47日ぶりの太陽
冬至を過ぎてからもまだまだ暗~い冬が続いている極北の地ドーソンシティですが、1月に入ってからちょっとづつ太陽の光が戻ってきました。
今までは天気予報で晴れってなってても、寒過ぎて霧が凍って世界が真っ白になったり、太陽が周辺の山々に遮られて直射日光が町に入ってこない日々が続いていました。山の頂上にちょっとだけ太陽が当たってるのを見るのが日課だったけど、ここ最近光が当たる部分がだいぶ多くなり、ついに町の一部分に直射日光が入り始めたのです!
数日前、今通っているアート学校で作業していた時に、友人が「太陽出てるでー!」って教えてくれて、2階にある自分のスタジオに行ってみると、なんと!私の机に直射日光が当たっていたのです。太陽の光を抱きしめるかの如く窓のそばで太陽の光を存分に吸い込みました。はぁ、何日ぶりやこの感覚…。あったかい。
太陽の光のエネルギーがこんなに身体に密接に関係してるんやなぁとしみじみ。身体が喜んでるのが不思議なくらいわかるし、心も喜んでる。ちょっと春の予感(実際まだまだやけど)。太陽の光が運んで来てくれたポジティブなエネルギーは偉大で、ここ数日身体がどんどん元気になっていってる。太陽すごい!
そのあともまだまだ太陽の光を浴びたいと思い、ユーコン川のそばを散歩。凍った川と静かな町、青い空に太陽。なんかほんまに生き返ったような感覚がある。
家に帰ってから何日ぶりに直射日光を浴びたのか気になって調べてみると、47日!!1ヶ月以上太陽の光を浴びてなかったわけで、そりゃ身体は喜ぶわけだ。最後に直射日光を浴びたのは12月4日。友達が展望台まで連れて行ってくれたのが最後。あの日も「うわぁ、太陽の光めっちゃありがたいー涙」って思ったなぁ。
ドーソンくらいまで極端な場所になると、SAD(Seasonal Affected Disorder)と呼ばれる季節性感情障害になる人が多い。私もいろんなところでSADにならないように、身体を動かす、人と会う、ビタミンDを摂る、といったアドバイスをもらうので実践している。ビタミンDはサプリメントで毎日補っている。
冬の間はSun Lamp(サン・ランプ)と呼ばれるめっちゃ明るいライトを使う人もいる。暗過ぎて身体のサイクルが狂うので、このランプを使うことで身体がシャキッとして目が覚める(感じがある)のだ。太陽じゃないからUV効果が得られるわけではないけれど、ハンパじゃなく明るいのは確か。
私も友達に借りてみたけど効果は歴然で、部屋の中がめっちゃ明るくなるだけで集中力が格段に向上。ダラダラして過ごしがちな暗い日々だったけど、起きるのもこのランプに助けられた。本物の太陽の光じゃなくても、生活の中にある光の量で気分ってほんま変わるんやぁってことがこれでわかりました。
まだまだ寒い日は続くし、朝10時でも月が見えてるようなドーソンシティですが、なんとか生きています。太陽の光の下でTシャツ・短パンで走れる日を夢見ながら春を待ちます。
では皆さんもお元気で!