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2020年4月13日

りょー

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いい意味で裏切られた!『Nike Wildhorse6』

NIKE Wildhorse6 の取扱いは終了しています。
ナイキのトレイルシューズはこちらからどうぞ。

先週4/9に発売となったNikeのトレイルランニングシューズ 『Wildhorse6』

Nikeのトレイルシリーズは楽しみにされている方も多かったと思います。

かく言う自分もNike Trailシリーズの大ファン。

早速購入して50kmほどトレイル&ロードで試してみましたのでシューズのインプレッションをまとめてみます。


外見も中身もフルモデルチェンジ

マイナーチェンジを繰り返してきたWildhorseですが今回のver6で大幅にモデルチェンジを遂げました。

まずはこの外見!レゴブロックを組み合わせて作ったようなポップなカラーリング、さすがNikeの一言。


Wildhorse6

Wildhorse5

Wildhorse5と比較しても全くの別物。

スペックを比較するとWildhorse6が323g(28cm)、Wildhorse5が302g(28cm)と20gほどUPしています。300gオーバーと聞くと若干重く感じますが、自分の履いている26cmの実測値は287gなので走っていて重いなと言う感覚はほとんどないです。


アウトソール

6のアウトソール

5のアウトソール

アウトソールも完全に刷新。

Wildhorseは初期からWildhorse5のようなブロックパターンを概ね踏襲してきましたが、Wildhorse6からいわゆるトレランシューズ然としたブロックパターンに変更。

ちなみに白と黄色の部分は摩擦に強い素材、中央の赤い部分が粘着力があるゴム素材になっています。

正直これまでのWildhorseのブロックパターンはお世辞にもグリップ力があるとは言い難いものでしたが、今回のアウトソールはしっかりとグリップしてくれます。

特に上りの際に前足部のアウトソールが地面を捉えてくれるので、パワーロスも少なくしっかり地面に力が伝わる感覚があります。

また、最近のトレランシューズは軽量化のため、アウトソールを部分的に貼っているものも多く、ミッドソールとのつなぎ目が剥がれてきてしまうことがありますが、Wildhorse6はフルラバーアウトソールなので強度面でも安心です。



ミッドソール

つま先14.5mm-踵22.5mm

つま先12mm-踵20mm

お次はミッドソール。ドロップはともに8mmですが、Wildhorse6の方が2.5mmほどミッドソールのボリュームがUPしています。

またミッドソールの構造もWildhorse5はロックプレートで突き上げを抑え、踵部分のZoom Airユニットが衝撃を緩和していましたが、Wildhorse6ではミッドソールフォーム「Nike React」を新たに採用し、より柔軟で弾力性が向上しています。

履いて走った感想としてもこのミッドソールの変更は大きく。クション性が高いのもさることながら弾力がすごい!

よくシューズだと「反発性」と言う言葉が使われますが、このシューズの場合は「弾力性」。しっかり衝撃を吸収しつつ、弾む感覚があります。


アッパー

足入れの感覚で需要になってくるのがアッパー素材。

ボトムユニットがボリューミーになった一方で、アッパー素材は軽量化された印象です。

素材が薄くなると足とのフィット感が悪くなりそうなものですが、ヒールやシュータンに部分的にクション材を入れることで、足と靴との隙間を埋めて高いフィット感を実現しています。

踵は部分的にクッション材が入っています。
シュータンにもクション材、靴紐を締め込んだり、足がむくんでも甲が痛くなりづらいです。


また、シュータンが内側で足をぐるりと包みこむ構造となっているので、シューズ内での足のずれを抑えてくれます。



デザイン的にも特徴的なゲイター構造のはき口は、砂などの侵入をしっかりと防いでくれます。

さらに大きめのタブが踵についているので脱ぎ履きする際に指をしっかりとかけることができます。

この辺りのデザイン性と機能性のバランスが秀逸!


そのほか気になるのがアッパーの強度。

アッパーで破損しやすいのが足のなかで一番幅が広く、靴の屈曲部にもなる母指球と小指球の部分。

Wildhorse6はつま先から母指球・小指球側に補強パーツが貼ってあるのでアッパーメッシュが破けるのを防いでいます。

母指球側
小指球側


気になるサイズ感は?

自分の足のサイズは長さが24cm、ワイズ(足囲)も24cmで、EEと言われるワイズ(足囲)です。足の形は親指が一番長いエジプト型で普段靴はメンズ25.5cmがベースです。

ただEEと幅が広めなため割とサイズ選びが大変で25.5cmでは履けない場合が多く、かといってメンズ26cmではゆるすぎたりつま先があまりすぎる感覚があるのでウィメンズの26cmを履くことも多いです。

Nike のトレランシューズだとTerra Kiger5がメンズ26cmでインソールを薄いものにかえ、さらにシューレースも一番つま先側を抜いて履いています。

Terra Kiger5は幅が狭く高さも低いので一番先のシューレースを抜いています。


Nike Pegasus 36 Trail はゆったり目の作りなのでメンズ25.5cmを履いています。

ペガサスが一番自分の足にはあっています。



さてそんな自分ですがWildhorse6はメンズ26cmでインソールシューレースを調整せずにちょうど良い感じです。若干足先が余る感覚がないわけではないですが、フィット感が高いので許容範囲です。

これまでのWildhorseを履いてきた方であれば、基本同じサイズで大丈夫かと思います。

ちなみに下の写真はWildhorse6とWildhorse3。

Wildhorse3の方がやや中足部が細くパンパンな状態。加えてフィット感がイマイチなのでWildhorse3はほとんどトレランでは履いていないです。縦の長さは変わらない印象、やはりwildhorse6の方がフィット感がだいぶ良いです。

サイズ選びの基準としては、普段サイズがシューズによってハーフサイズ前後するかたは大きめで選ばれるのが良いかと思います。

特にどこのメーカーも一定のサイズの方は同じサイズで大丈夫かと思います。



Wildhorse6の登場でNike Trailシリーズの完成度が一つ上の段階へ

これまでNike TrailのシューズはTerra Kigerがショートからミドルディスタンス向けのトレランシューズ。

Pegasus 36Trailが林道などの走れるサーフェス向けで長距離に対応したモデルと言う印象でした。

Terra Kiger6
Pegasus 36 Trail


そんな中で今までのWildhorseの存在は正直どっちつかずの中途半端な存在で、価格も他の2モデルに比べ安いこともあり、初心者向けや普段履き用といったコアなトレイルランナーが使うには物足りない作りのイメージを持っていました。

しかし今回のWildhorse6へのアップグレードで、Terra Kiger・Pegasusではカバーできていなかった、ミドルからロングディスタンス向けの本格的なトレイルランニングシューズという立ち位置に移行したと思います。


外見も中身も良くて、価格が¥12000+税と言う驚きの『Wildhorse6』

個人的にはミドル・ロングのレース用シューズとして今シーズン一番のおすすめです


今シーズンRun boys! Run girls! では『Terra Kiger6』も取り扱いしております。

こちらのサイズ選びの際も普段のシューズよりハーフサイズUPしていただいた方がよろしいかと思います。

PROFILE

りょー | Ryo Hirano

走るのも歩くのも、装備は軽く、距離は長いのが好きなランナー兼ハイカー。日本の山はもちろん、特にアメリカを中心としたトレイルレース、ロングトレイル好き。
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主な参加大会:ハセツネ、山中温泉トレイル、ONTAKE100km、信越五岳100k、Speedgoat50km(US)、Pine to Palm100(US)など
ロングトレイル:Jhon Muir Trail(US)、Te Araroa Trail(NZ)など

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