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2020年4月13日

クワバラ クワバラ

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ランニングでも暑くならない、絶妙なウール配合率のTシャツ This is my sportswear x Teton Bros./ TIMS 006 I like pocket Tshir2 (Jerry Ukai ver)

突然ですが、僕はポケットTシャツが好きです。デザイン的な面もそうだし、駐車券やなにかのチケットなどをさっと出し入れするのにもTシャツの胸ポケットって最適なんですよね。

普段のジョギングぐらいなら日常着の延長でしたい僕としては、ランニングできるポケTがほしい、でも世の中的には化繊素材で雰囲気のいいポケットTってあまりないので、日常とスポーツをつなぐオリジナルブランド “This is my sportswear” で、Teton Bros.さんの協力を得て作りました。

最初に作ったバージョンはポリエステル100%で既に完売してしまったんですけど、今のバージョンは、ポリエステル、ナイロン、ウールの混紡で、これが中々面白いウェアに仕上がっているので、今日はその紹介をしたいと思います。
 

ランニングとウール

ウールという天然素材は、保温効果、調湿効果、防臭効果などとても優れた特徴を持ち、アウトドアのベースレイヤーから日常着まで愛用する人が多い素材です。

僕もウール素材のTシャツを結構持っていて様々な状況で使うのですが、ちょっとランニングだけは別でした。ウールの持つ保温性や、保水性という特徴がランニングにおいては裏目に出ることが多いからです。

具体的に言うと、ウールのウェアをランニングで着て走ると、冬場でもすぐに暑くなってしまうし、ウェアの吸った汗が中々抜けてくれなくて不快感があったのです。

僕は人より汗っかきかつ体温も上がりやすいので、よりそう感じたのでしょうが、概ね男性のランナーで同じ印象を持つ方は多いようです。

近年は、ウールとポリエステルの混紡、つまり保温性と速乾性のバランスを取った、ウェアも増えてきたのですが、ウール50/ポリエステル50くらいの混紡率だとまだ”暑い”という印象が拭えず、自分の中では強度の高いランニングが入るときはウール混のウェアはちょっと向かないと結論づけていました。
 

I like pocket Tshir2 の混紡率

ですが、I like pocket Tshir2 を実際に着て走ってみてその印象が変わりました。

このTシャツの混紡率は

ポリエステル 47%
ナイロン   32%
ウール    21%

とウールの割合が20%ほど。この割合が絶妙だったんです。

テストとしてあえてハードな階段トレーニング(強度が高く、運動のオンオフがはっきりしている)で着用してみましたが、階段を思いっきり登っているときはしっかり通気してくれて暑くならず生地もそれほど汗を保水しないし、トレーニングの合間の休憩時間などで運動がストップした際には、ウールのおかげで風が吹いても汗冷えしづらいという絶妙なバランスでした。ポリエステルとウールの良さだけでなく、ナイロンが入ることで、生地に薄さと強度が出てそれが通気性につながっていると感じたので、3つの素材がとてもいい具合に作用している印象でした。この辺はさすがTeton Bros.というクオリティです。

 

I like pocket Tshir2 の特徴

ウールの持つ様々なメリット

ウールが混紡されていることで、着心地が柔らかくなることと、見た目の雰囲気も良くなります。

コットン風のポリエステルウェアも素材感の良いものがだいぶ増えてきましたが、やはり実際にウールが入ることでその質感がよりアップ。普段から着たくなるクオリティに仕上がっていると思います。

また、ウールによる吸湿性や消臭性も備わることで、運動中の不快感が化繊100%のTシャツに比べると少ないです。

モデル 172cm Mサイズ着用

 

胸ポケット

胸にポケットがあるだけで、デイリーウェア感がアップしますし、しつこいですけど胸ポケットって地味に実用的だと思うんです。
 

ジェリー鵜飼氏によるイラスト

右胸には、ジェリー鵜飼氏による不動明王のイラストが描かれています。今回のイラストに関しては「なんで?」というのも含めて楽しんでもらえればと思います。個人的にはファニーな雰囲気がすごいいい感じだと思っています。

 

