TEANAWAY COUNTRY 100 〜装備編〜
どうも、りょーです。
梅雨が明けて夏真っ盛り、本当に暑い日が続いていますが、みなさん体調は大丈夫ですか?
自分はこの夏、部屋のクーラーが壊れたおかげで図らずも毎日自宅でサウナ練ができてだいぶ暑さに慣れてきました(笑)
さてさて、そんな暑い8月も早10日以上過ぎ、あれよあれよと言う間にすぐに9月がやってきますね。
国内でも9月以降はロングレースが盛りだくさんですが、自分も9月は久しぶりにアメリカの100マイルレースに参加してきます。
と言う事で今回は日本とアメリカの大会の違いも紹介しつつ、「装備編」・「トレーニング編」・「レース編」と三回に分けてご紹介させて頂きます。
TEANAWAY COUNTRY 100
まずは、今回参加予定のレースについて
おそらくほとんどの方は聞いた事のないレースかと思いますが、
この「TEANAWAY COUNTRY100」は実は今年が二年目のまだ新しい100マイルレース。
自分も全然知らなかったのですが、今回は友人に面白そうなレースがあるからと誘って頂き参加することにしました。
開催場所はと言うと、ワシントン州のシアトルから車で2時間ほど内陸に行ったところにある山間部が舞台。
航空写真で見ても、山ばっかりのエリアのようですw
コースプロフィールはと言うと、100mileで累積が9376.5mUP、9373mDOWNとなかなかなコース。しかもだいぶのこぎり感の強いUP・DOWN
制限時間は40時間とアメリカの100mileレースの中では比較的長めの設定ですが、昨年の優勝タイムを見ると20時間ほどでゴールしているようです。(ちなみにトップと2位の差は3時間以上とトップの選手がダントツだったようです)
なかなかタフそうなレースですが、日本のレースと異なるのがエイドステーションの数とドロップバッグの数。
今回のレースは全体でエイドの数が13ヶ所。基本的に10mile(16km)以内には1ヶ所エイドが配置されている形です。(ちなみにUTMFはエイドの数が10ヶ所)また、サポートクルーやペーサーがいない選手にとってありがたいのが、ドロップバッグの数。
国内レースだと基本中間地点に1ヶ所ドロップバッグを置けるエイドがあり、そこで荷物の入れ替えや着替えを行いますが、今回参加するレースだと4ヶ所設けられていて、昼用・夜用でドロップバッグの中身を分けたり補給食もこまめに補給できたりします。
AID STATIONS
#1 Mile 6.5 (Sasse Ridge) No Crew
#2 Mile 15.5 (Gallagher Head Lake) No Crew
#3 Mile 21 (Van Epps Pass) No Crew
#4 Mile 28 (Iron Peak) Drop Bag, Crew →44.8km地点
#5 Mile 34.7 (Beverly Turnpike) Crew
#6 Mile 45 (Miller Peak) Drop Bag, Crew, Pacer →72km地点 ※この辺りでナイトランの装備に変更予定
#7 Mile 50 (Iron Creek) Crew, Pacer
#8 Mile 60 (Miller Peak) Drop Bag, Crew, Pacer →96km地点
#9 Mile 70 (Beverly Turnpike) Crew, Pacer
#10 Mile 76.8 (Iron Peak) Drop Bag, Crew, Pacer →123km地点
#11 Mile 84 (Van Epps Pass) No Crew
#12 Mile 89.8 (Gallagher Head Lake) No Crew
#13 Mile 98.5 (Jolly Creek) No Crew
装 備
ドロップバッグやエイドの数をふまえて、今回レースで使用する予定のアイテムをまとめてみました。
スタートからナイトトレイルになる第6エイドまでは、ウェストバッグのみで、夜間からはザックに防寒着等を入れて一式背負う予定です。
1.THE NORTH FACE :Strike Trail Hoodie
・・・比較的トレイルランナーの中では使用している方も多いかと思われるレインウェア。3レイヤーながら100gほどと超軽量。
2.THE NORTH FACE:Hybrid Zepher Jacket
・・・もう随分と仕様しているわずか135gの化繊インサーレーションジャケット。もともとはノースフェイスのサミットシリーズと言うアルパインクライミング向けの商品ですが、軽量でトレイルランとの相性もよくロングレースを中心に使い続けています。廃盤商品ですが現在はノースフェイスからさらに軽いVENTRIX Trail Jacketという商品が販売されています。
3.AXESQUIN:ツユハラヒ
