トレランポールは使いこなせば完走の味方です
スタッフばんりです。
みなさんポール使ってますか。
僕は先日の「白馬国際」に出たとき使ったんですが、かなり助かりました。正直ポールが無かったら「最後のゲレンデ」は登りたくなかったです。笑
ポール使用が許されている大会ならポールを使った方がいいでしょ!というのがいつも完走ペースで走る僕の感想です。笑
そしてもうすぐ10月のあの3連休、主要レースがいくつも控えていますがその中にポールの使える大会もありますよね。
直前だけどまだ悩んでる方向けの超直前リコメンドですがぜひご一読ください。
また、4カ月ほど前にRBRGブログで内坂さんがこんなブログを書いてくれていたり、そして前述の9月「白馬国際」(ポールが使える)に出場したりで、個人的には「ポール」への意識が高めな数カ月で、いろいろ調べたり試したりしました。
ちょうどそんな折にRBRGではポールのお取り扱いブランドが増えていたりしているので、その(個人的な)波に乗って現在のところのポールのおススメをご紹介します。
RBRGでのお取り扱いは下記3ブランドの3モデル。
《Mountain King / TrailBlaze (アルミ)》
《N&W Curve / Ergocurve 600 Skyrace (アルミ)》
《LEKI / ウルトラトレイル FX.ONE スーパーライト (カーボン)》
それぞれについて簡単におすすめポイントを。
※スタッフばんり(168cm)基準でMountain KingとLEKIは110cm、N&W CurveはSサイズ(80~100cm)でお話しします。
目次
Mountain King / TrailBlaze
▶RBRGで長らくお取り扱いのあるMountainKingはアルミタイプのみ取り扱いで、これは重量と耐久性、価格のバランスを見てのセレクト。
カーボンよりは重いけど破断のトラブルが少なく、価格も¥22,000-とちょうどよいところ。
通常の4つ折りタイプでは実測144g(先ゴムあり)、《3section》タイプの110cmなら139g(先ゴムあり。無しなら-9g)と最軽量とまではいかないまでも十分軽いです。
RBRGではマルチカラーの《Harlequin》、シンプルな《Black》と3sectionの《Grey》をご用意。それぞれ100~120cmの5cm刻みの中で身長に応じて選んでください。
予備の先ゴムもお忘れずに。
N&W Curve / Ergocurve 600 Skyrace
▶続いてN&W Curve(ニューカーブ)は1本ストラップ付で239gと軽量ではありませんが、使用時の安心感はかなり高め。独自のカーブで地面に力をロスなく伝えやすく、折りたたまずにストラップを使用して背中に背負うことで『出す⇔しまう』の時短になります。
下りの段差が大きなところで先にポールをついて全体重をかけて頼っても大丈夫なくらいの作りなので、とにかくポールに頼りたいんだって方におすすめです。※今なら本体+ストラップのセットで買ってもらうと収納ケースが付いてきます。お早めに。
LEKI / ウルトラトレイル FX.ONE スーパーライト
▶最後にLEKI。最近お取り扱いスタートしました。本体と手をグローブでつなぐタイプです。
グローブタイプのメリットは、ポールを地面に突いた後、前に持ってくる(持ち上げる)ときにポールをに握らなくても良いこと。突く回数が増えればそれと同じだけ上に持ち上げるので、そのとき握らなくていいのは楽ですよね。
そして地面に突く時も強く握らなくてよいのです。ガシッと力強く握らなくてもグローブで手が固定されているので、手/手首回りの出力は少なく済みます。ロングレースなら何万回も突くのでかなりの差になるかもしれません。
重量はほぼ記載通り。(カタログスペックって大体付属パーツをすべて取り除いた状態の重量になってますよね)
さすがカーボン製の軽さ。ですが先ゴムだけで14gはちょっと気になる重さです。
先ゴムなしの状態なら、このモデルが振った感じが一番軽いです。個人的にはこの「振った感じ」が軽いのかどうかが大事なポイントです。背負う装備もそうですが「(同じ機能を果たすなら)軽いに越したことはない」です。
ただ「グローブで手とポールがつながっていること」のデメリットも少なからずあって、例えば転倒してしまったときにポールが邪魔をしてすぐに手が付けないかもしれない、とか。地面の障害物にポールが引っかかってしまったときに(そのまま走り続けたら)手首ごと持ってかれるかもしれない、とか。
RBRGでは105,110,115cmの3サイズをご用意しています。税込み¥33,550-と少しお高めですが、使い勝手はかなり良いと思います。今年のTJARの選手やUTMBのトップ選手がこぞってLEKIを使用しているのも何となくわかるかもしれません。
※現在のところ店頭でのみのご用意です。オンラインストアでは準備ができ次第。
『畳む』⇔『伸ばす』も「シュバッ」っていう感じなのでその辺はぜひ店頭でお試しください。「ブラックダイヤモンドのDictanceシリーズと同じ仕組み」でわかる方はわかりますかね。笑
3つ折り?4つ折り?
▶収納サイズは
Mountain King / Trail Blazeは『33cm』。”3section”は『41.5cm』
LEKI / ウルトラトレイル FX.ONE スーパーライトは『33cm』
N&W Curveはそのまま背負いましょう!笑
お気づきの方もいるかもしれませんが、4つ折りのTrail Blazeと3つ折りのLEKIの収納サイズが同じ『33cm』なんです。基本的には「節」が増えれば増えるほど仕舞い寸は短くなるのですが、LEKIは3つ折りでもより短い収納サイズを実現していることになります。
ザックへの収納に『Salomon / Custom Quiver』を使用する人も多いかと思いますが、「節」が少なく折りたたんだ時の「径(=節が何本か)」が細いほうがQuiverにはスムーズに入れやすいです。4つ折りなら4本(左右2本組で合計8本)の棒をまとめて収納するより、3つ折りで合計6本の棒をしまう方が全体が細くてラクというイメージ。
あとは3つ折りのほうが畳んだ時に「地面に突いている先端」と「グリップ/ストラップ」が逆サイドになるからグリップが汚れなくてよい。とかありますがこの辺りは気持ちの問題も入ってきますね。笑
お試しください
▶あとは実際に。
可能なら店頭で長さの具合を確かめてみてください。振り心地も確かめてみて下さい。
レースの味方になってくれそうな気にいるモデルをぜひ。
あとは練習を。笑
「昔スキーやってました」という人でない限り使いこなすには時間がかかるかと思います。
講習会を見つけて飛び込んでみて、ぜひ人から教わってみましょう。
僕はYouTubeで海外のトレイルランナーの動画見て真似してみたりしてます。笑
ばんり