I like pocket Tshir2 の弱点

生地の耐久性

生地が薄くて柔らかいので、通気性や着心地の良さが出る反面、若干耐久性が劣ります。ウインドシェルなどを重ね着する分には問題ありませんが、Tシャツ単体でザックを背負う場合、背中などの摩擦する面にダメージが出ますのでご注意ください。

若干の透け感

薄く通気性を高めた生地の分、若干の透け感があります。ただ、Tシャツ自体はダークグレーなので、着用時には気にならないかと思います。

毛羽(けば)

着用していくうちに若干毛羽立ってきます。元の色が濃いのであまり気にならないのと、風合いと捉えられる範囲かとは思いますが、予めご了承ください。僕自身は結構着込んでいますが、化繊100%のTシャツとは違う風合いとして楽しんでいます。
 

山と道ラボ、渡部 隆宏さんのレビュー

最後に、自分以外の方のレビューを紹介します。今回レビューをお願いしたのは、圧倒的なリサーチ量でアウトドアのギアの考察を行い、界隈を震撼させている「山と道ラボ」でメインリサーチャーを務める渡部 隆宏さんです。

渡部さんとは、僕が “山と道ラボ【ベースレイヤー編#1】” にゲストとして呼んでいただいた時に初めて会ったんですが、ラン〜ハイキングまでの経験値と深堀り力に圧倒されたんですね。

かなり長いのでお時間のある時にお読みください

記事の時点では、ベースレイヤーの最適解は、ハイカー=ウール、ランナー=化繊と大きくまとめられているんですが、この取材の後にI like pocket Tshir2の絶妙な配合に出会ったので、改めて渡部さんに現物をお渡しして、そのレビューをお願いしたわけです。

しばらく使用していただいて帰ってきたのが、以下のコメントです。

TRAIL KINGシャツ、1ヶ月ほど着用させていただきました。大変快適に着ております。

特に

1)柔らかく心地いい肌触り
2)ざっくりとした編み具合と化繊による速乾性
3)天然繊維由来の吸湿性と消臭性

がメリットだと感じています。

1ですが、下着のような快適さがありストレスがなく、汗だくになるような3~4時間のランでも乳首や首元などにスレが出ません。

2も、ウール配合ながら汗をかいても走行時の風で普通に乾き、肌離れが良く快適です

3ですが、シェルの下に着ても蒸れを感じず、ランの後でも化繊特有のいやな匂いが漂わず快適です。ロングハイクの場合などではウール100%でないと2日目、3日目から臭いを感じることもありますが、トレランの行動時間ならこのくらいのウール混率でも消臭効果は十分と感じます。むしろウール100%でこの強度/性能を達成しようとすると生地が厚くなってしまい、汗を吸った場合に重くなってパフォーマンスに支障が出るかもしれません。ロングランの後に着たまま電車で帰宅するような時でも、汗や匂いの不快感がなくデザインも日常着に近いので、使い勝手が良いです。

以上が気に入った点ですが、短所としては生地の弱さがあるのかなと思いました。シャツ単体でザックを背負うと、ザックの揺れで背面の生地にダメージが出る印象です。シェルを重ねれば問題ありません。

概ね、僕の実感と近い感想が返ってきましたが、ベースレイヤーに関して圧倒的な調査と研究を重ねた渡部さんに、このように感じてもらえたことは個人的にもとても嬉しかったです。

見た目からは決して伝わらない魅力を紹介したかったので、テキストが長くなってしまいましたが、以上が I like pocket Tshir2 の詳細レビューでした。普段からランニングまで幅広く使える雰囲気のいいTシャツをお探しの方は是非お試しください。

PROFILE

クワバラ

クワバラ | Kei Kuwabara

Run boys! Run girls! 店主。体重が増減しがち。その分ダイエット得意がち。現在、ファットアダプテーションを取り入れて体重を落としつつ、脂肪の燃えやすい身体を作っています。また、2020年に何かの大会で10位以内に入るプロジェクト」通称「にな10」を立ち上げ、パフォーマンスをあげています。UTMF、UTMBや、Pine to Palm(Oregon / 100mile)、OMM (UK)などを完走しています。

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