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2021年6月2日

内坂庸夫 内坂庸夫

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嵐でも真っ暗闇でもあなたは道に迷いません

「スント」「ガーミン」。あなたは山に入るときGPS時計をお使いでしょうか? だとしたら絶対に絶対に道迷いしません。正しく言えば道に迷っても、来た道をなぞって戻ることができます。あるいは緊急事態発生のとき、スタート地点(計測を開始したところ)に最短距離のトレイルを選んで帰れます。

「そんなの知ってるさあ、バカにすんない」と言うのなら、こちらも安心。パタリとこのコンテンツを閉じて、もっと役立つ隣のページにとんでください。

「ベテランのオレサマだよ、道迷いするわけないじゃん」
「いつもGPSナビをDLしてそれをたどるから平気さ」
「高い山に行かないから知る必要ないよ」

そんな人こそウエルカム、5分で「道迷いしない」「最短で戻る」がわかっちゃうから、この先に進んでくださいな。

でね。スタート地点/計測開始地点に戻るには A)B)ふたつの方法があります、「スント」「ガーミン」それぞれ呼び名が異なるのでご注意ください。また、どちらも「計測を止めない」まま操作します、止めたらダメですよ。
 

A)ブレッドクラム/トラックバック

やって来た道をそのまま「逆戻り/逆にたどって戻る」方法です。専用のナビ画面が表示されます。間違ったであろう分岐や峠に確実に戻れるので、正しいルートを選びなおして山行(トレラン)を続けることができます。

スントの「ブレッドクラム」は?

実にカンタン。計測したまま、表示画面を3番目か4番目に変えると、ぽちぽちと点々がつながっている画面になります、それがブレッドクラム。「ヘンゼルとグレーテル」がお菓子の家に行くとき、森の中でも帰り道がわかるようにパン屑を落としながら歩きました、それからの命名です。なので、Uターンしてそのパン屑をたどればいいんです。

ブレッドクラム画面で右中央ボタンを長押しすると、ぽちぽちコース表示の縮尺を変えることができます。右上ボタンがコース拡大、右下ボタンがコース縮小です。あとで説明する「スタート地点に戻る」を設定すると、ブレッドクラム画面にスタート地点の方向を示す▲マークが表示されます、すんごいわかりやすいです。

 

ガーミンの「トラックバック」は?

計測状態で「左中央ボタンを長押し」→項目選択→「ナビゲーション」→「スタート地点」→「トラックバック」を選びます。スタートからそこまでのルートが表示されますから、そのルートをたどればスタートに戻れます。
  

B 直行/スタート地点に戻る

ナビによるルートではなく、スタート地点の「方向とそこまでの距離」が画面に表示されます、目的地を教えてくれる電子コンパス画面だと思いましょう、まさにそうですから。天候急変、雷、土砂降り、強風、濃霧、ホワイトアウト、夕闇が迫ってきた、仲間がケガしたので救助要請などなど、すぐにもスタート地点に戻りたいときに起動させます。

方角と距離を参考に自分で最短コースを選びながら戻ることができます。ガーミンの日本語表記では、わかりやすく「直行」。スントは「スタート地点に戻る」、英語だと「FIND BACK」です。

時計にはスタート地点の方向とそこまでの直線距離が示されるだけですから、途中に谷や沢、湖、尾根などがあるときは、臨機応変に対処しなくてはいけません。いくら最短だからといって、藪をかき分け、道なき道をまっすぐ進むのは愚の骨頂、滑落、立ち往生、水没100%です。遠まわりに思えてもトレイルを進む方が安全ではるかに早いです。
 

スントの「スタート地点に戻る」は?

計測状態で3番目か4番目のナビ画面にして、右下ボタンを押して「ショートカットメニュー」から「ナビゲーション」→「スタート地点に戻る」。新しい表示画面に▲があらわれて、スタート地点の方向を示してくれます、真ん中の大きな数字はそこまでの距離です。この画面の下半分をタップすると距離の下の、ETT(予想到着所要時間)、ETA(予想到着時刻)、現在時刻などの表示変更ができます(**)。

ガーミンの「直行」は?

計測状態で「左中央ボタンを長押し」→「ナビゲーション」→「スタート地点」→「直行」を選びます。〈方向と距離だけの表示〉、そして〈現在位置とスタート地点を紫色の直線で結んだ表示〉のふたつがあります。

*スントもガーミンも画面表示に「予想到着所要時間」「予想到着時刻」「残りの距離」を設定しておけば、「ブレッドクラム/トラックバック」「スタート地点に戻る/直行」いずれの場合もそれらが別画面で表示されます。

*最新のアップデートをしたスント「9 バロ」、ガーミン「フォアアスリート645 MUSIC」を使って説明していますが、それぞれ画面表示の設定などデフォルトと大きく変えています。みなさんのスント、ガーミンと操作や表示が異なるかもしれません。詳細はそれぞれのユーザーガイドをご覧ください。

**4月26日の《「阿蘇/ART100」緊急対策、「スント」のナビ&エイド設定》をしておきましょう。

PROFILE

内坂庸夫

内坂庸夫 | Tsuneo Uchisaka

「ヴァン ヂャケット」宣伝部に強引に入社し、コピーライティングの天啓を授かる。「スキーライフ」「メイドインUSA」「ポパイ」「オリーブ」そして「ターザン」と、常にその時代の先っぽで「若者文化」を作り出し、次はなんだろうと、鼻をくんくん利かせている編集者。
 2004年に石川弘樹に誘われ生涯初のトレイルラニングを体験(ひどいものだった)、翌年から「ターザン」にトレイルラニングを定例連載させる。09年に鏑木毅の取材とサポートでUTMBを初体験、ミイラ取りがミイラになって12年吹雪のCCCに出場(案の定ひどい目に遭う)そして完走。(死にそうになったにもかかわらず)ウルトラってなんておもしろいんだろうと、13年、UTMBの表彰台に立ちたい、自身の夢をかなえようと読者代表「チームターザン」を結成する。
 「ターザン」創刊以来、数多くの運動選手、コーチ、医者、科学者から最新最良な運動科学を学び、自らの体験をあわせ、超長距離走のトレーニングとそのマネージメント、代謝機能改善、エネルギー・水分補給、高所山岳気象装備、サポート心理学などを研究分析する。ときどき、初心者のために「100マイルなんてカンタンだ(ちょっとウソ)」講習会を開催してる。

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