あの美しき稜線へ『第一回 会津那須越県ロングトレイル』走ってきました!
こんにちは、ミズコッシーです。
秋のチャレンジレースは何にしようかなーと思っていた6月頃、ふとFacebookのオススメに流れてきたこちらの動画。
壮大な山域に、一つの美しい稜線を駆ける一人のランナー。
山を愛する人なら誰もが目を奪われ、自分がここを走っている姿を重ねたくなる魅力的なムービーです。
こんなにワクワクする映像を見せられたら、エントリーしないわけにはいきませんでした。
記念すべき第1回目となるレース
『会津-那須越県ロングトレイル 2019』
先週末の9/21(土)- 9/22(日)の2日間、このレースに参加してきました。
『会津-那須越県ロングトレイル2019』
http://minatoshiki.com/longtrail2019/
https://www.facebook.com/aizunasulongtrail/
2県5市町村(福島県南会津郡下郷町~岩瀬郡天栄村~西白河郡西郷村~栃木県那須郡那須町~那須塩原市)の山々が舞台となる、壮大なロングトレイル。
スタートは福島県会津若松にある人気観光スポット「大内宿」
ゴールは歴史ある温泉地として有名な栃木県那須の「板室温泉」
距離92km、累積標高7,094m、制限時間24時間
このコース概要は、国内屈指のハードな大会になること間違いなしのプロファイル。
エイドは1箇所(水場は数カ所)、コースマーカーも最小限という、走力だけではないマウンテンフィールドでの真の実力が試される本格派レースです。
僕自身、久しぶりにワクワクと不安が止まらないアンビバレントな気持ちが押し寄せてきました。
<コースの特徴>
登りはほぼ直登 一気登り!
大きな山場は4回。
一つ一つの山が急傾斜の一気登り直登ばかり。。。
ほぼ垂直でロープ必須な箇所も何箇所かありました。
下りも激下りでテクニカル
実は登り以上に厄介だったのが、テクニカルな下り。
登り同様に短い距離で一気に下るので、傾斜もきつく慎重に行かないと危険な箇所多数。
木や石を掴んで降りる箇所も多いので、今回グローブを持って行って正解でした。
また、夜間は多少ガスっていたのでハンドライトの灯に助けられました。
意外と多い林道、峠道が曲者
山々を繋ぐ道は林道、峠道が比較的長く、実はこれがけっこう曲者。
特に10km地点〜24km地点の走れるロードの登りと38km地点〜48km地点の下りロードがポイント。
林道苦手な自分にはちょっときつかったけど、ここを走りきれればさらなる記録アップに繋がるので、もう少し頑張れれば良かったなと。
とにかく単調で眠かった。。。
全体のトレイル率としては60%ぐらいかと思われます。
大会のハイライト!裏那須の稜線へ!
最大の山場は60km地点から7km弱で一気に約1200mアップした先の三倉山・大倉山・流石山の連なる裏那須連山 。
この山こそが今大会のハイライト!
冒頭の動画にある、あの稜線へ!
事前の雨予報から一転、晴天に恵まれ最高の景色の中を走れました!
気分は完全に動画の眞舩さんになった気分。
いやー、想像以上に本当に気持ちよかったです!
大会 振り返り
盛大なロスト祭り
事前の告知通り、マーカーや誘導は最小限。
そのため各所でロストが多発した模様。
実際に僕もプチロストを含めて3回ほど。
周りのランナーもほとんどが一度はロストしており、その度に順位が目まぐるしく変わるサバイバルな展開でした。
これに関しては来年以降、マーキングや人の配置など改善してくれるでしょう。
個人的な結果は大満足でした!
・17時間44分10秒
・13位/135人
7月の「ONTAKE 100K」の体たらくから気持ちを改めて目標にしてきた今大会。
「18時間以内、全体の上位10%以内」
が目標」だったので、ほぼ狙い通りの結果!
普段 順位とか特に気にせず走ることの方が多いですが、たまにはこういう意識持つのもアドレナリンが出て良いもんですね。
手元の時計で計測した感じでは、距離は約90km、累積標高は5,300mと事前発表ほどではなかったのかな。
とはいえあの直登の連続は数字以上に登りに登った印象。。。
その熱さ、松岡修造並み!?実行委員長の眞舩さん
とにかく熱い、サロモンアスリートであり大会実行委員長の眞舩孝道(まふねたかみち)さん。
https://www.salomon.co.jp/softgoods/team/rider/13/mafune-takamichi
大会前のFacebookやInstagramでの告知からうすうす気づいてましたが、とにかくこの方、熱い!
そして純粋で、飾り気がない、素敵なお人柄でした。
大会中も各所に応援に駆けつけてくれ、ランナー1人1人に声援を送ってくださいました。
そんな眞舩さんの情熱があってこそ行政が動き、街が協力し、地元の仲間が動き、ボランティアが集まり、ランナー走り、フィールドと人が繋がる。
大会としては第1回ということもあり、運営面で若干チグハグ感は見受けられました。
でも、それも初々しい1回目ならではの魅力の一つ。
荒削りで不器用で、
純粋でストレートで、
温かくて優しい。
まるでアーティストのファーストアルバムのような初期衝動の魅力に満ちた大会でした。
さらなるロングレースへ向けての構想もあるそうで、来年以降の発展がとても楽しみ。
いずれ東北を代表するレースに成長することを期待してます!
大会に関わっていただいた全てのみなさま、ありがとうございました!