繋げタスキを!アツかった富士登山駅伝!
私自身も所属しているRunboys!Rungirls!Trail Runninng Club(ランボーズ)の富士登山駅伝部が、“過酷極まるタスキ繋ぎ”にサポートメンバーとして参加してきました。(私がサポートに付いたのが2合8勺だった為、そこがメインのブログです)
5月からレース当日まで
昨年は書類選考が通らず残念な思いをしましたが今年5月に見事書類選考をパス!まずは第1関門通過です。
駅伝メンバー入りの希望者を募り、さっそく練習開始です。土日や休日を使って富士山に行き、本番のコースの試走や区間ごとのタイムトライアルをしたり、平日の夜は陸上のトラックで5000mのタイムトライアルをしたりと少ない時間の中で練習時間を捻出していました。おまけに今年は梅雨が長く、降雨の日が多くて大変だったにも関わらずがむしゃらに練習する姿を見ていると、誰が何区を走るのだろう?とこの時点で期待に胸をふくらませていました。
クラブ内選考は5000mTTのタイムを基準に話し合いが行われ、メンバーの発表が全て出揃ったのが7月に入ってから。1〜11区まで6名+補欠3名の計9名が決定。
チームの目標
①タスキを繋ぐ
②一般の部で50位以内
③5時間以内でフィニッシュ
選手・監督は前日の午前中に開会式と監督会議。
6区の選手は前泊が必須となっている砂走館へ、1〜5区の選手はホテルへ。私は前日の夜、最終作戦会議の途中でメンバーと合流しました。メンバーはみんな調子も良さそう!明日頑張ってね!
レース当日
選手、それぞれのサポートメンバーが持ち場へ移動。私は2合8勺の5区と7区のサポートの為、太郎坊から移動開始。
早朝からすでにジリジリと太陽の照りつけも厳しい中、荷物を持って2合8勺に到着。富士山特有の砂礫で歩くのも精一杯なのに、あと数時間後にはここを選手は走って登ってくると思ったら本当に凄い、の一言しか思い浮かびません。
持ち場に到着、それだけで滝汗、結構きつかった!笑
選手が休める場所をなんとか確保。少々遅かったようなので、来年の課題。
そしてスタート時刻!サポートメンバー同士SNSで詳細を伝え合う。5区の選手も無事にコールを終え、今か今かと4区の選手を待つ。
『○○番!』『○○番!』『92番!』
ついに4区の選手が来た!!
『高野くん!ナイスラン!!』
『宮園くん頑張って!!いってらっしゃい!』
こんな当たり前の言葉しか出てこなかったけど、タスキは確実に繋がった!
必死にタスキを繋ぐ姿を見て、すでにウルウル。緊張の中にも安堵感、しばらく4区の選手は休憩。このすぐ上で選手たちが頑張っていると思うと祈る気持ちばかりでした。
サポートメンバーも初めてづくし。選手に何をしてあげるべきなのか手探りでしたが、私たちなりに脚のマッサージや氷枕、かぶり水など、できる事を精一杯。でも至らぬ点も多かったのではと反省。
いよいよ復路8区のコールも始まり、現場はピリッとした空気感。8区から9区はスタートから4時間を超えてしまうと繰り上げスタートとなってしまう厳しいポイント。
『時計はずしますね』と8区の高野くん。
さらにこちらの緊張も高まる。
『7区、出ました』と速報が入った。
8区から9区へタスキが繋げるのはスタートから4時間。あまり時計を見たくはなかったけど、時刻は11時54分をまわりそう。そして7区の宮園くんが猛スピードでやってきた!7区から8区にタスキが繋がった!
『行けーーー!!!』
あっという間に高野くんは見えなくなり、走って来たばかりの宮園くんを見ると全身真っ黒。口の中まで。私たちの想像以上の過酷さだった事が伺えました。しばらくすると残念ながら9区が繰り上げスタートしたと連絡が入りました。
あと少し、わずか2分46秒で繰り上げスタートという惜しいタイムでした。
ゆっくりと下山、チームの仲間と合流。結果を聞くと101チーム中、30位という好成績!1区と11区は区間2位、7区は区間9位という嬉しい結果も。
目標であった3つのこと。
①タスキを繋ぐ
②一般の部で50位以内
③5時間以内でフィニッシュ
初参加で②と③を達成。来年はぜひ①も達成して欲しいです!
来年はみんなで監督を胴上げできますように。
アツいタスキリレーを見せてくれた選手のみんな、感動をありがとう!