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EVENT

2016年11月24日

Run boys! Run girls!

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日時 - 終了

11/27 OMM振り返り企画 「俺たちのOMM」開催!

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OMMは振り返りもまた楽しい。ということで、11/27は丸一日誰かがOMMを振り返るイベント、「俺たちのOMM」を開催します。
今年も大盛り上がりのうちに幕を閉じたOMM(Original Mountain Marathon)。SNSでも至るところでポストされてましたし、参加していない人にもその熱気は伝わったのではないでしょうか?
そんなOMM、出場するのはもちろん楽しいのですが、後からあーだこーだみんなで言う感想戦もまたかなり楽しいのです。
同じカテゴリ同士だったら、一つのポイントに対してどうアプローチしたかとか、長い行程の中でどこで手こずったかなんて話が盛り上がるし、違うカテゴリだと、なるほどスコアロングはそんなことになってたのか?とか、目線の違いを楽しめます。何より、ポイントを取った話もロストした話も話してる人が本当に生き生き話すんですよ!
そんな感想戦が毎年お店で開催されていたので、じゃあ今年はイベントにしようと思い、様々なカテゴリの出場者を集めて、OMM振り返りイベント、その名も「 俺たちのOMM 」を11/27日曜日に開催します。無料イベントで予約も要りません。どなたでもご自由に参加ができます。
この日のRun boys! Run girls!は12時のオープンから21時のクローズまで一日中誰かしらがOMMを振り返っています笑。出た人は出た人で、出なかった人は出なかった人で絶対に楽しい話が聞けるはず。OMMっていうフォーマットだけじゃなくて、山においてのナビゲーションやアイテムの軽量化のヒントもあるでしょう。
当日OMMを振り返ってくれる”振り返リスト”の詳しい紹介と当日の振り返りタイムテーブルは以下。それぞれには30分くらいのプレゼンテーションをお願いしています。その後の時間は質問したり、逆に「俺のOMM」を振り返りストに話してみてもいいかもしれません笑。
<< 振り返リスト 及び タイムテーブル >>

12:00~ 鷹巣真也(RBRG/ストレートロング )
13:00~ 団長(スコアロング)
14:00~ 石塚彩子(スコアショート総合4位、女子1位 )
15:00~ 油井 望奈美(ストレートショート)
16:00~ Domingo(ultralunch)& 黒川裕規(スコアショート)
17:00~ 山本格嗣(KBRC/スコアロング)
18;00~ 渡辺浩司(スコアショート総合2位、混合1位)
19:00~ Jackie Boy Slim(トレイル界の琵琶法師/スコアロング)
20:00~ テツ&トモ(Hiker’s Depot 土屋智哉 & PaaGo Works 斎藤徹 /スコアロング)

12:00~ 鷹巣真也(RBRG/ストレートロング )


RBRGスタッフスースーはストレートロング三回目のチャレンジで悲願の初完走。カテゴリ中最もタフなストレートロングをいかにして完走したか?過去2年との比較も含めて話してくれるでしょう。今回ストレートロングの振り返りストはスースーだけですので、ストレートを振り返ったり、今後チャレンジしたい方は是非スースーの振り返りを聞いてみてください。

13:00~ 団長(スコアロング)
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笑顔とヒゲがトレードマークのご機嫌野郎、団長。今年のOMMのテーマは楽しむ。やりたいようにやって結果としては総合42位と満足の出来。でも、「それよりも1番だった事は、長年の相棒と安い酒も旨い酒に変わる楽しい仲間がいたからですね!」という相変わらずのご機嫌スタイルでした。OMMに身構えてる方は、こんな感じで楽しめばいいんだという参考になると思いますよ。なんで団長かは本人に聞いてください笑

14:00~ 石塚彩子(スコアショート総合4位、女子1位 )

こちらも3年連続出場のさいちゃん(写真右)。「小海直後に日和ってスコアショートに変更し、とにかく楽しむことだけを考えて過ごした二日間でした。」とのことでしたが、結果はなんと女子優勝。ポイントはなんだったんでしょうか?

