5/13 ファストパッキングの第一歩「金曜の夜の野宿ラン」開催します。


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5/13に、MoonlightGear、OMM、Six Moon Designsの協力の元、ファストパッキングの第一歩的なイベント、「金曜の夜の野宿ラン」を開催します。

ここ数年、トレイルランナーの間でも話題になってきている”ファストパッキング”。言葉の定義自体少し広い感じもしますが、ざっくり言うと、縦走やハイクにランを組み合わせ、より早く長い距離を移動するアクティビティです。

僕の解釈で、ファストパッキングをするために必要な要素を紐解くと

ファストパッキング=「登山家の知識・経験」+「ULハイカーの軽量化ノウハウ」+「トレイルランナーの脚力」

って感じ。

上の要素の何が得意かでファストパッキングのスタイルも変わってきます。「登山家の知識・経験」が浅くてもフラットなロングトレイルであれば楽しめるし、「トレイルランナーの脚力」があれば荷物が重くても走れてしまったりします。ちなみに、それぞれの要素が最大化されると、それこそTJAR(TRANCE JAPAN ALPS RACE)に出れるようなレベルになるわけです。

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– 2013年に友人と北アルプスでファストパッキングした時の1枚。白馬岳に向かっています。3日間で栂池〜白馬岳〜欅平〜水平歩道〜池ノ平小屋〜黒部ダムとかなりハードな行程でした。

で、トレイルランナーがファストパッキングに挑戦したいと思った時には、「登山家の知識・経験」がないことが結構多い。中でも「野営」経験がないことがハードルになる方が多いんですね。

野営っていうのはここでは、

広義には特に幕や屋根類が無くとも、ともかく野(野外、屋外)で一時的に生活すること

をさします。

「テント持ってない」「寝袋持ってない」「外で寝たことない」「とにかくなんか怖い」

人間、したことないことは結構不安なもので、そんな中でもファストパッキングの核の部分とも言える野営経験がないっていうのは、確かにファストパッキングをする上での心理的ハードルになります。

ってことで、そんなみなさんにファストパッキングや野営をカジュアルに体験してもらうために、Run boys! Run girls! では MoonlightGear、OMM、Six Moon Designs の協力の元、イベントを始めることにしました。

その名も「金曜の夜の野宿ラン」です。

簡単に言うと、一泊する道具を持ってRun boys! Run girls! から約12km離れた江東区の若洲キャンプ場までラン。そこで一晩を明かそうという企画です。

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– 若洲公園キャンプ場。ファミリーがBBQして楽しんだりするようなキャンプ場です。 Photo by Kazuhiko Maeda -若洲海浜公園のキャンプ場 (2009) / CC BY 2.0 

過去に僕もこのコースをMoonlightGearの面々とランして、ビビィサックで寝たりしましたが、普通に楽しいです。まず単純に星空の下、テントやタープ、ビビィサック、はたまた剥き出しの寝袋で寝るっていうのはただそれだけで楽しい。

トレイルランより重い荷物を持って走る。それもまたいい経験です。どのくらいの重さなら自分は走れるかっていうのもわかりますし、何より荷物を選ぶ重要性や楽しみが増してきます。また、桑原やMoonlghtGear千代田君、スタッフ服部君も参加しますので、ギアセレクトについてのお話も走りながらやキャンプ場で相談してもらうことができます。

今回のイベントで必ず必要というわけではありませんが、あえてファストパッキングの装備を持って走るということも経験値になると思います。ファストパッキング装備の一例としては以下のリンク先のOMMの装備リストが参考になります。(http://theomm.jp/?page_id=1063%2F#gaiyou

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-上の写真で紹介した北アルプスFP時2泊3日分の装備。テント・寝袋・食料全てパッキングしています。全員OMMのザックを使用

