関わって 1 0年越えていまだレースには出走したことありません。

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