あなたが帰ってこない
連絡なし、音信不通。終電が過ぎてもあなたが(とその仲間も)山から帰ってこなかったら、家族や友人はどうしたらいいでしょう?
あなたがその日の「トレラン予定」を家族や友人たちに伝えているのなら、とりつくシマがあります。
走ったであろう山の管轄の警察に連絡をとって、あなたの「トレラン予定」を説明しましょう。あなたが通過した(はずの)コースやその時刻が推定されるので、警察は対応、捜索しやすくなります。
東京の山の捜索や救助は警視庁が受け持っていて、山域に応じて3つの警察署が現場を受け持っています。
トレラン人口も増え、事故も起きていないわけではないので、トレイルランナーも事前に警察に「登山届」つまり「トレイルラニングの予定」を出そうよ、という意見があります。
「登山届/トレラン予定」は警察署のホームページに載っている書式用紙(PDF)を印刷して、そこに必要事項を記入して管轄の警察署に郵送するかFAXで。あるいは交番、警察署に直接出向いてもいいし、駅、登山口などに設置してある登山届ポストに入れればいいんです。
だけど、ちょっとめんどい
そう思うなら、警視庁が紹介している「Compass」登山計画(つまりトレラン予定)作成アプリ(無料です)を利用しませんか。フォームに要項を書き込んで予定を作り、「Compass」にアップしておくんです。URLが発行されるので、家族、友人と共有しておきましょう。もしあなたに何かあったら、そのURLをもとに、みんなと相談できるし、解決しそうにないなら、そのURLを警察に知らせましょう。通常の「登山届」と同じだから同じように対応してくれます。
なお、「Compass」は下山予定から3時間を過ぎて、あなたが下山通知をしないままだと、あなたに「山を下りていますか?」と確認メールを送ります。それでもあなたから連絡がないと、緊急連絡先(家族や友人)に「下山が確認できません」とメールを送ります。「心配だなあ」ってことです。
おまけ
その日、そのとき「ワタシはいまここにいますよー」と現在位置をライブで伝えたいならこちらをどうぞ。あなたは大切な人を心配させていませんか?