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2025年8月1日

内坂庸夫

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〈トラックバック〉だけは知っておいて

道迷いは遭難事故につながります、最悪の場合、生命を失うこともあります。ですが、あなたがGPS時計を持っているなら(すべてのトレイルランナーは必須だと思うな)、2つか3つのボタン操作をするだけで、「そこまで来た道(軌跡)を逆にたどれるのです」、「スタート地点に戻れるのです」。真っ暗闇であろうが、濃霧であろうが、手首の時計があなたを安全な元の場所に案内してくれるのです。ですからGPS時計を持つべきだし、そのありがたい機能を使いましょうよ。

時計を止めない

  1. 駅やバス停、登山口などで時計をスタート(エクササイズ開始、計測開始)させること、その地点からGPS受信が開始され、移動データ/あなたの軌跡が時計に蓄積されていきます。
  2. 道に迷ったら「絶対に計測を止めずに」「計測したままの状態で」、トラックバック機能を操作すること。

2021年6月に「嵐でも真っ暗闇でもあなたは道に迷いません」というタイトルで「トラックバック」を紹介しています、もう一度ご覧ください。このときは「スント」と「ガーミン」を例にしました。でも、「カロス」や「ポラール」にも同じ機能がついているし、操作する名称も同じです。まずは自分の時計のトリセツをお読みください、「トラックバック」と入れれば出てきます。

街でやっておこう

カンタン要約、「スタート地点に戻る」には

  1. 現在位置までの軌跡を逆にたどる「トラックバック」機能。
  2. 現在位置からスタート地点までの方向と直線距離を示す「ファインドバック」「Back to Start」「スタートに戻る」機能。

のふたつがあります、道迷いの状況しだいですが、来た道をそのままたどる「トラックバック」が確実です。

街ランのときにその操作をやってみましょう。山でこの操作をすることがないように祈りながら。

PROFILE

内坂庸夫 | Tsuneo Uchisaka

「ヴァン ヂャケット」宣伝部に強引に入社し、コピーライティングの天啓を授かる。「スキーライフ」「メイドインUSA」「ポパイ」「オリーブ」そして「ターザン」と、常にその時代の先っぽで「若者文化」を作り出し、次はなんだろうと、鼻をくんくん利かせている編集者。
 2004年に石川弘樹に誘われ生涯初のトレイルラニングを体験(ひどいものだった)、翌年から「ターザン」にトレイルラニングを定例連載させる。09年に鏑木毅の取材とサポートでUTMBを初体験、ミイラ取りがミイラになって12年吹雪のCCCに出場(案の定ひどい目に遭う)そして完走。(死にそうになったにもかかわらず)ウルトラってなんておもしろいんだろうと、13年、UTMBの表彰台に立ちたい、自身の夢をかなえようと読者代表「チームターザン」を結成する。
 「ターザン」創刊以来、数多くの運動選手、コーチ、医者、科学者から最新最良な運動科学を学び、自らの体験をあわせ、超長距離走のトレーニングとそのマネージメント、代謝機能改善、エネルギー・水分補給、高所山岳気象装備、サポート心理学などを研究分析する。ときどき、初心者のために「100マイルなんてカンタンだ(ちょっとウソ)」講習会を開催してる。

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