昨年大好評をいただきました「UTMF必携装備」のご紹介。
今年ももちろん開催です!
まだあと3ヶ月なのか、もうあと3ヶ月なのか。
人によって捉え方は違うかと思いますが、ギアに関しては早いうちから試して準備しておくに越したことはないですね。
基本的に UTMFの「必携装備リスト」に特に変更は無いようですが、今から改めて見直しておけば心の余裕を持てるのかと思います。
今年も「UTMF必携装備 RBRGセレクション」と題して連載形式でRun boys! Run girls!がセレクトしているアイテムをご紹介していきます。
今回第1弾としてピックするのは「手袋、耳までを隠す帽子」
UTMFのREGURATIONSページ「必携品」リストの15の項目にあたります。
15.保温のための手袋、耳までを隠す帽子。
※ウール、ポリエステル製ニットキャップなどのこと。
この項目が実は曲者で、大会が開かれる直前の4月頃になるとメーカーのストックもなくなり、選択肢が大幅に減ります。
なので今のうちから確実にGet & Tryしておきましょう!
目次
手袋
晴れていれば日中は着けなくても大丈夫かもしれませんが、夜間は確実に冷えるし雨や雪が降ることも想定して、何種類か用意しておくのをオススメします。
Black Diamond / Wind Hood Gridtech
◎特徴:天候や気温の変化に対応するグローブ
軽くて暖かく、通気性も高いポーラーテック®パワーグリッドを採用したグリッドテックグローブに、防風性、撥水性に優れたパーテックス®クワンタムプロ製のフードを追加。
フードは風の強い時には指先を保護し、穏やかな天候では手首のポケットに簡単に収納できます。
暖かくて通気性にも優れるパワーグリッド性のグローブですが、稜線や夜間の気温がグッと下がる区間では風抜けが良すぎてちょっと寒く感じることも。
ミズコッシー
そんな時はこちらの収納可能なフードを被せることで、通気性をシャットアウトし保温力を高めることができます。
patagonia / Wind Shield Glove
◎特徴:丈夫なプロテクション性も備えた万能品
手の甲には防風性を備え、DWR(耐久性撥水)加工にされたポリエステル素材。
指と手のひらとカフスは保温性、伸縮性、吸湿発散性を備えたポリエステル/ポリウレタン混紡のジャージーの裏地付き。
手のひらと親指、人差し指、中指の手のひら側に施した化繊のマイクロスエードの丈夫なオーバーレイがグリップ力とプロテクションを提供します。
保温と汗抜けの良い素材をベースに、風や雨の影響を受けやすい手の甲側にシェル素材を採用した、一枚で万能なグローブ。
ミズコッシー
おまけに木や石を掴む際に負荷のかかる手のひらや指にマイクロスエードで補強が施されているので、耐久面も備えています。
トレイルにおいて非常に使える場面の多いグローブです。
Arc’teryx / RHO GLOVE
◎特徴:フィット感、快適性に優れる
丈夫で暖かい、“トレント™ 190”製のローグローブは、手にぴったりフィットするようパターンされ、これだけで十分に機能を果たす軽量ライナーグローブです。
シェルグローブの下に装着すれば、暖かさを確保し湿気を逃がすのに役立ちます。
親指と人差し指にセンサー パッド入りなので、スマートフォン、タブレット端末、その他のタッチスクリーン デジタルツールも使用可能。
軽量でパックやポケットに収納しやすく、さまざまなアクティビティに使用できるオールラウンドグローブです。
好天で気温がそこまで下がらないのであれば、快適で軽量なこちらのグローブはオススメです。とにかくフィット感が抜群で着用感が良い。
ミズコッシー
気温が5℃を下回らない様な状況ではこれ一つで問題ないでしょう。
雨や雪が降る様であれば、シェルタイプのグローブと組み合わせれば安心です。
SHOWA / TEMRES 02 WINTER
◎特徴:万が一の雨、雪なら
もともと「防寒テムレス」は漁業や農業など、寒い場所や氷を扱う仕事をする方のための作業用グローブでした。
しかし、その機能性が、冬山登山、バックカントリーなど、冬山で行動する人々の目に留まり、あっという間に話題になった、防水防寒グローブです。
魅力はこの圧倒的な値段の安さだけなく、内側のボア起毛により指先まで温かく、完全防水なのに透湿性に優れており蒸れにくいこと、またマイナス60度でもグローブがゴワゴワ固くなったりせず柔らかさを持続するところです。
このTEMRES 02 WINTERの最大の魅力は、雪や雨など濡れたものの侵入を防ぐカフとドローコードが付いているところ。(カフ部分は防水ではありませんのでご注意ください)
また、ミニバックルが付いており、2つを1つにまとめて置けて便利です。
万が一、雪に変わるような天候だったら。。。
ミズコッシー
昨年の様な天候であれば、雪の山は間違いなくこのグローブがベストチョイスでした。
僕は薄手のメリノグローブと防水のオーバーミトングローブだったのですが、雪の環境下ではそれでも保温性に欠け、しんどい思いをしました。
価格もお手頃なので、ドロップバッグに入れるなど万が一のために持っていても損はないです。
耳までを隠す帽子
公式サイトでは「ウール、ポリエステル製のニットキャップなどのこと」とあります。
できるだけ最低限の保温力はキープしつつ、コンパクトにしたいところ。
意外とこの条件を満たすものって少ないんですよね。
昨年は「Answer4 / Beanie」一択でしたが、今年はもう一つオススメを追加です。
HOUDINI / Toasty Top Hat Heather
◎特徴:日常でも使いたいかぶり心地
透湿性と速乾性に優れる Polartec® Power Dry® のフリースを使用した薄めのビーニー。
柔らかく温かく、耳まですっぽり隠れるので、寒い時期のアクティビティに最適。
暖かいだけでなく、パワードライを採用したことにより、蒸れもないので、自転車、ランニング、登山、ヘルメットの下などにも着用可能。
昨年の10月に走った「Moab 240」では、夜はマイナスを下回る寒さに。
ミズコッシー
その中でもこちらのビーニーは頭周りをとても暖かく保温してくれました。
特徴でも書いてある通り、柔らかく肌当たりも良いので被っていてとても気持ちが良いです。
Answer4 / Beanie Cap
◎特徴:携行性に優れるコンパクトさ
昨年は一択のオススメと言うこともあり、とても人気の高かったこちら。
柔らかく、暖かいメリノウール100%のビーニーキャップです。
少し長めになっているので、そのままかぶっても、裾を折ってもOK。
標高の高い山や、深夜~早朝の日が当たらない時間帯など、気温が下がる時間帯には、キャップではなく、ビーニーを被るのが1番です。
昨年のUTMFで着用しましたが、メリノウールの特徴である調温性で雪の降った区間でも安心して使えました。
ミズコッシー
生地が厚すぎずコンパクトになるので、ザックの中で嵩張らないのも嬉しいですね。
以上、地味だけどしっかりパフォーマンスに影響する「手袋」と「帽子」。
昨年の様な「雪」といった天候はかなり稀なケースですが、夜間はやはり冷えるのでそれなりの装備が必要です。
これにさらに雨が加われば、グローブにも防水性のオーバーグローブもあったほうがイイでしょうし、より保温にはシビアになってきます。
一概にここに掲載しているアイテムがどんなシーンでも100点というわけではないですが、スタッフが実際に使用し選び抜いたアイテムばかりですので、これから揃えるという人はぜひ参考にしてみてくださいね。