15:00~ 油井 望奈美(ストレートショート)

OMM JAPANの傾向として、スコアカテゴリが人気なことが挙げられます。要因は、自分たちでルートの難易度を調整でき、経験のあるなしに関わらずその人のレベルに合わせて楽しめるところにあります。逆にストレートカテゴリは、時間内に決められたポイントを指定された順番で回らないといけません。時間に追われながらのナビゲーションでは、冷静なときには間違えないようなミスをしたりします。また、ナビゲーションスキルに加えて、走力、タイムマネジメント、メンタリティが問われます。油井 望奈美さん(ゆい もなみ aka もなみん、写真右端)は、女性ペアでストレートショートに挑戦、3割というストレートロングより厳しい完走率の中、完走はなりませんでしたが、二日目にも決してモチベーションを切らすことなく、ナビゲーションの精度を上げて健闘しました。ここでは、ちょっとピリッとした緊張感のあるストレートショートカテゴリに、もなみんペアがいかに立ち向かったか、そういう話が聞けると思います。

16:00~ Domingo(.:ULTRA LUNCH:.)& 黒川裕規(スコアショート)

RBRGともなじみの深い .:ULTRA LUNCH:. のバス停おじさんことドミンゴは、だいたい何かとバス停おじさんのサポートをしてくれる黒川くんとコンビ参戦。ちなみにドミンゴはウルトラランチが多忙につき、今回のOMMが2年半ぶりの大会出場だったとのこと。地図読みスキルがないのでハイキングの延長でのゆるゆる参戦「参考になるお話などマジで1ミリもない気がするのですが…汗」と言いつつも、来年以降参加する人に伝えたいことをメッセージで山ほど送ってきたので、結構聞き応えのある話になるんではないかと思います。
ちなみに、ドミンゴが最近開発したビバークレーション(お湯で2分(180ml)で出来上がる、82gの山飯)、軽い早いうまいで最近ランナー/ハイカー界隈でかなり評判になっているのですが、OMMでも多くの参加者が携行していたようです。とにかくみんなが口を揃えて言うのが「美味い」ということ。僕も食べましたがマジで美味いですね。他のアルファ米とかの延長線上にいません。で、今回若干試食サンプル(新食のポルチーニクリーム味)を持ってきてもらえるとのことですので、彼らのプレゼン後に試食タイムをもうけようと思います。そちらもお楽しみに。



17:00~ 山本格嗣(KBRC/スコアロング)


山本格嗣(まさし)君は桑原がランニングをする前からの友人ですが、川崎でグループランを開催したり、最近ではジョンミューアトレイルをハイキングしたり(RBRGでも報告会を開催しました)、自分の事を特にランナーともハイカーとも規定しないで、楽しく遊んでるタイプの人。ちなみに今回のイベントタイトルはまさしの直筆です。というのはイベント名が彼の定番フレーズ「俺たちの〜(〜にはレース名や山域などが入る)」を拝借しているからです。
今回のOMMは「1日目は絶好調でそこそこいい得点で折り返したのに2日目は攻めすぎてまさかの0点。なかなか手強かったけど二年ぶりのOMMは楽しかった。」とのこと、ロゲイニング形式のスコアならではの感想ですが、何があったか気になります

18;00~ 渡辺浩司(スコアショート総合2位、混合1位)

渡辺浩司さん(僕らはまんもさんと呼んでいる)は、シャツやサンダルでさらっと嫌味なく走っている、自然体でトレイルを楽しむ素敵なランナーです。食にもこだわりがあって、確か2年前のトレイルウォーカー(4人組で100kmを完歩するチャリティイベント)では、サポートとして、.:ULTRA LUNCH:. のケータリングフードを仲間のランナーにふるまっていました。コースに対するデータ分析なんかも緻密にされている方で、Facebookのタイムラインでまんもさんがカシミール(3D地図ソフト)で、コース分析をされているのを時折目にします。今回のOMMも終了後すぐにご自身のGPSログを読み込んで、振り返りをしていました。今回の振り返りストの中で、一番テクニカルな話をしてくれるのではないでしょうか?また、今回のまんもさんのOMMはエントリーからリザルト確定までかなりの波乱万丈だったようで、そんな話も聞けるのかな?
ちなみにまんもさんの話ではないのですが、上の写真の右端はOMMのファウンダーであるアンディと彼の息子で現在OMMのマネジメントをしているトムです。今回は日本でカンファレンスMTGをするため、UKのOMMチームがこぞって来日していました。