更に今回はSix Moon Designs と OMMの2ブランドからご協力をいただき、以下の体験ができます。いざ野営をしようと心理的ハードルを超えても、幕(テントやタープなどのことを指します)や寝袋も色んな種類があり、次はそのチョイスに頭を悩ませます。その際の参考にしていただければと思います。

1)Six Moon Designs テント/タープ体験

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超軽量のテントやタープを生産しているSix Moon Designs(SMD)のテント/タープを実際にキャンプ場で体験することができます。ファストパッキングをする際に一番軽量化できるのが幕です。一般的なキャンプ用テントは一人用でも2kg以上の重量があったり、山岳メーカーからリリースされている軽量テントも1kg~1.5kgくらいのものが多いです。

SMDの代表的なテントLunar Soloは650g。支柱となるポールを含まない重さですが、ファストパッキング時にはトレッキングポールを使用することが多いので、それで代用可能です。ワンポールで設営するのでツェルトと比べても安定感が高く設営しやすいのも特徴ですし、居室の広さも十分。非常に快適性が高く、ULハイカーからの支持も高いテントです。

当日はこのLunar Soloを始め、強度を高めたLunar Solo LE(790g)、2P用であるLunar Duo(1100g)、ポール2本で設営するSkyscape Trekker(650g) のテントと、タープは2P用のHaven Tarp(500g)、1P用のDeschutes Tarp(368g)、ポンチョにもなるGatewood Cape(330g)を実際に設営します。(※重量はメーカー公表値)

テント泊の経験のない方、テント泊は経験あるけど、タープって開放感は良さそうだけどちょっと抵抗あるなんて思っていた方もこの機会に是非Six Moon Designのテント/タープを体験してください。時期、天候、場所を見定めれば軽量で開放感のあるスタイルは最高ですよ!

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-ガッチガチのスタイルじゃなくて、こんな気軽なスタイルでも野宿を楽しむことができますよ!

Six Moon Designsの商品はこちらからチェックできます。
http://moonlight-gear.com/?tid=2&mode=f6

2)OMM ザック・寝袋体験 & Phantom 25 CL 先行予約

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イギリスの独自のレースORIGINAL MOUNTAIN MARATHONから生まれたOMMのギアは、軽量かつ過酷な環境に耐えうるクオリティの高さで多くのアウトドアマンから評価を得ています。

個人的にもOMMのClassicシリーズのザックはファストパッキングに欠かせないアイテムとなっています。軽量のファストパッキング向けザックが増えてきた現在であっても、無骨とも言えるショルダーハーネスの厚みは、長期間や重量がかさむ際にはなんだかんだで一番の快適性をもたらしてくれます。ぱっと見新鮮味のない見た目なんですが、背面長も絶妙な短さで、重心が腰より上にくるため動きやすいし走りやすく、本当によくできたザックだと思います。

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– 以前MoonlightGearのメンバーと奥秩父を一泊のFPした際の写真。全員OMMのザックを使用。左から二番目が僕ですが、ザックの背面長が短く腰の上で背負っているのがわかると思います。

当日はそのClassic25/32と、よりテクニカルなディテールが盛り込まれたPhantomシリーズの新作ザックPhantom 25 CLにRun boys! Run girls! / MoonlightGear のスタッフが実際にパッキングをして走ります。現物を確認できるのはもちろんのこと、リアルなパッキング時の背負い心地を確認してもらえるのもポイントです。

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-Phantom 25 CLは大容量化とショルダーの快適性・収納性が上がり期待大のモデル

寝袋は、Mountain Raid1.0(380g 快適使用温度14°C)、Mountain Raid1.6(430g 快適使用温度9°C)、Mountain Raid PA1.6(下半身部分だけの寝袋で、ダウンジャケットとセットで使用可能)を体験できます。

