山と温泉と旨いものと石仏と私 #1 正徳寺温泉 初花
元来私は興味を持つものが多く、凝り性である。
神社仏閣を巡るのが好きだが、宗教観はなく建物の構造と石仏(主に狛犬)を愛でるのが好きだし、道祖神を見つけては車を停めるので運転危ない。
温泉が好きで、泉質はアルカリ性単純泉が好き。
さっぱりよりぬるぬるっとした泉質が好きなのだ。
私は特に走ることが好きなわけでもなければ早いわけではないし、登山も冬山は怖いから行かない。
トレランレースは始めた頃はローカルレースで表彰台へ乗ったこともあるが、今や完走ぎりぎり。
登山もトレランも常に中級から発展していないと言われればそれまでである。
でも、そんな私でもトレランが楽しいと思うのは、トレランをすることで、元来自分自身が好きだったこと、興味があった場所へアクセス可能になったこと、ダダ単にアクセス可能になっただけでなく、より簡単にアクセス可能になったからであろう。
そんな私に「どこの山がいい?」「どこの温泉がいい?」という質問が時折来る。
ふと、これをまとめてみたいと思った為、温泉と山と石仏のブログを始めようと思う。
今回は温泉。
私は週に1度は共同温泉へ通う。
山梨共同温泉倶楽部を立ち上げようかと思ったが、そこまでの体力が不足していた為、現在も会員は私1名で山梨県内の共同温泉を巡っている。
さて、山梨で温泉と検索したら「ほったらかし温泉」がまず出てくるだろう。
確かに「ほったらかし温泉」の景色は素晴らしい。
山梨を囲む山々、そして甲府盆地が一望できる。
しかし、金額が高い。そして混んでいる。それでいて泉質があまり良くない。
ほったらかし温泉は何度も行きたい温泉ではなく、1度行けば十分かな。というのが私の個人的な意見。でもあの景色はあの金額に値すると言える。よって、1度も訪れたことが無い人はぜひ1度行って欲しい。
で、1度ほったらかし温泉にいったなら、もう少し降りて行って欲しい温泉がある。
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「正徳寺温泉 初花」
場所:〒405-0032 山梨県山梨市正徳寺1093-1
電話番号:0553-22-6377
URL:http://www.hatsuhana.info/
近い山:兜山、大蔵経寺山、棚山
施設の綺麗さ:★★★★☆
泉質:低張性アルカリ自噴温泉
・リンスインシャンプー備付(無料)
・ボディーソープ備付(無料)
・タオル・バスタオル有料
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ここは、石和温泉に近く、先に述べたほったらかし温泉とそんなに離れていない。
この温泉の魅力は、とにかく泉質が良い。トロトロのニュルニュルなのだ。
そして温度が低い。
36度の源泉は冷え性の女子には若干「寒い」と感じるが、源泉温度は屋外の露天風呂のみで屋内の浴室は過熱してくれている。
室内の温泉でしっかり温まったら、露天風呂でかなり長い時間のんびりと時を過ごせるほど温度が低い。
特に、熱いお湯に長い時間浸かっているのが苦手な男性や子供にお勧めしたい。
浴槽、浴室は広く綺麗。
とにかく泉質が良いので、低温ながら風呂から上がるといつまでも温かさが持続する。
そして、この温泉の最大の魅力は「ウナギ」だ。
そもそも、ウナギの養殖を行っていた方が掘り当てた温泉であり、ここの温泉の食堂ではとても美味しいウナギが堪能できる。
低温温泉でゆっくり癒され、おいしい鰻でお腹を満たす。
一番近い「兜山」もバリエーションに富んだ山で、ハイキング、トレイルランニングが楽しめる。登山レベルは初級で充分。
しかし難点もある。
この温泉の場所が非常にわかりにくい。
Googleマップで表示させると「こんな細い道無理だろう」という道を指示する。
しかし、よくあるGoogleの指示ミスでも迷子でもない。
この温泉へたどり着く道は全て細い
え?ここを曲がれと言うのか?嘘だろ?と思って騙されたと思いながら進めば必ずたどり着く。
泉質と美味しいご飯にこだわる山を愛する人にお勧めしたい。