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GEAR

2023年7月11日

クワバラ

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スタッフのお気に入りアイテム、ちゃんと推さなきゃ伝わらない問題に向き合う #1「真夏に活躍するアイテム達 前編」

ちょっといつもと違うスタイルのギアレビューを始めてみます。

Run boys! Run girls! はトレイルランニングギアの取り扱いをメインとしたランニングショップです。様々なトレイルランニングの経験を持つスタッフが、いろいろなシーンを想定してそこにフィットするギアをセレクトしてみなさんに紹介しています。

だから、仕入れているものには全て、どうしてそのアイテムをいいと思ったか、どういう部分を気に入っているか、というセレクトした理由があります。

でも、スタッフが気に入っている商品って意外とパッと見ではその魅力が伝わらないものも多かったりします。ライフスタイルよりの商品だと尚更。

決して魅力を伝えてないわけじゃないんですよ?商品紹介ページやインスタでも紙幅を割いて魅力を伝えようとしています。だけど、やっぱりスタッフのお気に入りって、もうちょっと突っ込んだレビューがないと伝わりにくかったりもするんですよね。

ということで、スタッフお気に入りのアイテムにもう一歩踏み込んでレビューをしようというのがこの

「スタッフのお気に入りアイテム、ちゃんと推さなきゃ伝わらない問題に向き合う」

です。あ、ちなみにこれ👆レビューのタイトルですからね笑

今回は桑原が最近愛用している

この写真に写っているアイテム達を紹介します。


▶︎キャップ
Daybreak Cap / HOUDINI
 
▶︎Tシャツ
MT Cotton T-shirt / subtle voice
 
▶︎パンツ
Road To Mountain Camplovers Pant / Columbia
 
▶︎サンダル
Venado Premium Cabra -Winged Edition- / LUNA SANDALS


ぱっと見では、なんの変哲もないウェア/ギアに見えると思うんですけれど、これらのアイテムの共通点は

真夏に活躍するアイテム達

ってこと。このじめじめと暑い今年の夏を快適に過ごす手助けをしてくれますよ!!

それでは順番に見ていきましょう。
 

Daybreak Cap / HOUDINI

商品が表示できません

やっぱり夏ですからね。日差しを防ぐキャップが役に立ちます。

自分でもThis is my cap なんていうつばの短い、トレイルから日常生活まで幅広く被れるキャップを作っているんですが、なんだかんだつばの長めのキャップも好みです。

Daybreak Cap はツバが長くて、浅めのクラウンで被ったときのシルエットがすごい好きなんです。あと、ぱっと見なんの変哲もないキャップに見えるのに、45gと重量も軽いし、ツバも柔らかくて持ち運びにも便利、デザインはシンプルだけどカラーリングがいい感じ、と結構推せるポイントが勢揃いなんですよね。

このシルエットの美しさ、伝わりますでしょうか??

素材はリサイクルを50%含むポリエステルで、防風性、透湿性、耐久撥水(DWR)加工、UPF50+ など、フィールドを前提としたスペックなので、普通のキャップに比べて蒸れが少なくて良いです。

実は数シーズン前から販売している商品だったりするんですが、意外と知られていないなー、と思ったんでご紹介。フィールドでも街中でも使える大人っぽいキャップを探している方には間違いなくオススメです。
 

MT Cotton T-shirt / subtle voice

商品が表示できません

半年前の展示会で何気なく出会ったブランド、subtle voice(サトルボイス)が提案するのがこのMT Cotton T-shirt です。

名前の通り山でも着られるコットンTということなんですが、最初はあんまり食指が動きませんでした。だって、速乾性の高い化繊Tシャツだって暑い山では汗でびちゃびちゃになるんだから、山で着られるコットンTなんて言われてもそんなわけないって思っちゃいますもん。

でも、subtle voiceスタッフの塙さん「正直、トレイルランニングには向いていないと思います。」と一言目からちゃんと言ってくれたんで、逆にすごい信頼できると思いました。

