心が旅に出てしまう、非公式な100マイルシリーズ戦
前回からの続き。
僕がここ数年来ソワソワしていて、2020年いよいよ!な「ロッキーマウンテンスラム」とは…
- アメリカはロッキー山脈を舞台とした、伝統的な100マイルレースのシリーズ戦
- ビッグホーン、ハードロック、レッドヴィル、ワサッチ、ベアーのうち4レース以上を同一年に完走
- うち、ハードロックとベアーの完走は必須
- RMSと略すことにします
https://www.instagram.com/p/BxPenHgh_tZ/?utm_source=ig_web_copy_link
(ハードロックはウエイトリストから繰り上がっています)
アメリカの100マイルに興味のある人なら「グランドスラム」と呼ばれるシリーズ戦のことを小耳に挟んだことがあるかもしれません。 RMS(ロッキーマウンテンスラム)は、このグランドスラムとは一部のレースを共有するものの、似て非なるシリーズ戦です。とりわけ大きいのが
非公式(informal)のシリーズ戦
というところ。要するに
好きモノたちが勝手に相互認定してるだけ(笑)
この非公式ってところが、僕がRMSに惹かれ、ついつい心が旅に出てしまう理由なんです。
でもまぁ、非公式のシリーズ戦だからこその第ゼロ関門もあります。
先に挙げた比較的メジャーなほうの「グランドスラム」は、各レース同士が認めるオフィシャルなシリーズ戦なので、グランドスラムを目指す人を対象とした優先出場の枠組みがあります。一方で参加者たちがある意味 “ 勝手にシリーズ視 ” しているRMSでは、そういうの一切なし! 対象となる4〜5レースをそれぞれ別個でエントリーし、抽選があるものはいちいち抽選を勝ち抜かないとダメ、と。
おまけにここ数年はRMSの対象となる100マイルレースの人気が右肩上がり。だから抽選ではなく先着順で申し込める対象レースに関しても、他レースの抽選結果を待ってから申し込もうとするとFULLになってたり。OH MY!!
ロッキーマウンテンスラマーになるには、負けないことはもちろん、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと。てんで価値や保証のないものに対する熱意と執念、労力、さらには運もそろったときに、はじめてスタートラインに立てるんです。好きモノたちの相互認定なのに。いや、好きモノたちの相互認定だからこそ。
とまぁ大げさに書いてみたけれど、実は対象レースのうちのひとつ、ワサッチの抽選結果が1/25(土)に発表されます。果たしてスタートラインに立てるのか!?
ロッキーマウンテンスラムとは。心が思わず旅に出てしまうような、非公式の100マイルシリーズ戦なんです。