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2020年8月19日

ゆっきー ゆっきー

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一人で走る大切さ

今の状況下、仲間や友人と一緒に練習をする頻度が減り、その一方で、一人での練習が増えた方が多いのではないかと思います。

私はどちらかというと一人で練習する方が多く、また海外レースでも一人で走りに行くことがほどんどです。また、海外では規模の小さな大会に参加することが多く、レース中は周囲を見回しても誰もランナーがいない状況で一人で走ることほとんどです。

海外まで行って一人寂しく山の中を走るのは楽しくないのでは?と思われるかもしれません。しかし、私は全くそのように感じたことがなく、一人で走ることが重要であると感じ、あえて一人で海外レースに出ています。

◇     ◇

もちろん一人で走ることもあれば、仲間や友人など誰かと一緒に走ることもあります。誰かと一緒に走ることの良いところは、ともに切磋琢磨できること、自分が持つポテンシャルを引き出してくれることなど、多くのメリットがあります。

また、フルマラソンなどのレースではそれが顕著で、単独で走るよりペーサーと並走することで、私自身も何度も恩恵を受けたと感じたことが多々ありました。
 

ロングレースは自分のペースを守る

では、距離が長いロングレースではどうでしょうか?私の経験から、自分のペースを守らず早いランナーのペースに合わせて走ると、レース後半に失速する可能性が高いと感じます。

私も過去一度だけ、ロードのサロマ湖ウルトラマラソンに出たことがあります。レース前半オーバーペースではなかったものの、目標より早いペースで走ってしまったために、後半に失速したという苦い経験がありました。
 

10km55分ペースを切らない予定であったが
身体が軽く前半ペースを上げ後半失速

フルマラソンであれば、自分の限界値をキープし続けて走り続けることが出来ますが、それより長い距離になるとキープし続けることが難しく、自分の持っている体力を上手くマネジメントしなければならないと初めて感じたレースでもありました。
 

走りを野球に例えると

自身が野球経験者であったこともあり、ショートとロングレースの違いを野球の投手に例えてみると、ショートはリリーフ投手、ロングは先発投手だと思います。

リリーフ投手は投球回数が決まっているため、バッターに全球全力で投げることができます。一方、先発投手は9回完投するために全球全力で投げることは不可能です。従って、先発投手は力任せではなく緩急、変化球、ストライクゾーン(コース)を匠に使ってアウトカウントを稼ぎます。

つまり、体力に頼らず技を駆使してバッター打ち取ること、先発投手が完投するための秘訣だと思います。

話は逸れましたが、この考えが走りにも言えると思います。ショートはスタート〜ゴールまでフルスロットルで行けますが、ロングレースでは私の経験上だと100%それは無理です。いかに体力任せにならずに走ることが完走するための秘訣だと思います。
 

海外では屈強なランナーは見ない

海外レース経験者は分かると思います。海外ランナーはなぜあれほど登りが強いのか?と私はいつもレースに出る度に感じます。特に、スタート直後の最初の登りが顕著で、エリートに加えて一般ランナーも軽々と登っていきます。

海外レース出始めの頃は、みんなに出遅れないように必死に追いかけてましたが、その反動で後半スタミナ切れで失速を何度も経験しました。

しかし、今ではこれらのランナーを見ずに自分の走りに専念しています。例えば、スタート後最初のエイドに着いたときに、私でもかなり後方の順位になることがたまにあります。

それでも周りのランナーは気にも留めず、心の中では”後半巻き返しますからどんどん先に行ってください”とゆとりを持ってレースに臨んでます。
 

昨年のUTMBでの応援
トップ選手に加えて一般ランナーもペースが早い

 

ロングの練習はなるべく単独で

ロングレース未経験者は、長距離において自分の妥当なペースを把握する必要があるため、なるべくであれば単独で練習されることをおすすめします。

また、複数人で練習をするときもなるべく別々に走ること。早いペースの人に並走すると早々に体力を消費し、自分の妥当なペースが測れず途中で練習を終えてしまうことにならないためにも、事前に待ち合わせポイントに決めておき、そのポイントとポイントの区間は各人のペースで走ることをおすすめします。

◇    ◇

日本ではレースが本格的に開催されるまで時間が掛かりそうですが、海外の開催状況をみると、参加人数の少ない小規模の大会は開催しているようです。

今後の状況を鑑みても、人気のある大規模な大会はまだまだ先の開催となりそうな感じがします。小規模の大会で自分の走りを正しく理解する良い機会かもしれません。

PROFILE

ゆっきー

ゆっきー | Yukihisa Nakamura

海外のトレイルレース延べ2000km
本格的に海外を走り始めて4年、年500kmのペースで世界の魅力的なトレイルを駆け巡っています。
山本来の魅力を肌で感じることが好きで、有名な大会よりかはニッチでテクニカルなコースを選びがちです。
Swisspeaks 360km(Walker's Haute route)、UTMR 170km(Tour Monte Rosa)など完走。
2020年も日本で知られていない世界各国の魅力的な山・トレイルに出逢うこと。

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