結局展示会後の最初のオーダーでは、「まずはどんなものか着てみよう」と自分のものだけ注文して、お店用のオーダーはしなかったんですが、自分で街用に着てみてめちゃくちゃ良かったんで、ちゃんとお店で販売したいなと思って改めてオーダーしました。

お気に入りポイントはこんな感じ。
 

1. 生地厚がめちゃくちゃちょうどいい

Tシャツの生地の厚さって結構重要なんですよね。薄すぎるとてろんとしてしまうし汗で肌に張り付く。逆に厚すぎると重かったりシンプルに着ていて暑かったりします。

そんな中、このMT Cotton T-shirt を着た最初の印象は「生地厚が絶妙!」というものでした。張りのある生地感ながら、ヘビーオンス(肉厚)というほど重くなく、それでいて綺麗なシルエットが出る絶妙な生地感なんですよね。

実際、生地厚のちょうどよさはsubtle voiceさんもこだわったそうで、一般的なヘビーオンスTシャツって5.6ozより上のものを指すのに対して、MT Cotton T-shirt のオンスは5.3ozという絶妙なところを狙っています。

と言っても数字だけでは生地厚加減はわかりにくいので、是非着て体感して欲しいなと思います。
 

2. シルエットがめちゃくちゃちょうどいい

桑原180cm ガッチリ、Lを着ています。

まぁこれは完全に好みではあるんですけど、最近は僕もTシャツをシルエットでかめに着たいんですよね。今の世の中的な気分っていうのはもちろんあるけど、おじさんのたるんだお腹のラインとか見せたくないじゃないですか笑。

その辺も、MT Cotton T-shirt はちょうどいいんですよね。着丈長め、身幅広め。結構大きめのサイズ感になっています。僕がきているのはLサイズなんですが、僕が普段着ているXLサイズって言われても違和感がない感じ。ただ、袖幅や袖丈はそこまでないので、普段Lを着ている人が着てもいわゆるブカブカには見えないようにうまく調整されていると感じます。

で、このサイズ感がただオシャレ的なシルエットのためだけじゃないっていうのがいいんですよ。着丈の長さはザックを背負うことだけではなく、お腹が冷えないようにパンツインすることも想定されています。普段着でもTシャツパンツインするスタイルも定着してきましたから、そういう意味でもオンオフの境目がない感じがいいですよね。
 

3. 汗抜けが良い

でね、着て生活をしてみて思いました。「このTシャツ、やっぱり汗抜けいいな」って。生地の厚みが絶妙と書きましたが、と言って目が荒いわけではない、なのに通気性がいいんですよね。結果としてコットンTシャツを着て汗ばんだ時のあのジメッとした感じになりにく、めちゃくちゃ湿度の高い今の時期にも快適に着られます。

天竺編みの張りのある生地感は肌離れのよさに、広めの身幅は風通しの良さにつながっているということはわかるんですが、それだけではない何かがあるように感じます。

ちなみに、subtle voice さんではこの生地を”天然素材NEO COOL COTTON”と呼んでいます。「ぱっと見普通の天竺編みのコットンなのに、どうやって山でも使えるとうたうような機能性を持たせているんですか?」と聞いたら、それは企業秘密ということで教えてもらえませんでしたが、逆に企業秘密にするような独自の技術が用いられているのが、この MT Cotton T-shirt ってことです。

ちなみに、詳細は企業秘密ではあるものの、吸水性、吸湿性だけでなく、汗の拡散性も考えた生地の構造になっているとのこと。コットンTながら、もはや化繊のランニングウェアの様な考え方で開発されているのが印象的でした。

ちなみに5月のそこまで湿度が高くない日に、グループランでこれを着て走ってみたら意外にもそこまで不快にならずに走れました。気温や湿度が高くなかったとはいえ、汗っかきの僕でも汗がたまらなかったのは印象的でした。

