アカウント カート オンラインストア

BLOG

2022年3月9日

アサイセンセー

67

そんなこともあったよね 低血糖 その2

エンデュランス競技では練習中も含めて起こることがあります低血糖の実際の症例について紹介していきます。
簡単な症状は前回のブログで紹介しました。
まだ読んでない方は先にさかのぼってこちらからどうぞ!!

実際のレース中の救護事例

100kmトレイルランニングレース スタートは0時スタート
エイドステーションは少なく選手としては前後を走る選手と野生の動物以外には出会わないレース 各関門やエイド・大会本部に救護担当を設置して運営
夜が明けて到着する第2関門に到着した選手より『400mぐらい手前に選手が倒れていた』とのAEDなど救護資材を背負って逆走でテクテクと現地に向かう。すれ違う選手からも倒れてましたよー意識はあったよ!と情報収集しながら進みます。前から明らかにフラフラ蛇行しながら歩く選手に合流しました。

選手曰くスタート前に寝れずにスタートしたので徹夜状態で眠くて仕方ないからガレた林道で寝たとのこと。後ろから来た選手が心配して低血糖を疑いぶとう糖を分けてくれて摂取したら復活したので歩き出したそうです。関門まで同行してエイドにある食料を食べて復活したので、レース継続していいか?やりとりありました。補給が出来ないならばリタイアした方が良いと伝えましたが、補給はないわけではなく眠くて面倒くさくなり摂取していたそうです。その後無事にフィニッシュとなりました。

この失敗から分かることは何でしょうか?
・スタート前の睡眠大事
・定期的な補給は必ず(眠くても。。)
・眠いのか低血糖なのか判断付かない場合もある

変な行動を取ることもあるというのが前回の症状のところでもあった通り判断ミスで寝てしまったという事例です。人がいないとこで寝ようという選択になっていたら見つかることもなくロストしていたことでしょう。

天候が悪い日ではなかったのですが寒いなか風が吹くようなレースでしたら低体温症に移行して命にも関わったであろう症例です。関門に近いところで対応も早く出来たのもラッキーでした。

このような少しのボタンのかけ間違えから大きな事故に繋がってくることも容易に想像が出来ます。補給計画は確実に計画通りに実行しましょう。

みんな集まれ王滝村ではライブもありDJ弘樹のプレイもありました。
今回の内容とは関連はありません(多分)

PROFILE

アサイセンセー | Takayuki Asai

Polar Bear Trainer’s Team 代表
山に入るアスレティックトレーナーチーム白くま隊
トレランレースでは救護やケアブースを担当 安全に元気に走るために必要なセルフレスキューやケガの予防に必要なコンディショニングメソッド 専門性が高いスタッフが代筆として登場するかも
トレラン業界に関わって 1 0年越えていまだレースには出走したことありません。

PICK UP

RELATED POST

商品を探す
閉じる