色々楽しいことを思い出したよね。〜モントレイル戸隠マウンテントレイル2023
桑原です。先週末はモントレイル戸隠マウンテントレイルに参加してきました。昨年6月のBIGHORN100からかれこれ一年ぶりのレース出場です。
出場のきっかけは、僕がトレイルランニングを始めた2011年から所属しているトレイル鳥羽ちゃんというチームがあるんですけど、その中の高張さんって方(上の写真右から二番目でグリーンのウィンドシェルを着ている方)。
彼はいつもトレラン初心者を優しめのトレランに連れて行ってくれて、みんなからは”ゆるふわ部長”と呼ばれてるんだけど、ここ5年くらいコンディション崩しててトレランをお休みしてたんですよね。そんな彼が昨年末くらいからトレランを再開したというので、じゃあまたみんなで走ろうとなり、「時期的にも距離的にも戸隠がいいね」というゆるふわ部長の一言で鳥羽ちゃんのメンバー数名でエントリーしました。
20kmで獲得標高も丁度良いレースってことで、天狗練のジャッキーに声をかけたら、ジャッキーと鵜飼さんの2人も参加することになりました。ジャッキーのチームRUN OR DIE(ROD)のメンバーも元々参加予定だったみたい。あと、鵜飼さんは初のトレランレース!。
そして、こっからがなんか凄いことに。元々参加予定だったトレイル鳥羽ちゃん、RODのメンバーに加えて、ジャッキーや鵜飼さんが周りのいろんな仲間を誘いまくり、さらには大人気ポッドキャスト「テングラヂオ(今回の戸隠回もすでにアップされていますよ!)」の影響もあり、トレイルランニングが久しぶりの人、大会に出るのが初めての人、普段は20kmのショートレースには出ない人、テングっ子(テングラヂオリスナーの愛称、リトルトゥースみたいなもの)と、本当に沢山の人がこのレースにエントリーしたみたいです。お店でも何人かから「テングっ子です、今度戸隠でます!!」みたいなことも言われました。
トレイルランニングというアクティビティが広がり、さまざまな情報も行き渡り、ランナーの走力レベルの平均値も過去に比べてだいぶ上がっているなと年々感じます。一方で、仲間内全体のレベルが上がると、初心者やブランクのあるメンバーとのちょっとした心の距離も生まれたりするもの。なので、レース会場にいろんな知り合いがいて走力やランニング歴に関係なくみんなでワイワイするこういうお祭り感のあるレースってやっぱりめちゃくちゃいいなと思いました。
かくいう自分もライフサイクルの変化もあったりして、実は2015年のUTMB以降100マイルレースを完走していないし、ここ数年はレースにもほとんど参加してなかったんだけど、ブランクとかを引け目に思うことなく、めちゃくちゃ楽しめました。最後コース外れて1kmくらい余分に走ったり、順位も全体の半分くらいで、まぁ成績とかは過去の自分からすると全然不甲斐ないんですが、そういうことも気にならず、道中の仲間との会話を楽しんだり、素晴らしい天気とコースを満喫させてもらいました。
大会に誘ってくれた部長も無事完走。本当に嬉しかったみたいで、帰りの道中ずっと大会のことを熱く語っていました。彼がしばらくトレランをお休みしていたのを知っていた僕らも、彼が完走して嬉しそうにしているのを見て胸が熱くなりました。
他にも、初参加の人や久しぶりにトレイルレースを走った人が色々レースの楽しかった思い出や、それぞれの想いをSNSにあげているのを見て結構グッときたし、「あぁ、やっぱりトレイルランニングっていいよなぁ。」ってシンプルに思いましたね。
そして、自然の中を走ることや、自分に向かい合うことそのものに価値があってみんなが惹かれる本質はそこ、距離やタイムはその中の指標の一つにすぎないな、っていうことを改めて強く感じました。
自分としては、また100マイルを完走できる自分になりたい、という想いはあるんですが、自分もレベル感関係なくずっと楽しんでいたい&こういう誰もが楽しめるシーンを自分たちも作っていきたいなとも思えましたし、常にそういう場を作っているレースやイベント運営者の皆さんへのリスペクトを強くしました。そして、主催のKTFさん。前日の超悪天候を経て色々大変だったと思いますが、大会運営本当にありがとうございました。
なんか取り留めなくなっちゃいましたが、とにかくトレイルランニングって楽しいよね!って改めて強く思ったレース参加でした。また来年もいろんな仲間と参加できたら嬉しいな!!