出張版トモズセオリー#11:LAST SAMURAI STANDING
ウルトラランニングには色々な形がある。自分が愛して止まない100マイルもあれば、HK4TUCのような200マイル近いものもある。その中でも新しいジャンルが出てきた。
その名もBACKYARD ULTRA(バックヤードウルトラ)。あの世界一過酷なバークレーマラソンズ主催のラズが2012年から開催している大会だ。
概要はこんな感じになる。
- 6706メートルのコースを1時間以内に走ること。
- 次の1時間までの残り時間を自由に使える。
- 各ループは厳密に1時間毎にスタートします。
- スタートする3分、2分、1分前にホイッスルで警告音を鳴らす。
- 全ての出走者はスタートの合図と同時にスタートしなければならない。
- これを最後の1人が残るまで継続する。
- 最後にコースを1時間以内に走り切ったものが勝者となる。
- ループ中にサポートを受けることは出来ない。発覚した場合は即失格。
- ループが終わり、次のスタートまではサポートクルーによるサポートを受けてもOK。
制限時間:最後の1人が残るまで(世界記録64時間・2020年2月現在)
表彰対象:優勝者はラズがアメリカで開催しているBIG BACKYARD ULTRA(世界大会)へのゴールデンチケットが取得できる。
オリンピックにはウルトラランニングというカテゴリーがない。ただバックヤードウルトラこそ「我慢比べ」の世界一決定戦なのではないかと思う。
東京オリンピックが解される2020年に日本大会を開催させて頂くことになった。記念すべき第一回は16名の出走者が集まり、2月8日(土)正午12時にスタートした。
最後に残る一人は誰か全く想像できない。
だからこそ、この目で歴史的瞬間を目撃者したい。
RD_TOMO