熱中症予防にリカバリー
目標とするレースに向けてトレーニングして疲労を回復(リカバリー)させることで体力向上のルーティンを繰り返す暑い夏いかがお過ごしでしょうか?
休養・睡眠・セルフケア・栄養とリカバリーに関わることは多岐に渡りますが、今回はセーフティマネジメント・安全管理の視点からのリカバリーのお話です。結論から言うならば『熱中症予防に水分補給と深部体温を下げるリカバリー』が重要です。
水分補給について
日々の生活やトレーニングで汗により体内の水分が出て脱水してしまいますという話しはコチラ➡
日々体重を計測して謎の体重減少がないのか確認しながら、意識的に水分補給を増やしたり、食事の中でも水分が多いものを摂取心掛けることが効果的です。私自身日常的にコップ一杯多めの水分補給を心掛けています。大事なレースのスタート前に実は身体が脱水しているということがないようにしましょう。コーヒーやエナジドリンクなどカフェイン摂取は利尿作用で水分が更に出て行きます。アルコールも脱水の原因になりますのでホドホドに。
深部体温について
熱中症の中でも重症である熱射病は深部体温が上がってしまうことが問題になります。湿度が高く外気温も高い日々の生活やトレーニングで体温が上がって下げることが出来ないことが問題になります。熱射病という緊急事態でないにしろ深部体温が平常時より高くなっていることは多いのではないかと思います。カラダに熱がこもるように寝苦しいなんてことありますよね。そんな時に深部体温を下げることをリカバリーとして実施しましょう。水シャワーや冷水浴、手掌冷却法、アイススラリーなどカラダの熱を下げる習慣をお試しあれ!深部体温は内臓器周辺の体温ということでわきの下や身体の表面では上手く測れません。簡易的な計測が出来ないので効果検証が出来ないのですが、さっぱりして睡眠の質も上がれば、まずはOKという形で進めて頂ければと思います。
暑い環境に強い人弱い人いると思いますが、出来るアプローチを検討してコンディションがどのように変化するのか気にすることから始めてみましょう。暑い日々を上手く過ごして大事なレースもご安全に!!