また、意図的に数日間洗濯しないで着てみたりしたんですが、汗が残りにくい分他のコットンTに比べて、匂いが臭くなりにくい印象もあります。

なお、ランや山で使う場合は化繊のような速乾性を期待せず、どのくらいの暑さや発汗でTシャツに汗が溜まりそして乾いていくか、というのを少しずつ自分で試しながら使うフィールドを広げていくのが良いのではないかと思います。
 

4. 細部まで気が利いてる

他にもこのTシャツは細かいところに気が利いています。

まずは、胸ポケット。このポケットの内側にナイロンのループがついていて、一瞬「これなんだろう?」と思うんですが、これはサングラスを引っ掛けておくためのループなんです。

サングラスって、胸ポケットやTシャツの首周りに引っ掛けておいても、ふと屈んだ瞬間に落ちたりすることないですか?

MT Cotton T-shirt は内側のループにサングラスのテンプルを引っ掛け、ポケットの中にサングラスを収めることで、サングラスの落下を防止し、レンズに傷がつくことを防いでくれます。

実際にここにサングラスを納めて色々動いてみましたが、本当にかがんだりしてもサングラスが落ちません。ポケットの深さに関しても、サングラスの収まりを考慮し、開発の段階でたくさんのパターンを出して最適化したとのことです。本当に気が利いています。

撮影時、サングラスを引っ掛けているのがわかるように外に出したんですが、正しくは2枚目の写真のようにポケットの中に収めるのが正解です。紛らわしくてすみません。ちょっと余計なことしちゃいました😆

また、肩のステッチをさりげなく後ろにずらして、バックパックのショルダーハーネスが一番力のかかる位置を外しているのも、ちゃんと山での使用を前提にした仕様で良いなと思います。

それから、色味もコットンTならではの優しい色合いがいいんですよね。僕はインディアインク(スミクロ)と写真のシルバーリーフ(写真はおろしたてのため折じわがついててちょっと恥ずかしい…)の2枚を持っているんですけれど、どちらもハッキリしすぎない色合いが気に入っています。洗いをかけると風合いが増す感じもまた良いんですよ。丁寧に作られているのがわかるんで、こちらも着ていて愛着が湧いてきます。

ちなみに、カラーについてもこだわりがあるようで、耐光性の高い染色方法を採用しているとのこと。ただこの染色方法は再現性が厳しいため、基本的に一度作ったカラーは再販しないそうです。

絶妙な色合いに背後にも色々なこだわりがあったんですね。

ばんりが着ているフォレストネイビーも普通のネイビーとは違う独特な色合いなのが良いです。168cmのばんりがMサイズを着るとこんな感じになります。

5. リピート率が高い

最後は、もはやお気に入りポイントではないんですけど、このTシャツって1着買った人のリピート率がとても高いんです。

僕がまずそうなのと、スタッフマツイも気に入って2枚目を買っていたし、このTシャツを薦めた友人もとても気に入って2枚目を買おうとしていました。お店のお客さんでも、先日2着目を買いに来てくれた方がいました。

パッと見では普通のポケTにしか見えないし、9,900円は高く思えるかもしれないんですが、買ってきてみるとそれだけの価値を感じる、そして2枚目が欲しくなっちゃうそんなTシャツだと思います!

長くなってしまったので今日はここまで!

次回は、

▶︎パンツ
Road To Mountain Camplovers Pant / Columbia
 
▶︎サンダル
Venado Premium Cabra -Winged Edition- / LUNA SANDALS

をご紹介します!!

クワバラ

PROFILE

クワバラ | Kei Kuwabara

Run boys! Run girls! 店主。体重が増減しがち。その分ダイエット得意がち。2020年に何かの大会で10位以内に入るプロジェクト」通称「にな10」を立ち上げるもコロナ禍やなんやかんやで頓挫。UTMF、UTMBや、Pine to Palm(Oregon / 100mile)、OMM (UK)などを完走しています。

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