あなたがやりませんか
暑くなく寒くなく、虫も薮も少なく、晴天率も上がって、山を走るには1年でいちばんいい季節になりました(冬眠前の熊さんと出会う心配は増えるけど)。けれど、この時期は台風もやって来るし、前線の通過で強い風が吹くことがあります。トレイルに枯れ木が倒れたり、枯れ枝が落ちたりと、快適ランの邪魔に出くわすことが増えます。
スピードを落とさず、邪魔物を上手に避けるのもトレイルラニングの妙味ですが、邪魔にも限度があります。トレイル上の動かせる邪魔物は「あなたが」「走ることをやめて」「手で掴んで」「トレイルの脇に」どかしませんか。
雨の翌日によくある、上から転がり落ちてきた石もそうです、「あなたが」どかしましょうよ。
あなたが「この倒木、イヤだな」「この石、危ないな」と思うのなら、他のランナーも同じようにイヤだし、危ないでしょう。
あなたがどかさなければ、ずーっとそこにあります、ずーっとランナーやハイカーの邪魔しっぱなしです。1分や2分で済むことです、「走ることをやめて」「どかしましょうよ」。次に走る自分のためでもあるし。
同じ理由で、空のペットボトル、ジェルの口の切れ端、飴の包装紙・・あなたが拾わなければ、ずーっとそこに捨てられたままです。そんなのイヤです、拾いましょうよ。
特にグループランのときは立ち止まりにくいものですが、「見て見ないふり」はやめませんか。「誰かがやるさ」、「誰かが拾うさ」、はやめませんか。