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2021年8月12日

リョウ

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Western States優勝者Jimの恐るべきトレーニング

先月アメリカで行われた、世界で最も歴史の100マイルレース「Western States Endurance Run」(WS)。

その大会で今年も圧倒的な強さで優勝したJim。ゴールタイムは14:46:01。

JimはこれでWS3度目の優勝。2019年にはコースレコードを樹立しています。

またJimはアメリカのマラソンオリンピック選考レースに出たり、100kmウルトラマラソンの世界記録に挑戦したりと、トレイルだけでなく、ロードも強い紛れもない世界トップ選手です。

そんなjimのトレーニングはSTRAVAで公開されています。

https://www.strava.com/pros/jim-walmsley-1635688?hl=ja-JP

興味本位で見てみたら、凄まじい内容だったので、その内容をシェアします。

圧倒的練習ボリューム

これはWS前の最もボリュームの多い4週間のサマリーです。

見てわかる通り、圧倒的なボリューム。 走行時間、距離、累積どれをとっても「すごい…」しか言葉が出てきません。
wsは下り基調で登りは約5500mと決して多くありません。それでもこれだけ登るのかと驚きました。

wsは力を入れているレースであると思うけど、年間のメインはUTMBでそれを見据えてのトレーニングなのかな、とも思いました。

1つ1つのトレーニングを見てみても過去1ヶ月で平地を走ってるのはインターバルや簡単なたまにのジョグだけで、それ以外はどのログもトレイルを走っています。

また、これだけのボリュームを行いながら練習はほとんど一日一回のみというのも驚きです。

レースペースに近いスピード

トレーニング一つ一つを見ていくと極端にペースが速かったり(あくまでjimにとって)、一回で50km以上走る頻度はそこまで多くありません。


その中でペースに関する特徴でいうと、100マイルのレースペースに近いペース(それよりも少しゆっくりなのが多い印象)で走っているのが多かったです。


ちなみに一回で一番長かったログ。速すぎますw

そして これだけのトレーニングをしておきながら、翌日も普通に走ってました..

高地トレーニング

これだけのトレーニングボリューム、質の高さだけでもすごいのに、これらの練習のほぼ全てを高地約2200mで行っています。

自分は過去これより少し低い標高で過去高地合宿を行ったことがありますが、そのきつさは平地とは比べ物になりません。インターバルなどでは体感的に平地に比べて5〜7秒/kmくらい遅くなるイメージです。

そしてリカバリーも平地に比べると遅れると言われています。そんな環境でトレーニングも、恐らく生活も行いながらこれだけのトレーニングを行うなんて …

そりゃ強いわけです。


やはり強い選手はそれだけのトレーニングをしてるのは間違いないですね。

PROFILE

リョウ | Ryo Murata

村田 諒、1992年生まれ、トレイルランニングにハマりすぎて高尾に引っ越し。リモートワークという働き方をしながら仕事もトレランも場所を問わず、思う存分楽しんでいます。2018年STYニューヒーロー賞、アジア各国のミドルレンジレースで入賞を果たす。2019年にはHURT100で100マイラーに。今後はロングトレイルをメインに走っていきます。

WEB: http://mroom.jp/

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