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2025年3月12日

りょー

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唯一無二のトレイルランニングシューズ THE NORTH FACE / Summit VECTIV Pro 3



今年も続々と各社から新しいシューズがリリースされていますが、個人的にロングレース向けで、最注目のシューズがTHE NORTH FACEの『Summit VECIV Pro 3』

シューズの良し悪しはランナーの皆さんそれぞれが、シューズに何を求めるかによって大きく異なってくるかと思いますので、このシューズを紹介する前にまず自分が求めるシューズ(長距離を走る場合)の特徴について書きたいと思います

自分が求めるシューズの機能
・クッション性
・反発力及び推進力
・軽量性
・高いフィット感
・広めのシューズシェイプ

個人的にロングレースにおいてシューズに求めるものが上記の5項目


自分の場合はテクニカルなトレイルパート、特に下りを得意としている一方で、ロングレースだと比率が高くなる林道・ロードパートを大の苦手としてきたので、この走れるパートを攻略するために、これまでのロングレースなどではトレランシューズではなく、ロードシューズで走ることが多かったです

ロードシューズでトレイルを走るというとやや極端になりますが、端的に言うとグリップ力が高いモデルよりも、フラットな路面で無駄な力を入れなくても転がるシューズというのが自分の求めるロングレースにおいての理想のシューズになります


さてここからやっと、『Summit VECTIV Pro 3』の紹介になりますが、このシューズは自分が求める要素の大半を満たしたシューズであり、既存のロードシューズにもトレイルシューズにもない唯一無二のシューズだと思っています


『Summit VECTIV Pro3』の特徴

1.前作より7mmもUPした超臨界発泡素材のミッドソール
2.2種類の異なる機能を持ったカーボンプレート
3.カーボンプレートとともに高い推進力を生む、ロッカー形状のソール
4.安定性を生み出すワイドなシューズ形状

まず1つ目のミッドソールとなりますが、なんと今回前作のVECTIV PRO 2よりも7mmアップ(ヒール:32mm➡︎ヒール39mm、フォア26mm➡︎フォア33mm)とシンプルにクッション性がアップしています

カーボンシューズにおいてはカーボンプレートの反発力でスピードが出るものの、プレート自体の硬さや反発力によって脚への負担も強くでる場合もありますが、このクッション性のアップで自分のような一般ランナーでも履きやすいシューズになっています

ちなみに素材はPebaxとTPUの超臨界発泡素材になっており、非常に弾力がありなおかつ軽量です

2つ目、このシューズの一番の肝となるのが2種類のプレート
上の写真の中央にあるフォーク型のプレートがカーボン素材でシューズの反発性能を担っています

そして、一番右にある3Dプレート(カーボン及びTPUの混合素材)が不安定になりがちな厚底シューズのブレを抑える機能を持つ素材で、ブレを抑えることで力が左右に散らばらず、しっかり前に伝えることができます

3つ目がより深い位置からカーブが始まるロッカー形状のソール
足を入れるとびっくりするほど前に転がるソール形状なので、地面を蹴るというよりも足を置くだけで、力を入れなくても前に進んでくれます

最後に安定性をもたらす、幅広な前足部の形状
これは安定性というメリットもありますが、足幅が広い方が多い日本人にとっては足の形状が合いやすいというメリットもあります

ちなみに自分は足長からいくと25.5cmがベストですが、幅が広いためこの何年かは致し方無く26cmのシューズを履いてきました
しかし『Summit VECTIV Pro 3』に関しては25.5cmで履くことができたので足が広めの方でも合いやすい部類のシューズだと思います



『Summit VECTIV Pro 3』の不向きな部分

これまで『Summit VECTIV Pro 3』の特徴を説明してきましたが、その特徴ゆえにオールマイティなシューズというわけではありません

まず、大前提としてロング向けのシューズになります
長い距離を走る予定のない方やこれからトレランを始めたいという方には不向きなシューズになります
ショート〜ミドルがメインの方にとってはもっとミッドソールが薄く、より軽量なモデルの方が相性が良いかと思います

また、『厚底+ロッカー形状+ワイドなソール』はテクニカルな下りなど細かい足さばきが求められる場面では操作がしにくいです
これは『Summit VECTIV Pro 3』のみでなく、同じような特徴のシューズでも当てはまる部分かと思います 

冒頭でも書きましたが、トレイルの下りが得意で尚且つ走れるパートのタイムを圧縮したいという方には非常に力になるシューズですが、逆にトレイルが苦手でロードが得意という方には別のシューズの選択肢もあると思います


まとめ


長くなりましたが、まとめになります

『Summit VECTIV Pro 3』はどんな人にでもお勧めできるという万能シューズではないですが、自身の用途と走りの特徴などと照らし合わせてフィットする人には非常に武器になるシューズになると思います

個人的にはこれまでロード・トレイル、いずれのシューズの場合もカーボンの入ってない厚底シューズだと、クッション性は良いが推進力が足りない

カーボン入りのロードシューズの場合、不安定でトレイルでは厳しい
トレランシューズの場合もカーボンの硬さや反発の強さが脚に来てしまい長距離レースで使うには厳しいという印象がありました

そんな中で今回の『Summit VECTIV Pro 3』はそれらの問題をうまく解消して、推進力とクッション性を両立したこれまでにない唯一無二のシューズではないかと思います

3/14(金)から発売となりますので、気になる方はぜひ店頭に足を入れに来てみてください🙋

※ちなみに3/16(日)より、高尾の「Mt.TAKAO BASE CAMP」にてレンタルサービスもスタートするようですので、お近くの方は実施にフォールドで試してみることもできますよ


PROFILE

りょー | Ryo Hirano

走るのも歩くのも、装備は軽く、距離は長いのが好きなランナー兼ハイカー。日本の山はもちろん、特にアメリカを中心としたトレイルレース、ロングトレイル好き。
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主な参加大会:ハセツネ、山中温泉トレイル、ONTAKE100km、信越五岳100k、Speedgoat50km(US)、Pine to Palm100(US)など
ロングトレイル:Jhon Muir Trail(US)、Te Araroa Trail(NZ)など

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