好きな山ってなんだろう?
どうも、りょーです。
先月は台風や秋雨前線の影響でせっかくのいい季節なのになかなか外に出ることができなかったですね。
自分も大会や山に行く予定を立てていたものの結局全て行けなくなってしまい、少し気持ちが滅入ってしまってましたが、先日やっと快晴に恵めれいつものトレランではなく、随分と久しぶりに「衣食住」を背負って縦走に行ってきました。
気づけばニュージーランドのロングトレイルを歩いて以来2年ぶりの縦走登山。
しまいこんでいた道具も探すのが大変で、実家に帰ってガソゴソしたり自分の家でガサゴソしたりと一週間くらい前からバタバタ
ちゃんと整理しておかないといざ使いたい時に見つからなくなってしましますね😓
さあ、今回訪れたのはこちらも随分と久しぶりで、8年ぶりの八ヶ岳。
本当は甲斐駒ヶ岳から仙丈ヶ岳のいつもの山をまわろうかと思っていたのですが、台風の被害で黒戸尾根の登山道も大きな被害を受け、仙丈ヶ岳に行くための林道も長野側・山梨側ともに被害にあって山に入ることができなくなってしまい、どこか行けるところはないかと考えている時に思い浮かんだのが八ヶ岳。
事前に台風の被害状況など調べたところ、幸い今回行く予定のルートはすでに仮の修復がなされ登山ができる状態だったため、電車とバスを乗り継いで美濃戸口へと向かいました。
1日目
美濃戸口に着くと紅葉真っ盛り、平日で登山者も少なくとても静か。
いつもみたいに走らず、ゆっくり景色と山の空気を味わいながら歩いているとなんだかとても贅沢な気持ちに。
やっぱりたまにはのんびり歩くのもいいですねー
紅葉の林道から標高が上がるにつれ苔むしたトレイルへ
山の変化を楽しみながら歩くこと三時間、本日の目的地行者小屋に到着。
テント場の受付を済ませて、気温が下がる前に寝床と食事の準備。
早朝の電車に乗るため寝ないで来ていたので、初日はまだ陽のある3時に就寝。
2日目
快適に熟睡できるわけもなく、長い夜と寒さに耐えながら迎えた二日目の朝。
明るくなって周りの様子を伺うとテント場の周りは何もかも霜がはっていて気温は朝8時でも氷点下1度。
それでも天気は完璧な快晴で、今回の山行の目的地「黒百合ヒュッテ」へ向けて朝8時半に出発。
文三郎尾根から赤岳山頂へ、赤岳周辺は若干の雪と強風で苦戦しましたが、そこからは絶景を見ながらの稜線歩き。
横岳→硫黄岳→夏沢峠→箕冠山ときて東天狗へ
東天狗までくれば黒百合ヒュッテはもう目の前、天狗の奥庭を楽しみつつ小屋へ向かって降っていきます。
午後3時無事に黒百合ヒュッテに到着。
念願の黒百合ヒュッテ、まずは小屋の方にご挨拶。意外にもみなさん若い方ばかりで共通の知人の話をしたり小屋の中を見せていただきながら、休憩を取らせていただきました。
外観も室内もいい雰囲気の山小屋。スタッフの方達も穏やかでなんとも居心地がよくあっというまに時間が経ってしまい。日も傾いてきたので慌てて下山の準備。
できればのんびり小屋泊をしたかったのですが、この日は後ろ髪を引かれつつ夕方の登山道を歩いて茅野の街まで下山。
夕方の登山道を歩きながらふと思うのは、好きな山やまた行きたいと思う山は、山自体の魅力だけでなくそこにいる人との繋がりに惹かれているんだなということ。
今回も黒百合ヒュッテによっていなかったら、ただただ天気が良くて景色が良くてよかったなで終わってしまっていたかもしれませんが小屋の方たちと交流ができたことでまた訪れたいなと思うことができました。
今年は大会メインであまりのんびり山を歩く機会が少なかったですが、来年は少しレースの頻度を落として、日本の山をゆっくり楽しみながら好きな山を増やしていけたらなと思います。