事故が起こると大変だ
今回はトレランではなく、自転車レースイベントでの実際の症例です。
結論を先に言うと落車~緊急搬送~入院・手術となった症例ですが、その過程が何とも大変そうな状況でしたので共有します。
舞台は長野県の山の中 長いレースのフィニッシュ間際のロードの下りにて一人でスリップして転倒(落車)私はフィニッシュにいたので徒歩にて現地へ直行しました。頭部より出血あり、一番の問題は股関節が痛くて動かせないとのこと。骨盤や股関節付近の骨折を疑い救急車で緊急搬送となりました。
救急車を待ちながらのやり取り
・骨折している場合 手術が必要になることが多いのでしばらく入院必要
・関東圏在住のため転院しての手術になるかも
しばらく自宅には帰れない可能性が高いということです。
レースで乗っていた自転車は現地で保管してくれるとのことでしたが、大会駐車場には自家用車あり、PCや貴重品もすべて車の中にあり。もちろん救急車が荷物を取りに寄り道してくれることはありません。自営業なのでパソコンが手元にあれば何とかなるけど、いつ手元にくるだろうかという質問には何とも困りました。車は誰が引き取りにくるのだろうか、考えても答えは出ないとご本人もため息をつくばかりでした。
ちょっとしたことがきっかけで大きな事故につながるのが山の遊びです。これが日本以外の異国であったらどうなったことか。大きなリスクを背負いながら山で遊んでいることを認識してどうぞご安全にお過ごしください。