19:00~ Jackie Boy Slim(Jindaiji Mountain Works / Mr. 表現 /スコアロング)


トレイル琵琶法師、つまり語り部。パッション、エモーションを重んじ、時には言葉のグルーヴが話の筋に勝る。「Big up 俺から出たるなんたるか」を地で行き、ある時は自分の話した生きのいいフレーズに驚き、愛し、即座にそれを多用する。2015年、信越五岳8Aの誘導ボランティアで、全ランナーを泣きながら送り出していた全力エイドスタイルは大会開催中の段階で伝説に。
Jackie Boy Slim こと、JBSこと、ジャキさん。表現させたらこの人に右に出る人はいないです。とにかく話が面白い。そして話したいことと愛が溢れている。今回の企画の話を振ったら、「OMMの話す事は腐るほどあるぜ?ストレートロング1、スコアロング2、バイク1の計4回。橋本のミスターommこと、JBSや」と帰ってきました。頼もしいぜJBS!!
と言いつつ、一人一人の時間はあまりないので2016年をメインに話してもらいましょう。「今回もかなりセクシーなラインが引けたと自負してるよ。」と語るそのラインがどんなラインか聞いてみたいのは僕だけではないはずです。僕が何を言っているかわからない人も、聞いたら僕の言いたいことがわかると思いますよ笑

20:00~ テツ&トモ(Hiker’s Depot 土屋智哉 & PaaGo Works 斎藤徹 /スコアロング)


今回の「俺たちのOMM」最後にこの二人をゲストに迎えることを本当に嬉しく思います。
OMM JAPANは2014年に第一回が開催されたのですが、このタイミングは絶妙でした。
2009年の鏑木毅のUTMB3位入賞と、その模様が「激走モンブラン」というタイトルで放送されたことに端を発した日本のトレイルランニングの盛り上がり、その後は2010年のBORN TO RUNの出版、2012年のUTMF開催、2013年のIzu Trail Journeyやスリーピークス八ヶ岳という次世代のレーススタートを経て、2014年に踊り場にさしかかっていた感があります。その頃にはUTMBを完走する日本人の数も増えましたし、それどころかアメリカの由緒ある100マイルレース、ウエスタンステイツなど、様々な海外レースの完走経験者が大分増えました。そういう一通りやりきった感を持った人が増えだしたのが2014年頃だったんです。
そのタイミングで現れたOMMはアメリカのトレイルカルチャーとも、ヨーロッパの山岳カルチャーとも違う、イギリスのマウンテンマラソンというカルチャーでした。それは走ることに専念できる環境が整ったレースではなく、むしろ真逆の、全てにおいて自然と向き合う必要のあるアクティビティでした。レースをきっかけに山に入ったランナーたちは、この頃、山の魅力に気づき始めて縦走やファストパッキングを始める人も徐々に増えていたんですが、そんなタイミングともぴったり合いました。また、山のことはよくわからないけど、今までのレースと違う新しいものにチャレンジしたいという人たちもOMMに反応しました。
また、OMMに反応したのはランナーだけではありませんでした。アドベンチャーレーサーやオリエンティアは、もちろん、ULハイカーたちもOMMを楽しい遊びの場として捉えたのです。2014年の時点でRUN OR DIEというチームに代表されるような、ハイキングを出自に持ちつつトレイルランニングのレースに出るような人たちは存在感があったし、もともといとこ的な関係にあったハイカーとトレイルランナーの距離感はより近づいていました。Run boys! Run girls!の入居していたビルにULハイクのお店であるMoonlightGearが入居してきたのも、2013年の年末です。
とはいえ、まだ両者の間にはある種の壁がありました。それが”大会”です。トレイルランニングには競技的な側面もあり、数多くの大会が開催されているのですが、ハイキングにはそう言った大会はありません。それはハイカーにとってハイキングとは、純粋な楽しみであり、カルチャーであり、哲学の実践であり、生活であるからであって、競ったりする必要がないからです。また、トレイルランニングの大会に出るハイカーが増えたと言っても、彼らはハイキングの延長で大会に出ているのではなく、明らかに走るというモードにスイッチを切り替えて出ています。つまりトレイルランニングの大会に出ることができるのは、ランナーだけだったのです。(ハセツネなんかは日本山岳耐久レースというだけあって、初期の頃の写真では縦走スタイルの参加者も結構見受けられますが、昨今はハイスピード化の影響でやはりランナーの大会となっています)。
そんな中現れたOMMは、ハイカーがハイカーとして参加できる”大会”でした。そして競わなくとも楽しめる大会だったのです。それでいてロゲイニング形式のスコアにおいてはナビゲーションスキルによって、走らずともランナーに勝つことさえできる。また、軽量ギアのセレクト、パッキングはもちろんULハイカーの強みが活かせるポイントだし、テント場での楽しみ方もハイカーの方が一枚上手な印象があります。
こうしてOMM JAPANはトレイルランナーだけではなくハイカーから支持される大会になった(このバランス感覚は日本のOMMメンバーの出自がハイカーということにも関係があると思う)のですが、今までRun boys! Run girls!でOMMのことを語るときはどうしてもランナー目線だったり、コンペティティブな目線でした。また今回のゲストもみんなランナーとしての接点があるメンバー。うちはランニングショップなのでそれはそれで全然問題ないのですが、OMMがランニング大会でない以上、やっぱり純然たるハイカーの楽しみ方を知りたいし、Run boys! Run girls!という場所においてランニングとは違う世界を伝えることにも大きな意味があると思い、日本のULハイクカルチャーの牽引役であるHiker’s Depotの土屋智哉さんに声をかけたところ、二つ返事で参加を引き受けてくれました。
Hiker’s Depotについては改めて説明するまでもないんですが、なんだかんだ思い出すと、僕が初めてALTRAのLONE PEAKを買ったのも、ALTRAのナチュラルランニングのセミナーに出たのも、Hiker’s Depotでした。2012年の東京で自分がトレイルランにのめり込んでいくタイミングで、欲しいアイテムや参加したいイベントをやっていたのが、純然たるULハイクのお店だった、というのは今考えてもすごいなと思います。
大分説明が長くなりましたが、どんな話が聞けるのか本当に楽しみです。僕が一番楽しみにしているかもしれません。
また、テツandトモの相方テツさん(斎藤徹/PaaGo Works)は、MTBやランも含め全方向で山遊びが好きな人です。そして、自分の遊びの延長線上にものづくりがある。とにかく遊んで思いついて気がついたら何か作っている、そんな人。Ninja TarpやトレランザックRUSH7/12、ファストパッキング用ザックのRUSH28といったものが、次々柔軟に出てくる背景には彼のそう言うスタンスがあります。とにかく作っちゃうんで僕は敬意を表して博士と呼んでいます。
「今回は面白い話は土屋さんに任せます」と言うテツさんですが、OMM中の土屋さんとの関係性やこういう大会の経験がギアの開発にどう影響しているのかを含めて、やっぱり色々聞いてみたいですねー。

