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2022年5月24日

クワバラ

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突撃!隣のトレイルランナー(石川弘樹の巻)

桑原です。先週は礒村さんと一緒に、とあるレジェンドトレイルランナーのご自宅にお邪魔してきました。

そのレジェンドというのは石川弘樹さん。日本のトレイルランニングのパイオニア中のパイオニアで、かれこれ20年も前から日本人なんか誰もいないアメリカのレースで結果を出していた恐るべき男です。そのパイオニアっぷりは以前RBRGブログで内坂さんも取り上げています

ちなみにレジェンドと言いつつも桑原とは同い年(笑)。

 

お邪魔した目的は、RBRGのクラブのコーチも務める礒村さんが、今年チャレンジするロッキーマウンテンスラムに関する情報収集?取材?のため。ロッキーマウンテンスラムとは、前出の記事内でも触れていますが、アメリカロッキー山脈を舞台とした伝統的な100マイルレースのシリーズ戦で、ビッグホーン、ハードロック、レッドヴィル、ワサッチ、ベアーのうち4レース以上を同一年に完走するというチャレンジ(うち、ハードロックとベアーの完走は必須)。前出の記事でも触れられていますが、弘樹さんは2004年にロッキーマウンテンスラムを達成しています。しかも、ロッキーマウンテンスラムは2021年までのべ61名の達成者がいるのですが、その中で20代で達成したのは2004年の弘樹さんだけ。先見の明がありすぎてよくわからないことになっています。

ロッキーマウンテンスラムの歴代達成者たち

初めて訪れた弘樹さんの自宅はトレラン博物館というのがふさわしい感じ。歴戦の証である数々のレースバックルや完走証が部屋の至るところに飾られていました。

また、弘樹さんはとても几帳面な性格なので、過去のレースに関する情報や新聞の切り抜きなどをファイリングしていました。分厚いファイル1冊に1年分の情報がぎっしり詰まっている情報量です。

これは2003年の新聞、BIGHORNについて書かれています。弘樹さんの持っているのが、その年の情報がぎっしり詰まったファイル

僕は6月にロッキーマウンテンスラムのレースの一つBIGHORNに出場するので、おまけでついていった感じなんですが、他では見ることも聞くこともできない貴重な情報の洪水を浴びて、すごい楽しい時間を過ごさせてもらいました。

日本国内でも魅力的なレースが増えてきたし、最近では日本でアメリカのトレランカルチャーが語られることもあまりなくなってきました。それはそれで国内のカルチャーやコミュニティが成熟してきた証拠だと思うのですが、やっぱりカルチャーの歴史やルーツに触れるのって楽しいなと思った1日でした!

弘樹さん、お邪魔しました!!

ロッキーマウンテンスラム完走の証の切り株。弘樹さんの名前やレース名が手彫りで刻まれていまる。

PROFILE

クワバラ | Kei Kuwabara

Run boys! Run girls! 店主。体重が増減しがち。その分ダイエット得意がち。2020年に何かの大会で10位以内に入るプロジェクト」通称「にな10」を立ち上げるもコロナ禍やなんやかんやで頓挫。UTMF、UTMBや、Pine to Palm(Oregon / 100mile)、OMM (UK)などを完走しています。

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