・・・エプロンのような形状をしたレインスカート。レインパンツだと蒸れて暑すぎることがありますが、これはエプロン同様後ろが空いているので換気性が抜群。少し高めの位置でお腹のあたりに巻けば腹部の冷えを防ぐのに使えたり、スナップボタンがついていてパンツのようにはくことも可能で使いまわしのきくアイテム。日本のレースだとレギュレーションを通らないですが、アメリカはレギュレーションがないレースが多いので、いつもこれを使っています。重量も80gと軽量。
・・・機能性はもちろんのこと、やはりシンプルでかっこいいというのが決めて。フロント周りのポケットも十分な容量が確保されていて、特にフロントボトルポケットにハードタイプのボトルが収まるのが個人的にはありがたい点。今回のレースでは夜間パートから使用予定。
5.SUUNTO:SPARTAN ULTRA
・・・色々と新しいモデルが登場するGPSウォッチですが、個人的にはバッテリーがしっかりもつこと、高度計が内臓されていて高度がある程度正確に確認できることというのが一番大事な所。また事前にGPXデータをダウンロードすれば、レース中にコースのナビゲーションもできて、ロストのリスクを減らせるのもありがたいです。
6.Teton Bros.:ELV1000 Non Sleeve Tee
・・・超軽量で通気性抜群。また撥水加工が施されているので大量の汗をかいても生地を伝って下にながっれていくようなイメージ。生地が汗を吸ってベタベタになったり、重くなることがないのが特徴で暑い時期のレースには最適。日中のみ着用予定。
7.THE NORTH FACE : Endurance Belt
・・・ボトルホルダーが大きく、その他のポケットも本当に物がよく入るウェストバッグ。(夜間からはFOCUS Light に変更予定。)どうしても夏場のレースではドリンクが暖かくなってしまうので、今回はklean kanteenをさして使う予定。最近山でテストしてますが、長時間経っても冷たいドリンクが飲めるのは本当にありがたい。また、フロント中央にストラップがあるので、milestone:MS-G1との相性が良好、前半はライトはこれでいく予定。
8.THE NORTH FACE : Flyweight Racing Shorts
・・・ストレッチ性の高い生地で足上げのストレスが少なく、ベタつきも少ないショーツ。正直ウェストのポケットはウェストバックを使用するのでいつも使わないですが、ポケットの機能に関係なく履き心地が魅力的なアイテム。
・・・今まで海外のレースではハンドボトルを使うことが多いため、ポールを使うことが少なかったですが、今回は累積9000mオーバーとハードなので足の負担を少しでも軽減するために使用予定。シンプルな形状でザックに取り付けやすいのでTrail Blazeを選択。自分は105cmを使っていますが、一本の重さは108gと軽量。
10.inov8 : Merino Arm Warmers
・・・おそらく日本では未販売アイテム。ニュージーランドにいる時に購入しましたが、保温性が高く、寒い時期や夜間の使用では非常に便利。アームウォーマーなので腕だけですが、つけてるのとつけてないのでは暖かさがだいぶ違います。
・・・やっぱりメインヘッドライトはNEO10R。光量・バッテリーの持ち・装着感、そして価格。持っていて間違いのないアイテム。
12.THE NORTH FACE : S/S Climbing Pocket Tee
・・・もともとクライミング向けのTシャツで走るにはやや厚い生地感ですが、夜間使うには程よいです。それと胸ポケット横にスリットがありサングラスを引っ掛けるのにちょうどよくて便利。
13. KATADYN : BeFree + NATHAN : ExoDraw Flask 2.0
・・・今年参加した奥久慈や野沢温泉でも使いましたが、ソフトフラスクで使用できる浄水フィルター。自分はハンドボトルとして使用するため、フラスクはNATHANのExoDraw Flask 2.0をハンドボトルホルダーは家にあったULTIMATE DIRECTIONのホルダーを使用。コース上の沢で水を汲んでフィルターを通してそのまま飲めるので、暑いときは水切れを防げて非常に便利。
14.HOKA ONE ONE : CAVU FLY AT NIGHT
・・・現状シューズは模索中。基本的にロングレースはロードシューズで走る方が調子がいいので、現段階ではCAVUまたはCLIFTON5を使用予定。
15.INNER FACT : Round type short
・・・最近はINNER FACTのソックスを愛用。汗をかいても濡れてもドライ感が強く。天然素材のラミーを主に使っているので匂いずらいのが特徴。
今回は装備に関して紹介しましたが、次回はTEANAWAY COUNTRY 100へ向けてのトレーニングに関してまとめてみたいと思います。