以上、今回の俺たちのOMMでOMMを振り返っていただく振り返りストの紹介でした。このイベント、参加費はかかりません。12時から21時までまるまるいても、途中で抜けて戻ってきても、聞きたい人の話だけ聞きに来ても結構ですよー。ただし、お店の通常営業も並行して行っていますので、買い物に来たお客さんへの配慮だけしていただければありがたいです。
それから、当日は京都の山食音でも同様の企画のイベントが開催されていて、そことskypeでコミュニケーションしようというアイデアも出ています。こういう同時多発的なイベントリンクも楽しいですね。とか、かっこつけたことを言いつつも、離れた場所と映像をつなぐ時に真っ先に浮かぶのは、ザ・ベストテンでマッチが「黒柳さーん」って言ってるシーンなんですけどね笑
京都のイベントの詳細は以下
すでに満員御礼のようです。
11/27 17:00〜 OMM2016コース・装備・情報交換会@山食音
https://coubic.com/hikerds/261639
それでは11/27 お店でお待ちしています!(桑原)

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Title by Masashi Yamamoto
Photo by Ryuta Adachi

PROFILE

Run boys! Run girls! |

Run boys! Run girls!は、東京都千代田区東神田(馬喰町駅)のトレイルランニング・ランニング専門店です。物販だけでなく、情報発信や、ランニングイベント、交流イベント等を行い、トレイルランニング・ランニングの魅力を多くの人に伝えていくことを目的としています。

WEB: https://rb-rg.jp/

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