Mountain Raidシリーズは、濡れに対して非常に強い化繊綿のPrimaloft® GOLDを中綿に使った寝袋です。天然のダウンを用いた寝袋は濡れると急激に保温性を失いますので、それに比べて状況を問わず使用がしやすいのと、380g/430gという重量は、使用者が多い他メーカーの化繊寝袋の同スペックのものに比べて実に半分という軽さで、ファストパック初心者に非常に使いやすい寝袋と言えます。

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また、今回のイベント参加者がOMMのザック/寝袋をイベント用に事前購入される場合や、イベントで体験したアイテムを後日購入される場合は、特別価格でのご提供をします。

いつも通り、長いイベント紹介ですみません(笑)でも、僕もMoonlightGear千代田君も本気なので、いろいろ盛り込んだかなりの密度のイベントになっていると思います。僕個人も千代田君からこの企画を聞いた時から(彼がRBRGに提案してくれたんです)「絶対楽しいやつだ」と思って、自分が楽しみにしています。

「野宿」って言葉もすごいいいですね。とっつきやすいし、「思い切って外で寝ちゃえ」感があって、この感覚って僕らがアウトドアが好きな感覚の根底にあるものじゃないかと思います。

とにかく、ファストパッキングっていう新しい楽しみ、ひいては外で寝ることの楽しみを知って欲しいです。そこに興味のある方、新たな第一歩を踏み出したい方には全力でサポートします。宿泊装備のない方もご相談に乗りますので、是非お気軽にご参加いただければと思います。

最後になりますが、今回のイベントのバナー画像には、韓国のULハイクメディア「BETTER WEEKEND」の写真を許可を得て使わせてもらいました。彼らは日本のULシーンも取り上げた本を現在作成中とのことでとても楽しみです。

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日  程:2016/5/13(金)
      19:30 Run boys! Run girls! 集合
      20:00 スタート
      22:00 キャンプ場着
     2016/5/14(土)
      06:00 起床・朝食
      07:00 ギア紹介(テント・ザック・寝袋)
      09:00 撤収開始
      10:00 現地解散
     ※宿泊が前提ですが、ご予定のある方は10:00以前の早退も可能です
定  員:15名
野宿場所:江東区若洲公園キャンプ場 http://www.tptc.co.jp/park/03_09/camp
費  用:2,000円(キャンプ場宿泊費を含みます)
装  備:宿泊装備(テント・寝袋等)、ライト(夜間走・設営に必要です)
     朝食(ご自身で調理or出来合いのものいずれでも結構です)
     ※今回のイベントで必ず必要というわけではありませんが
      ファストパッキングの装備は以下のOMM装備リストが参考になります。
      http://theomm.jp/?page_id=1063%2F#gaiyou
備  考:雨天開催(荒天時中止)
申  込:ページ下部のフォーム、もしくは以下のURLからお申し込みください
(お申込フォーム) http://goo.gl/forms/yUpZxMzbso

※宿泊装備について
原則各自でご用意いただくことなりますが、現在お持ちでない方は装備のご購入を含めてサポートいたします(OMM製品に関しては参加者割引があります)。また、若干数ですがレンタルできるものもあります。僕らとしてはファストパッキングを始めてみたいというモチベーションのある方をサポートしたいので、気持ちは十分あるけど道具がないという方は、エントリーしてから色々ご相談いただいても大丈夫ですよ!

また、「ちょっと重いけどテントを持っている・軽くはないけどザックはある・古い寝袋ならある。でも新しい軽いのを買うのも抵抗がある」って方。無理に新しいものを買わなくてもいいです。まずそれをパッキングしてみてください。それで12km走れそうなら大丈夫です。走ってみて、寝てみて、もっと軽いもの・快適なものが欲しいと思ったら、その時購入を検討すればいいです。

多少重かろうと、快適性が低かろうと、街でのランで街での野営です。失敗してもリカバリーが十分できます。山では怖くてできないことを街でする。山では失敗しないために街で失敗する。というのもこのイベントの大きな目的です。是非はじめの一歩を踏み出してもらえれば嬉しいです。