〈トラックバック〉だけは知っておいて
道迷いは遭難事故につながります、最悪の場合、生命を失うこともあります。ですが、あなたがGPS時計を持っているなら(すべてのトレイルランナーは必須だと思うな)、2つか3つのボタン操作をするだけで、「そこまで来た道(軌跡)を逆にたどれるのです」、「スタート地点に戻れるのです」。真っ暗闇であろうが、濃霧であろうが、手首の時計があなたを安全な元の場所に案内してくれるのです。ですからGPS時計を持つべきだし、そのありがたい機能を使いましょうよ。

時計を止めない
- 駅やバス停、登山口などで時計をスタート(エクササイズ開始、計測開始)させること、その地点からGPS受信が開始され、移動データ/あなたの軌跡が時計に蓄積されていきます。
- 道に迷ったら「絶対に計測を止めずに」「計測したままの状態で」、トラックバック機能を操作すること。
2021年6月に「嵐でも真っ暗闇でもあなたは道に迷いません」というタイトルで「トラックバック」を紹介しています、もう一度ご覧ください。このときは「スント」と「ガーミン」を例にしました。でも、「カロス」や「ポラール」にも同じ機能がついているし、操作する名称も同じです。まずは自分の時計のトリセツをお読みください、「トラックバック」と入れれば出てきます。
街でやっておこう
カンタン要約、「スタート地点に戻る」には
- 現在位置までの軌跡を逆にたどる「トラックバック」機能。
- 現在位置からスタート地点までの方向と直線距離を示す「ファインドバック」「Back to Start」「スタートに戻る」機能。
のふたつがあります、道迷いの状況しだいですが、来た道をそのままたどる「トラックバック」が確実です。
街ランのときにその操作をやってみましょう。山でこの操作をすることがないように祈りながら。